1試合を最後まで投げきりながら負け投手となる「完投負け」。今年のパ・リーグでは数多くの完投負け試合が生まれました。今回はそんな完投負け記録について見てみたいと思います(ただし、途中コールドとなった試合は除きます)。
まずは、チームごとに完投負け試合の数をまとめたグラフをご覧ください。
見ての通りウミウシが11試合でトップ、次はライオンズとマリーンズが8試合で並んでいます。その後にはイーグルスが5試合、ファイターズが3試合ときて、一番少ないのがホークスの2試合となっています。
まずウミウシですが、完投タイプの先発が川越、デイビー、平野佳と複数いて、かつ打線が彼らを援護できない、さらに中継ぎ抑えに不安があるために先発を引っ張らざるを得ないという、完投負け増加の要素が揃っていたのがチーム別完投負け数が最多の原因といえそうです。
続くライオンズは松坂と西口の二本柱に加え、涌井が完投型の先発として成長しての2位タイです。マリーンズは完投負けを喫した投手が5人と、6球団中最も多くなっています。
イーグルスは一場の奮闘に加えて終盤の岩隈の追い込みが効いて単独4位。そのイーグルスに離されたのはファイターズ、監督が(・昼・)ノですからそもそも完投試合が圧倒的に少ない(苦笑)。負けず劣らず継投好きな監督がいるホークスは完投負けがたった2試合しかありません。
では、ここから個人別の記録に参りましょう。まずは完投負け数1の投手からご紹介します。
【完投負け数1】 朝井(鷲)、中山(檻)、小林宏、久保、小野(以上鴎)、斉藤、和田(以上鷹)、八木(公)
8人が並んでいるうち4人は0-1完投負け、中でも小林宏は自責点ゼロ、相手の打点ゼロにもかかわらず完投負けを喫しています。
【完投負け数2】
一場、岩隈(以上鷲)、渡辺俊(鴎)、西口(猫)、江尻(公)
一場は最多敗、最多与四球、最多暴投、最多失点、最多(以下略と今シーズンのトホホな記録をほぼ一手に収めてしまいましたが、それもローテを守ったことの勲章といえば言えなくはありません。その割に岩隈が9月に出てきて2つも完投負けしていますが(^^;;)
同じように、俊介と西口は1年間ローテを守っての2敗なのに対し、江尻は前半戦のみで同じく2敗。特に江尻にはネタ的な面も含めて1軍での活躍を期待していたのですがorz
【完投負け数3】
川越、デイビー(以上檻)、清水直(鴎)、松坂、涌井(猫)
各チームのエース・準エース級が集結しました。
この5人の中でも一番酷い目にあっているのはデイビーです。完投負けを記録した3試合を通じて、味方の援護は1点もなし。しかも3試合中1試合は自責点ゼロでの負けなだけに、同情を禁じ得ません……
デイビーほどではありませんが、松坂・清水直・川越も味方の見殺しに泣かされています。中でも川越は完投した試合全てで負けと、これまた武運拙いといわざるを得ません。彼らに比べると涌井はまだ援護してもらっている方ですが、点をもらっても踏ん張れないのが難点のようです。
さて、ここでご紹介した5人が最多完投負けレース2位タイとなります。つまり、この上には1人しかいないわけです。もう想像がついている方もいらっしゃるでしょうが、2006年栄えなき完投ハーラー逆ダービートップになってしまったのはこの人です!
【完投負け試合数4】 平野佳(檻)
一時は八木と熾烈な新人王争いを演じていた平野佳ですが、終わってみればこんなタイトルがつけられることになってしまいました……
ただ、平野の完投試合数は10試合と松坂に次ぐ2位。それで負けが4試合ですから、完投負け率は決して低いとはいえないでしょう。加えて、完投負け試合での防御率は3.86、これもとてもいい数字とは言えません。平野佳の場合、単に援護してもらえなかっただけとは言いづらいようです。
以上、2006年パ・リーグ完投負けレースの結果をご紹介しました。ただしこれは人間の手による集計ですので、ひょっとしたら間違いがあるかも知れません。一応チェックはしていますが、集計に間違いが見つかれば、随時修正していくつもりです。
あと、セ・リーグ版までは手が回らないので、ご興味のある方はご自身で計算してみてください(^^;)
まずは、チームごとに完投負け試合の数をまとめたグラフをご覧ください。
見ての通りウミウシが11試合でトップ、次はライオンズとマリーンズが8試合で並んでいます。その後にはイーグルスが5試合、ファイターズが3試合ときて、一番少ないのがホークスの2試合となっています。
まずウミウシですが、完投タイプの先発が川越、デイビー、平野佳と複数いて、かつ打線が彼らを援護できない、さらに中継ぎ抑えに不安があるために先発を引っ張らざるを得ないという、完投負け増加の要素が揃っていたのがチーム別完投負け数が最多の原因といえそうです。
続くライオンズは松坂と西口の二本柱に加え、涌井が完投型の先発として成長しての2位タイです。マリーンズは完投負けを喫した投手が5人と、6球団中最も多くなっています。
イーグルスは一場の奮闘に加えて終盤の岩隈の追い込みが効いて単独4位。そのイーグルスに離されたのはファイターズ、監督が(・昼・)ノですからそもそも完投試合が圧倒的に少ない(苦笑)。負けず劣らず継投好きな監督がいるホークスは完投負けがたった2試合しかありません。
では、ここから個人別の記録に参りましょう。まずは完投負け数1の投手からご紹介します。
【完投負け数1】 朝井(鷲)、中山(檻)、小林宏、久保、小野(以上鴎)、斉藤、和田(以上鷹)、八木(公)
8人が並んでいるうち4人は0-1完投負け、中でも小林宏は自責点ゼロ、相手の打点ゼロにもかかわらず完投負けを喫しています。
【完投負け数2】
一場、岩隈(以上鷲)、渡辺俊(鴎)、西口(猫)、江尻(公)
一場は最多敗、最多与四球、最多暴投、最多失点、最多(以下略と今シーズンのトホホな記録をほぼ一手に収めてしまいましたが、それもローテを守ったことの勲章といえば言えなくはありません。その割に岩隈が9月に出てきて2つも完投負けしていますが(^^;;)
同じように、俊介と西口は1年間ローテを守っての2敗なのに対し、江尻は前半戦のみで同じく2敗。特に江尻にはネタ的な面も含めて1軍での活躍を期待していたのですがorz
【完投負け数3】
川越、デイビー(以上檻)、清水直(鴎)、松坂、涌井(猫)
各チームのエース・準エース級が集結しました。
この5人の中でも一番酷い目にあっているのはデイビーです。完投負けを記録した3試合を通じて、味方の援護は1点もなし。しかも3試合中1試合は自責点ゼロでの負けなだけに、同情を禁じ得ません……
デイビーほどではありませんが、松坂・清水直・川越も味方の見殺しに泣かされています。中でも川越は完投した試合全てで負けと、これまた武運拙いといわざるを得ません。彼らに比べると涌井はまだ援護してもらっている方ですが、点をもらっても踏ん張れないのが難点のようです。
さて、ここでご紹介した5人が最多完投負けレース2位タイとなります。つまり、この上には1人しかいないわけです。もう想像がついている方もいらっしゃるでしょうが、2006年栄えなき完投ハーラー逆ダービートップになってしまったのはこの人です!
【完投負け試合数4】 平野佳(檻)
一時は八木と熾烈な新人王争いを演じていた平野佳ですが、終わってみればこんなタイトルがつけられることになってしまいました……
ただ、平野の完投試合数は10試合と松坂に次ぐ2位。それで負けが4試合ですから、完投負け率は決して低いとはいえないでしょう。加えて、完投負け試合での防御率は3.86、これもとてもいい数字とは言えません。平野佳の場合、単に援護してもらえなかっただけとは言いづらいようです。
以上、2006年パ・リーグ完投負けレースの結果をご紹介しました。ただしこれは人間の手による集計ですので、ひょっとしたら間違いがあるかも知れません。一応チェックはしていますが、集計に間違いが見つかれば、随時修正していくつもりです。
あと、セ・リーグ版までは手が回らないので、ご興味のある方はご自身で計算してみてください(^^;)
サンスポにこんなコラムがありましたが、良くも悪くも過去を打ち破る破壊者にはなれても、創造者にはなれないんでしょう。
http://www.sanspo.com/top/am200609/am0930.html
まぁそれで宮内やオリックス・グループが痛い目に遭うだけなら、暇つぶしの見世物としては打ってつけなんですが、これ以上プロ野球を道連れにするなとは言いたいですね。
松永博美氏に「阪急のOBを使わないんだもん。」と、痛烈に叩かれていましたが、まさにそのとおりで、さらに合併による影響から、未だ残る違和感と、先行き不安な球団運営。
来年のオリ近はどっちだぁ~!