3日(火)に鳴尾浜球場で四国アイランドリーグ選抜対阪神タイガース二軍の交流戦がありました。地元で四国ILの試合が見られるとあっては、私が見逃すわけにはいきません。
トップ画像は試合前の四国ILベンチ。はじめて見る方のために解説しますと、緑が香川、粟生が徳島、黒が高知、オレンジが愛媛です。
試合前に阪神の赤松と高知のマサキがなにやら話し込んでました。経歴からすれば接点はないんですが、なにかの機会に知り合ったんでしょうか?
この日のスタメン。久しぶりに小寺の名前を聞きましたが、残念ながら三塁塁審。四国から駆けつけたファンにコデライクを見せてあげたかったのですが(笑)
ところで、この日の試合は3人ともパの審判が登場。試合前にバックネット近くでいろいろ話していたんですが、四国ILのベンチを見るなり、「おい、ヤナがいるぞ」という声が上がりました。
「ヤナ」というのは柳田コーチ(香川)のこと。ホークスで長年プレーした経験があるので、審判の記憶にも残っていたんでしょうね。
柳田コーチの方も審判3人のことを覚えていたらしく、試合前には談笑する場面も見られました。
阪神の先発は岩田。立ち上がりから抜ける球が多く、さらに甘く入ったところを四国IL打線に捕らえられます。
1回表、2番檜垣のヒットから堂上(香川)のタイムリー2塁打で四国ILが先制。チャンスが続く場面で、讃岐のファンタジスタ、丈武に打順が回ってきました。
(なお、丈武のファンタジスタぶりについては以前の交流戦の観戦記でまとめましたので、そちらをご覧ください。)
この日はまたやらかすのかどんな活躍を見せてくれるのかと楽しみにしていたら、丈武が打席に立つが早いか、スタンドにいきなり50代ぐらいの女性が現れて大声で一言、
「丈武ー!!
おばちゃんが来たでー!!」
いくらなんでも、この展開は予想できませんでした( ̄▽ ̄;;)
ですが、丈武は第1打席で凡退。おばちゃんにいいところを見せられません。
一方の四国IL投手陣。先発松尾は2イニングを無失点に抑えますが、3回には早くも2番手の塚本が登場。なるべく多くの投手に経験を積ませようということでしょう。ちなみに画像の投手は塚本です。松尾は撮り忘れましたorz
勢いに乗る四国ILは、4回表に高井の2ランで追加点を挙げます。さらには直後の小松崎がヒットで続き、その代走の三輪が連続盗塁の後ボークで生還すると言う珍事もあって、さらに1点をもらいます。
直後の4回裏、大和がレフトポール際にソロアーチを放り込んで4-1。
5回表には2番手鶴が1イニングを3人で抑えます(捕手は橋本良から小宮山に交代)。この回はグレアム(愛媛)の盗塁失敗もあり、四国ILの攻勢は一旦止まったかに見えました。
5回裏には山隈(高知)が登板。阪神大城に死球を与えた後、清水にライト方向への大飛球を打たれますが、結局フェンス手前にとどまってフライアウト。ピンチを切り抜けます。
6回表には阪神の三番手辻本が登板。入団時には騒がれた彼ももう3年目を迎えました。
この辻本に対し、四国ILは先頭の堂上が左中間の2塁打を放つと、2アウトから代打マサキの3塁打で1点を奪いかえします。
直後の6回裏からは梶本(愛媛)が登板。この回は赤松に2塁打を打たれたものの、他を抑えて無失点で終えます。
7回表、マウンドには辻本に代わって田村が上がります。すると、ここで四国ILの打線が爆発しました!
まずは先頭のグレアムがセンターへのライナーを放ちます。センター赤松はダイビングキャッチを試みますが、グラブに当てるのみで捕球できませんでした。続く檜垣が死球を受けると、堂上はこの日3本目となる2塁打で1点を奪います。
そして、前の打席まで無安打に抑えられてきた丈武がショートへの強襲ヒットを放ち、さらに1点を加えます。この後内野ゴロの間にさらに1点が入り、これで一気に8-1と阪神を突き放します。
続く7回裏は梶本が続投。2アウトまでは簡単に取りますが、3人目の岡崎に四球を与えてしまいます。
ここで四国IL選抜の西田監督は梶本に代えて、ソリアーノ(高知)をマウンドに送ります。って、ソリアーノ? どっかで聞いたような名前……スタンドがざわめきます。隣に座っていた若い女性も、
「ええっと、ソリアーノって何年か前にどっかにいたような記憶があんねんけど……」
いや、そんなん記憶のうちに入らないと思うんですが。
ちなみに、このソリアーノは広島からMLB入りしたアルフォンソ・ソリアーノとは別人ですが、同じくドミニカのカープアカデミー出身です。
ソリアーノは打者大橋を内野ゴロに抑え、8回表に移ります。ここで田村に代えて水落が上がります。
ところが、今度は1アウトから國信(5回裏に比嘉と交代でショートで出場、ショートの智勝はセカンド)がライトの頭上を越えるソロホームランを打ち込み、これで9-1とします。
8回裏のマウンドに上がったのは上里田(あがりだ・高知)。1アウトから高橋勇に四球を与えたものの、続く赤松を6-4-3の併殺打に打ち取ります。
この他にも守備位置を一気に変えた四国IL。とりあえず変えた結果がこちらです。
9回表には水落に代わって玉置が登場。ところが、ここで四国ILが一気にダメを押しにかかります。
この回先頭の檜垣が三振に倒れた後、堂上がセンター前ヒット、丈武がショートのエラーで出塁し、続く高井がライトへの3ラン!ついに10点差以上をつけてしまいました(笑)
いよいよ9回裏。マウンドには森(愛媛)が上がります。
が、先頭の大和が初球を打ってレフトライナーに倒れると、いきなり投手交代。森はわずか1球でマウンドを降りました。
代わって最終回を締めたのは天野(香川)。広島時代何度も投げた鳴尾浜のグランドに帰ってきました。
その天野に対し、野原は初球を打ってファーストへのファウルフライ。続く小宮山も初球でショートゴロに倒れ、2球で2アウト。試合終了です!
最終スコア。逆ならまだしも、二軍とはいえプロに大勝できるようになったとは(感慨
インタビューを受ける西田監督。
試合は終わりましたが、プロを目指す四国IL選手の練習はまだまだ続きます。阪神の選手が反省会を開いている間に、早くもグランドのトンボかけに移る選手たちでした。
それにしても、プロ二軍と独立リーグとの試合がこんな結果になるとは、まさか予想もできませんでした。
あくまでも試合勘の問題なんでしょうけどね(一度やってみたかった
ただ大マジメな話、阪神が杉山とか小嶋とか能見辺りの主戦級を出して、打線に濱中とか葛城辺りでもいたら、結果はまるで変わったような気がします。
トップ画像は試合前の四国ILベンチ。はじめて見る方のために解説しますと、緑が香川、粟生が徳島、黒が高知、オレンジが愛媛です。
試合前に阪神の赤松と高知のマサキがなにやら話し込んでました。経歴からすれば接点はないんですが、なにかの機会に知り合ったんでしょうか?
この日のスタメン。久しぶりに小寺の名前を聞きましたが、残念ながら三塁塁審。四国から駆けつけたファンにコデライクを見せてあげたかったのですが(笑)
ところで、この日の試合は3人ともパの審判が登場。試合前にバックネット近くでいろいろ話していたんですが、四国ILのベンチを見るなり、「おい、ヤナがいるぞ」という声が上がりました。
「ヤナ」というのは柳田コーチ(香川)のこと。ホークスで長年プレーした経験があるので、審判の記憶にも残っていたんでしょうね。
柳田コーチの方も審判3人のことを覚えていたらしく、試合前には談笑する場面も見られました。
阪神の先発は岩田。立ち上がりから抜ける球が多く、さらに甘く入ったところを四国IL打線に捕らえられます。
1回表、2番檜垣のヒットから堂上(香川)のタイムリー2塁打で四国ILが先制。チャンスが続く場面で、讃岐のファンタジスタ、丈武に打順が回ってきました。
(なお、丈武のファンタジスタぶりについては以前の交流戦の観戦記でまとめましたので、そちらをご覧ください。)
この日は
「丈武ー!!
おばちゃんが来たでー!!」
いくらなんでも、この展開は予想できませんでした( ̄▽ ̄;;)
ですが、丈武は第1打席で凡退。おばちゃんにいいところを見せられません。
一方の四国IL投手陣。先発松尾は2イニングを無失点に抑えますが、3回には早くも2番手の塚本が登場。なるべく多くの投手に経験を積ませようということでしょう。ちなみに画像の投手は塚本です。松尾は撮り忘れましたorz
勢いに乗る四国ILは、4回表に高井の2ランで追加点を挙げます。さらには直後の小松崎がヒットで続き、その代走の三輪が連続盗塁の後ボークで生還すると言う珍事もあって、さらに1点をもらいます。
直後の4回裏、大和がレフトポール際にソロアーチを放り込んで4-1。
5回表には2番手鶴が1イニングを3人で抑えます(捕手は橋本良から小宮山に交代)。この回はグレアム(愛媛)の盗塁失敗もあり、四国ILの攻勢は一旦止まったかに見えました。
5回裏には山隈(高知)が登板。阪神大城に死球を与えた後、清水にライト方向への大飛球を打たれますが、結局フェンス手前にとどまってフライアウト。ピンチを切り抜けます。
6回表には阪神の三番手辻本が登板。入団時には騒がれた彼ももう3年目を迎えました。
この辻本に対し、四国ILは先頭の堂上が左中間の2塁打を放つと、2アウトから代打マサキの3塁打で1点を奪いかえします。
直後の6回裏からは梶本(愛媛)が登板。この回は赤松に2塁打を打たれたものの、他を抑えて無失点で終えます。
7回表、マウンドには辻本に代わって田村が上がります。すると、ここで四国ILの打線が爆発しました!
まずは先頭のグレアムがセンターへのライナーを放ちます。センター赤松はダイビングキャッチを試みますが、グラブに当てるのみで捕球できませんでした。続く檜垣が死球を受けると、堂上はこの日3本目となる2塁打で1点を奪います。
そして、前の打席まで無安打に抑えられてきた丈武がショートへの強襲ヒットを放ち、さらに1点を加えます。この後内野ゴロの間にさらに1点が入り、これで一気に8-1と阪神を突き放します。
続く7回裏は梶本が続投。2アウトまでは簡単に取りますが、3人目の岡崎に四球を与えてしまいます。
ここで四国IL選抜の西田監督は梶本に代えて、ソリアーノ(高知)をマウンドに送ります。って、ソリアーノ? どっかで聞いたような名前……スタンドがざわめきます。隣に座っていた若い女性も、
「ええっと、ソリアーノって何年か前にどっかにいたような記憶があんねんけど……」
いや、そんなん記憶のうちに入らないと思うんですが。
ちなみに、このソリアーノは広島からMLB入りしたアルフォンソ・ソリアーノとは別人ですが、同じくドミニカのカープアカデミー出身です。
ソリアーノは打者大橋を内野ゴロに抑え、8回表に移ります。ここで田村に代えて水落が上がります。
ところが、今度は1アウトから國信(5回裏に比嘉と交代でショートで出場、ショートの智勝はセカンド)がライトの頭上を越えるソロホームランを打ち込み、これで9-1とします。
8回裏のマウンドに上がったのは上里田(あがりだ・高知)。1アウトから高橋勇に四球を与えたものの、続く赤松を6-4-3の併殺打に打ち取ります。
この他にも守備位置を一気に変えた四国IL。とりあえず変えた結果がこちらです。
9回表には水落に代わって玉置が登場。ところが、ここで四国ILが一気にダメを押しにかかります。
この回先頭の檜垣が三振に倒れた後、堂上がセンター前ヒット、丈武がショートのエラーで出塁し、続く高井がライトへの3ラン!ついに10点差以上をつけてしまいました(笑)
いよいよ9回裏。マウンドには森(愛媛)が上がります。
が、先頭の大和が初球を打ってレフトライナーに倒れると、いきなり投手交代。森はわずか1球でマウンドを降りました。
代わって最終回を締めたのは天野(香川)。広島時代何度も投げた鳴尾浜のグランドに帰ってきました。
その天野に対し、野原は初球を打ってファーストへのファウルフライ。続く小宮山も初球でショートゴロに倒れ、2球で2アウト。試合終了です!
最終スコア。逆ならまだしも、二軍とはいえプロに大勝できるようになったとは(感慨
インタビューを受ける西田監督。
試合は終わりましたが、プロを目指す四国IL選手の練習はまだまだ続きます。阪神の選手が反省会を開いている間に、早くもグランドのトンボかけに移る選手たちでした。
それにしても、プロ二軍と独立リーグとの試合がこんな結果になるとは、まさか予想もできませんでした。
ただ大マジメな話、阪神が杉山とか小嶋とか能見辺りの主戦級を出して、打線に濱中とか葛城辺りでもいたら、結果はまるで変わったような気がします。
胸を貸してくれた阪神タイガースにも天晴れですな。
さてさて、7月19日(木)は松山に遠征をかけますが、徳島から攻めるか、香川から攻めるか…。
あまりピリッと
してなかったです。
鳴尾浜もだいぶん上に
人材供給してますからねえ。
>M田@ひとり応援団
6日は大人しかったです。
殆ど居眠りしてました・・・
ウエスタンリーグはパが、イースタンリーグはセが担当しています。
四国から審判が来なかったのは、混成審判団だとルールや判定基準などの打ち合わせが必要なことや、費用節約のためでしょうね。
いずれは四国IL選抜チームじゃなく、単独チームで試合できるようになることを願ってます。
昨夜、巨人二軍とIL選抜の試合で丈武はやってくれましたよ。……ヒットはありませんでしたが(苦笑)
9回表、天野が抑えに上がって打席はこの試合でホームランも打っている田中大二郎。一二塁間への鋭い打球に飛びつき逆シングルキャッチ、カバーの天野へ華麗な?トス。
いつもは半分しか灯さないサーパススタジアム(オリーブ)の照明が全器フル点灯して眩しかったです。カクテルライトの下って、みんな輝いて見えるんですねえ……
めっちゃストレスになっております。
なので非常にありがたいエントリでした。
この鳴尾浜にもいけませんでしたし、
愛媛MPのOB西山が登板した一昨日のウエスタン@甲子園も
そして単独チーム(今回は徳島IS)が
明日@あじさい
にてサーパスにチャレンジするのも見られません。
香川(対サーパス@神戸サブを 途中から観戦)は
強いチームなのですが
ぶっちぎりで最下位を行く=カープのような←自虐=
徳島がどこまでサーパス相手に食い下がれるか、
という注目のカードなんですけどね。
以上、訂正方よろしくお願いします。
何より、この結果を見てプロのスカウトが四国ILに注目してくれたら、それが一番嬉しいことです。
>松山
関西汽船で翌朝松山入りして、試合まで伊予鉄三昧。これ最強(笑)
個人的には、ファームで見た選手が上でも活躍してくれるのが嬉しいんですが、落ちてきた選手が這い上がってこないのが気になるところではあります。
>>M田
鳴尾浜ではそれらしいのは見ませんでした(^^;;)
ただ、讀賣の場合は四国で2試合開催して、1試合が讀賣新聞社の主催になるみたいです。
>単独チーム
最近はちょこちょこ試合をするようになってますよ。3月には香川が阪神二軍に勝ってますし。
(観戦記)
http://blog.goo.ne.jp/ruppert_jones/e/364a23fc3111d1070b3f7ce9eebb7846
って、鳴尾浜は大丈夫かいな(^^;;)
プロ野球にはああいう華のあるキャラがいないと寂しいですし、香川にいてくれて本当によかったなぁと思ってます。
>カクテルライト
ナイターって独特の雰囲気がありますよね。これからはいい季節ですし、四国でも楽しいナイターが見られることを希望しています。