トレード2件成立。加藤は横浜へ

　1日に2件のトレードが発表されることもそうそうないのでは。まずこちらから。

■　横浜DeNAベイスターズとトレードが成立（公式・2013年11月15日）

　カトマサは年齢的に考えても、今年ブレイクしてほしかったのですが、ケガに泣かされました。
　その上、大引加入と中島の一軍定着、サードでは中田のコンバート構想など、厳しい立場に立たされていたことは否定できません。
　本来なら、この辺の年齢の選手がチームを盛り上げてくれたら、少しはマシな成績になっていたかも知れないのですが、今更詮無いことです。
　ベイスターズでは梶谷が外野コンバートという話が出ています。石川、山崎と他の選手も強力ですが、チャンスは少しでも拡がっています。
　一方、新たに加わる佐藤祥万は中田と同世代で、左の中継ぎ候補。宮西こけたら皆こけた、というきわどいポジションで、早々に何とかしないといけなかったわけですから、トレード自体は正解といっていいでしょう。
　あとは本人次第なのですが、これまでの実績からすれば、来季開幕から即活躍、というのは流石に厳しいかも知れません。もっとも、この辺はキャンプを見て判断すべきでしょうが。

　で、もう1件のトレードです。

■　読売ジャイアンツとのトレードに関して（同上）

　讀賣・捕手というので、お思いの方も少なくないでしょうが、加藤でなくて良かったなと。
　どうせなら實松が戻ってきたらありがたかったのですが、さすがにそれは贅沢ですし、交換要員でも苦労したことでしょう。仮に鶴岡が移籍したとしても（讀賣には行かないでしょうが）、プロテクトがかかるでしょうし。
　市川は東海大相模から東海大に進学し、ジャイアンツ入りした選手。どこかで聞いたようなプロフィールです。社会人を経由しただけ違いますが。
　もっとも、プロ入り後の成績に関しては、見るべきものはないようです。もっとも、そうでなければ讀賣も簡単に手放しはしないでしょうし。
　それにしても、ロッテは餅をタダでくれたというのに（当時は餅ではなかったですが）、はるかに裕福な讀賣にはカネを払わないといけないというのは引っ掛かりを感じます←わがまま
　ともあれ、これで鎌ケ谷の捕手どうしで競争が激化することは見込めそうです。その中で誰が出てくるか。近藤とてうかうかできません。
　そして、このトレードが鶴岡に対する最後のサインになるであろうことも、理解しておく必要はあります。