『空がとってもひくい
天使が 降りて
来そうなほど
いちばん好きな季節
いつもと ちがう
日曜日なの』
9月28日 水曜日。
いきなり、またすみません。
これは、わたしが初めて出会った彼女の曲の歌詞の一部です。
曲調は、少し早めなのですが、テンポは違うが、当時流行っていたイーグルスの『ホテルカルフォルニア』にコード進行が似ていたことから…
わたしの耳と心に突き刺さりました。
当時(学生時代)、自分も軽音楽部で音楽をたしなんでいたこともあり…
その頃、似たコード進行で新たな曲を作曲するという遊びが流行っていて…
ホテルカルフォルニアを選出していたので…
「なんだ!この曲!?」となり、深いショックに陥ったのを思い出します。
まぁ、それまでは洋楽ばかり聴いていて…
それが、きっかけで初めてユーミンと出会った訳なのですが。。。
出た当時は、いわゆるニューミュージックというジャンルはなかったんですよね…
かといって、フォークソングでもなければ歌謡曲でもロックでもない新しい音楽でした。
で、それをカテゴライズするのが当時は難しかったようです。
あとユーミン以外にも「ブレッド&バター」もそうだったと思いますが…
制作者側もレコード店のどの棚に置いてもらえばよいのか困ったとか?
そんな逸話があるほどです。
そこで生まれたのがユーミン節の”ニュー・ミュージック”というジャンルでした。
それほど当時は新鮮な音楽だったと思います。
それで、出会った曲の『ベルベット・イースター』に戻りますが、、、
曲を聴くなり…
窓辺で頬杖をつきながら、どこか憂鬱な曇り空を眺めている少女の姿が目に浮かびました。
空がとても低いのはネガティブなイメージ。
ですが「天使が降りてきそう」と続くことで嬉しい感情が湧いてきます。
どんよりとした雲の隙間から差し込むわずかな光に、希望を見出す少女にとっては、春は特別な季節なのだということなんだなぁ…
と理解した記憶があります。
柔らかな日差しの中に、天使が舞い降りる情景を思い描いてみてください。
そして、、、
『いつもと ちがう
日曜日なの』
と、続きます。
「いつもとちがう日曜日」は、イースターを指しています。
「ベルベット」は、柔らかい肌触りのいい生地のこと。
「イースター」は、キリストの復活を祝う復活祭のこと。
なので『復活祭』から季節は「春分の日の次の日曜日」ということが判ります。
また、春分の日が過ぎた頃といえば…まだ肌寒く、ぼんやりとした天気も多い季節ですよね?
季節の変わり目のはっきりとしない天気は気分もどこかすっきりしないところがあり…
ぼんやりとしたイースターの季節に少女の心情を重ね合わせて表現しているのが判ります。
だから、たとえ曇り空でも…彼女にとっては憂鬱なものではなく、ベルベットのような優しい手触りに感じられるのでしょうね?
少女の心をイースターの季節の曇り空やベルベットという言葉を使って表現するセンスは当時としては驚かされました。
「イースター」に「ベルベット」をくっつけようとは普通は思いつかないでしょう?
しかし、この曲は、その曲名とメロディーが見事に結びついていて…
歌い出した瞬間に新しい分野の音楽の世界観が広がりました。
これが『ユーミン節』の始まりかと思いましたね!
それで、この『ベルベット・イースター』が、わたしのリスペクトの一曲です。
と、ここまでユーミンについて語っていますが、、、
何故にこんな話題を?ってことですが。。。
ユーミンも50周年になるんですよねぇ。。。
(◎-◎;)
50年ですよ!50年!
そして未だに廃れずにユーミン節を発信し続けています。
そこがスゴいところ!
そして今回は、数々のヒット曲を世に出してきた彼女の50年の集大成。
『ユーミン万歳!50周年記念ベストアルバム』が10月4日に発売されるということで、今日の話題にあげた次第です。
CMでお馴染み!
一応、収録内容。
【DISC1】
01. 真夏の夜の夢
02. 中央フリーウェイ
03. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ
04. ひこうき雲
05. 緑の町に舞い降りて
06. 青春のリグレット
07. DOWNTOWN BOY
08. 瞳を閉じて
09. 卒業写真
10. 最後の春休み
11. リフレインが叫んでる
12. よそゆき顔で
13. 輪舞曲(ロンド)
14. サーフ天国、スキー天国
15. 海を見ていた午後
16. 情熱に届かない~Don't Let Me Go
17. カンナ8号線
【DISC2】
01. Hello, my friend
02. やさしさに包まれたなら
03. 5㎝の向う岸
04. ダイアモンドダストが消えぬまに
05. 恋人がサンタクロース
06. WANDERERS
07. シンデレラ・エクスプレス
08. ノーサイド
09. ダンスのように抱き寄せたい
10. DESTINY
11. 満月のフォーチュン
12. 消灯飛行
13. ホライズンを追いかけて~L'aventure au désert
14. 星空の誘惑
15. セシルの週末
16. 花紀行
17. 春よ、来い
【DISC3】
01. Valentine's RADIO
02. 真珠のピアス
03. 翳りゆく部屋
04. SWEET DREAMS
05. 潮風にちぎれて
06. Forgiveness
07. 冬の終り
08. あの日にかえりたい
09. ルージュの伝言
10. 埠頭を渡る風
11. ベルベット・イースター
12. VOYAGER~日付のない墓標~
13. 守ってあげたい
14. 宇宙図書館
15. ANNIVERSARY
16. 青いエアメイル
17. Call me back (新曲)
初回限定盤【CD3枚組+Blu-ray】 \5,280(税込)
これ、絶対欲しいやつー♪(笑)
(^。^;)
ということにして締めくくります。
★★★★★★★★★★
今日の落書きは、ユーミン。
現在のユーミン。
昔の荒井由実時代。
以上。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
(^人^)
「ベルベットイースター」懐かしいです✨
私が初めて買ったユーミンのLPに入っていた曲です。
ピンクにリボンの綺麗なジャケットでした。
初期の頃の歌は「恨みます」とか結構度肝を抜くような曲が多くて
何故こんな曲が書けるんだろう?と衝撃でした。⚡️
私は「エレーン」とか「きつね狩りの歌」とかマイナー路線が好きです。💕
でも本当に彼女は凄いですよね。それに歳も取らない。😱✨✨