〔観戦記〕2日前に見たような試合：対どんでんズ＠京セラD(9/9)

　前日が痛恨のサヨナラ負け。パ・リーグの灯を消さないためにも、この試合は是が非でも落とせません。



　そんな試合なのですが、この日はどうやら稲葉の休養日。糸井が帰ってきたとはいえ、上位打線がいかにもやりくりに苦しんでいるのを示しています。



　レフト下段は今日も満員。遠征組も多いでしょうし、勝って気分よく帰ってもらいたいものです。



　ライト側下段もこの日は流石に大賑わい。前日に続く快勝を期するファンが集まりました。



　さて、檻先発は海田。中継ぎから配転された前回の先発では勝ちこそつかなかったものの7回無失点の好投、決して侮ることはできません。



　その海田相手にファイターズ打線がいきなり襲いかかります。初回先頭の西川が出塁すると杉谷がきっちり送り、糸井のタイムリーでまずは1点。



　さらには陽の内野安打でもう1点を追加。ファイターズが幸先良い滑り出しを見せます。



　ファイターズ先発の中村勝。初回2回と完璧な投球、3回にヒットを許したものの結果としては3人で抑えるなど、こちらも上々の内容です。



　一方檻は2回3回と失点こそないものの苦しい投球が続く海田を3回で諦め、2番手にルーキー佐藤を送り込みます。佐藤は4回1イニングを四者凡退、ファイターズ打線の勢いを削ぐことに成功します。



　5回には佐藤に代えて3番手比嘉を投入。2イニングを完全に抑えました。



　7回には中継ぎ登板が続く中山がこの日も登場。こちらも2イニングを無失点で抑えます。



　一方のファイターズは中村勝が7回にイ・デホとT-岡田の連打でピンチを招きます。ここは後続を断ったものの、さすがに続投は難しいか、8回には増井を投入。勝利の方程式に試合を任せます。



　増井が貫録の四凡を見せると、檻はミンチェを起用。こちらはこちらで三者凡退に抑え、打線の覚醒を待ちます。



　9回裏、マウンド上には当然武田久。クリーンナップ相手なだけに気が抜けません。



　ですが、気がつけば三者凡退でゲームセット。



　今季2勝目の中村勝。開幕以来時間はかかりましたが、、投手のやりくりが厳しい時期によくぞ出てきてくれました。



　最終スコア。安打数の割にお互いロースコア。一昨日と似たりよったりの試合でしたが、とにもかくにもカード勝ち越し。ライオンズとのゲーム差をきっちり縮めることができました。