蒼天離宮

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Third time pays for all.

夏休みっぽい

2013-08-06 | 2013
2日のこと。

この日は金曜日で、「ブリーチ」と「黒子のバスケ」の単行本漫画の発売日だった。

息子はうきうきで購入して、私にも貸してくれた・・・と言っても私がお金だしたんだけどっ。

どっちも何だか思い出話っぽくて、まあ、漫画だから作り話なんだけど、いい話だな~と。

昔は・・・何となく、自分がこんな「お話」が読みたいな~と思うものを自分で書いていたりしたけれど、今はもうそんな余力もなく誰かが作った世界を満喫してる日々。

まあ、それはそれとして。

ブリーチも黒子のバスケもほとんど息子と同世代くらいの高校生か?そんな彼らがまあ漫画の中じゃないと言えないようなセリフを吐いて、生きているんだが。

息子は自分も同じくらいの年齢の「人間」だということに気が付いているだろうか?登場人物はみんな尋常ではない人間だけど、息子はどれだけそんな登場人物と重ねて自分のことをおもっているだろうか・・・。

そんな時、ふと「アンネの日記」を手にしてみた。終戦や原爆の記事が多くなる時期だから連想だけでこの本を手にしてしまったのだけれど、アンネも13歳から15歳。

やっぱり本の中の人だけれど、彼女も息子と同世代で過去という歴史の中に生きている。日記じゃないと言えないような言葉がたくさんあふれていて、それでも、彼女は作り物じゃなくて、同じ空の下で同じ地球の上で生きていた。

ただそれだけの違いで、彼女の言葉は「何か」が違う。それはたぶん人によって感じ方が違うと思うけど。

本当の冒険と現実を知りたいなら、彼女の本は肌に痛みが伝わる。

私くらいの年齢ならブリーチも黒子もいいかもしれないが、息子には同時にアンネにも話しかけてほしいと思う。

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