村松⇔大村のトレード報道が事実を歪曲している点について

■　トレードについて（ホークス公式）
■　福岡ソフトバンクホークスとのトレード成立のお知らせ（檻公式）

　レギュラーシーズンも終わり、トレードがいつどのような形で起こってもおかしくない頃なんですが、いきなり出てきたのがこれ。
　正直なところ、「なんじゃそら」ってのが、第一印象です。
　どちらもFA持ちですし、特に大村はFAでMLB移籍を試みてもおかしくないわけで、両球団ともどーすんのさ？　とは思わずにいられません。
　ですが、報道を追ううちに、別の点が、ひょっとしたら今さら引っかかる人の方が少なくなったのかも知れませんけど、それでも私にとっては絶対に無視できない点に、引っかかりを覚えたのです。

■　ソフトＢ・大村とオリ・村松が交換トレード（サンスポ・2008年10月31日）

＞このトレードはかつての所属チームに復帰する形となった。

　いや、大村は今のオリックスに所属してないから。

■　村松と大村が交換トレード　ともに古巣へ復帰（スポニチ・2008年10月31日）

　古巣じゃないから。

■　ソフトＢ大村とオリックス村松がトレード（ニッカン・2008年10月31日）

＞かつての所属チームに復帰する形となった。

　だからかつての所属チームじゃないから。

■　村松と大村が交換トレード　ともに古巣へ復帰（デイリー・2008年10月31日）

はいはいデイリーデイリー（嘲

　あのね、NPBの公示を調べりゃ分かる話だけど、大村が合併球団に在籍したことなんて、みじんもないんですよ。
　合併さんたちがどー言いたいのか知らないけど、事実として大村は、大阪近鉄バファローズから福岡ダイエーホークスに移籍したんです。
　当事者も、それが分かってるからこそ、こんなみみっちい争いをしたわけだし。
　球団合併問題から4年。風化という言葉を肌で感じます。そして、メディアがそれをなんとも思ってないことも。
　あのとき関西で、流れに抗ってた人々の思いは、ますます鬱陶しがられて、無視されて、捨てられるんでしょうね。
　とはいえ、関西を出てったとこで、どーせ「関西人」という色眼鏡でしか見られなんですけどね。
　所詮そういう扱いしか受けないのは、もう分かってますから。
　閑話休題。そんな中、唯一マトモっぽかったのが報知なんですが、

■　村松と大村が交換トレード…オリックス＆ソフトバンク（報知・2008年10月31日）
↑の魚拓（2008年10月31日取得）
さらに一部拡大の上囲み（同日作成）

　とりあえず明日からは楽しもう、うん。