蒼天離宮

Since 1983
Third time pays for all.

自然解説員のこと

2013-12-12 | 2013
インタープリターというお仕事を知っていますか?

私はアメリカの授業で、1泊二日、州立公園内のキャンプに行ったことがあります。その時に一緒に同行してくれたのが、州立公園のインタープリターでした。

日本ではその当時、まだあまり慣れ親しみのない職業で「自然解説員」という言葉がありました。

その当時?は、日本も自然や環境問題に取り組むことがじわじわと浸透していた時だったと思います。

アメリカの学校を卒業したら何しよう?という時に、ある雑誌に載っていた「自然解説員」の研修に興味があって、アメリカから電話して、研修の申し込みをしました。

それから私はその世界にしばらく浸かっていました。平日はアルバイトや仕事をして週末になると自然解説員の仕事・ボランティアをしていました。

その時に学んだことや体験したことは本当に多くて、すごく楽しい日々でした。そんな日々を先導してくださった方が今年3月、急になくなってしまって、その当時、一番近くで生活していた私たちにとっては本当に家族を亡くした気持ちになり、先日の仲間の集まりでも、これからどうなっていくのか、不安でしょうがない気持ちになりました。

なかなか自然と関わる仕事ができなかった私にとって、何ができるんだろうか?と悩んだ時期もありましたが、今では、今できることをすればいいんだ、と思うようになりました。そういうことも教えてもらったような気がします。

だから、「この花なんだろうね~」と言っている人に話しかけちゃったり。飛んでる鳥を目で追っている人がいたら「めずらしそうな鳥ですね~」といか言ってみたり。

まあ私は一緒に感動したいだけなんですけどね。そんな他愛のないことで、誰かの心のインタプリターになれればいいと思っています。

たくさんの人インタプリターにならなくてもいいんです。人生でたった一人でもいい、その人にとって私という人間がインタプリターであれば・・・と、思ってます。

ここでは、インタープリター=自然解説員 のことです。

最新の画像もっと見る

post a comment