EnoのSORA見てごらん ≒あかりん達の一服


「忠和あかり町内会WEB」の箸休め的なものを作ってみました。
町内会活動とは全く関係のない話を綴っていきます。

だるまさんがころんだ(人間ドックPart 2)

2013-07-25 22:13:23 | 日記

会社の方針で、反強制的に、毎年人間ドックを受けてました。

その頃は、まだ保険組合で8割負担してくれたので、喜んで…

人間ドックの日は、有給休暇消化日になっていて、一泊二日のコースを選択すれば、大手を振って、連続二日間は無条件に休めるのです。

当時、仕事は殺人的に忙しかったのですが、「会社の方針で強制なんです…。」、「二日間、病院なので連絡が取れませんが、ご了承下さい…。」等々、客先への大義名分もあり、体も心も休めるいい機会になりました。



一泊二日のコースだったので、各自に個室が用意され、検査の狭間の待ち時間は、本や雑誌を読んだり、昼寝をしたり。


会社の方針で、反強制的に、毎年人間ドックを受けてました。

保険組合で8割負担してくれたので、喜んで・・・・・。

人間ドックの日は有給休暇消化日になっていて、一泊二日のコースを選択すれば、大手を振って連続二日間は無条件に休めたのです。


当時、仕事は殺人的に忙しかったのですが、

「会社の方針で強制なんです。」

「2日間、病院なので連絡が取れませんが、ご了承下さい。」

等々、客先への大義名分もあり、体も心も休めるいい機会になりました。


1泊2日のコースだったので、各自に個室が用意され、検査の狭間の待ち時間は、本や雑誌を読んだり、昼寝をしたり。

万が一、寝過ごしてしまっても、看護師さんが優しく起こしてくれます。


かわいい看護師さんだったりすると、寝たふりをします。

椅子に座って本を読んでいても、ドアをノックする音が聞こえると、素早くベットに潜り込み、起こしてもらっていました。

私は、この事を『だるまさんがころんだ』と命名し、いつのまにか、会社の仲間にも定着し、みんながそう呼んでました。



何で『だるまさんがころんだ』かというと、

看護師さんのノックの音が聞こえてからドアを開けるまでが10秒前後、頭の中でゆっくりと『だるまさんがころんだ』を言いながらベットにすべり込むと7秒前後がかかり、ノックからドアが開くまでの10秒に、少し余裕を持って間に合うからです。


何より、ドアの向こうに気付かれない様に、静かに素早く移動する様が『だるまさんがころんだ』にどこか似ていますよね。





「コン、コン、」(ノックの音)

「Eno さん、時間ですよ。」

「・・・・・・・・・。」

本を読みながら、うとうととしてしまって、不覚にも『だるまさんがころんだ』の始動が遅れた。

始動した瞬間に再び、「コン、コン、」

(間に合わない)焦った!

「Eno さん?・・・・・失礼します。」

『だるまさんがころんだ』を三倍速にして、何とかドアが開く前にベットの上にたどり着いた。

そしてドアが開き、看護師さんが入って来た…。


そこで、自分の格好の不自然さに気付く!

(あれっ、何か、体勢がおかしくないか?)

(仰向けに寝た状態で、右足だけ天井方向に90度持ち上がったまま固まっている!)

どう見ても不自然で妙な体勢。


まさに『だるまさんがころんだ』のギリギリの攻防で、妙なポーズのままフリーズさせちゃた。

まるで本当の『だるまさんがころんだ』の時の様に、寸での所で動きを止めたので、妙な体勢のまま固まってしまった様である。



それはまるで、

体の硬いおっさんのラインダンスのひとこま(カステラの文明堂の古いCMを思い出しますね)。




見様によっては、

残念なコサックダンス。




あるいは、

加トちゃんの『ちょっとだけよ…』状態。



などと考えてる場合じゃないのに、こういう時にかぎって、無駄な思考が働いてしまう悲しい自分・・・・・。


柔軟体操でもしている様に、上手くごまかせば良かったな。失敗・・・・・いや、失態(泣)。



確実に、引きつるその場。耐え難い一瞬の静寂。



しばらく間をおいた後、看護師さんが口を開く。

「・・・・・・あっ、あの・・・・・そろそろ次の検査になりますので・・・・・。」
「よろしくお願いします。(うぷっ)」


看護師さん、吹き出しそうになって、手で口押さえちゃってるし。

私と目を合わせずに、笑いを噛み殺しながら、部屋を出て行きました。





あ~あ、きっとナースステーションにでも行って言うんだろうな。


「人間ドックに来てた人、ベットでラインダンスしてたわよ。」

「もしかしたら、あれコサックダンスかも・・・・・。」

「いや、あれはやっぱり、“加トちゃんのちょっとだけよ”だわ・・・・・。」

「♪パァ~、パァ、パァ、パァ、パ、パ、パァ~」なんて効果音まで真似しながら・・・。



人間ドックでの、恥ずかしい出来事……(汗)。





エコー検査の事を話そうと思ってたのに、脱線しちゃいました。それについては、Part 3 で改めて話をします。




溺死に注意!

2013-07-20 19:47:51 | 日記
     
何年か前、温泉旅館に行った時のこと。


不覚にも露天風呂で睡眠。
気が付いたら、1時間強を熟睡。


上がろうとしたが、足が痙攣してうまく立てない。

・・・・・・これってよもや脱水症状?

強引に立ち上がろうとして足が動かず、
遠ざかる意識の中、前のめりにボチャ~ン!


この世の見納めかと思ったが、転んだ事が幸いし、意識が元に戻った。

何とか手だけは動く。

2本の腕で渾身の犬かき。
「よいしょ、よいしょ、」

でも、思う様には体が動かない!!


あわや溺れるところを、周りの人に助けられて介抱された。

もちろん、下半身は無防備な状態で(泣)。


水まで飲ませてもらって、何とか九死に一生。

思わず呟く 「助かった・・・・。」


おい、おい、しっかりしろよ自分。

もう少しで、ドラえもんならぬ土左衛門になるところだった。

少量摂取なら体にいいはずの温泉。

溺れて、大量に飲んで、そんでもってドラえもんみたいに膨らんじまって、
「どこでもドア~」って・・・・・・・天国の扉しか開かねえじゃねえか!



でも本当に、

死ぬかと思った・・・・。


家帰って、自虐的に聴いたのが、

溺死ーズ?・・・・いや、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ 『カモン・アイリーン』

レッド・ツェッペリンの『天国への階段』にした方が良かったかな?(笑)


あっ、最後になってしまいましたが、溺れる私に優しく手を差しのべてくれた方々、本当に有難うございました。




『もののけ姫』?

2013-07-19 00:21:38 | 日記

ポトフに入れるローリエを買いにスーパーへ行った。
ローリエだけで良かったのだが、スーパー行くとつい売り場をひととおり眺めてしまう癖がある。


お惣菜コーナーは、特に気になる物無し。乳製品、精肉コーナーをほぼスルーして鮮魚コーナーへ。

誰かに見られている様な気がして、その方向に目をやると、おおぶりのずわい蟹が私を見てる。

しかも口が動いていて、まだ生きてる。右のハサミを頭の上に持ち上げ、私に手招きしてる?

「こっちへ来いよ」って、やっぱり言ってる!

値段を見たら、何と道産で480円! さすが北海道、蟹が新鮮で安い!

「これはもう、家に連れて帰るしかない」と手を伸ばすと…?!

手招きしていたハサミで、つかもうとした私の右手を攻撃してきた。

のろまな奴なら、指を挟まれていたところだ。

「ふふふふふ…」、そうはいかの塩辛、想像以上に、はしっこい私。

そこは、冷静にかわして、甲羅を掴み、備え付けのビニール袋に入れ、カゴの中。

野菜売り場で、アスパラガスとにんじんとマイタケをカゴに入れ、足早にレジへ。

「アスバラ248円です」
「にんじん298円です」

続いてレジのおばちゃんが蟹に手を伸ばした時だった。




「い、痛い!」とレジのおばちゃんの悲鳴。


ん?・・・・・・!左手の中指を蟹のハサミが噛み付いてる。

「離さない、どうしよう?」とおばちゃん。



良く見るとおばちゃん、挟まれた指を何とかしようと伸ばした右手の人差し指まで挟まれてる!!



慌てたおばちゃん、何を思ったか知らないが・・・。

「うっ、う~ん、だぁ!」と頭の上まで持ち上げた!!!

助け様と手を伸ばした私。


ちょっと待てよ。


これじゃまるで『もののけ姫』のラストシーンじゃねえか!

アシタカとサンが、シシ神の首を返そうと天にかざしているかの様な光景・・・。



「こんな所で、もののけごっこしている場合か!」と心で呟き、かざした手を下ろさせた。

私が片方のハサミ、隣のレジに並んでいた男性がもう片方のハサミを掴み「せーの」で同時に開かせる。

いつもなら、「せーの」の後に、「目覚め」とか「乱れ」とか「運輸」とか、あいの手を入れるところだが、ここはぐっと我慢。

何とかおばちゃん、九死に一生を得た。

「良かった…」と一息ついた瞬間。

いつのまにか出来た人だかりから、何故か拍手が!

そして「良かった、良かった」という ざわめき・・・。


何だか久し振りに舞台にでも立った様な、スーパーでの出来事だった…。




でも、家に帰ってから気がついた。


「あらら…。かんじんの、ローリエ買い忘れてる・・・・・・・。」




ただそれだけのこと

2013-07-16 22:18:18 | 日記

「あっ、大きな鳥!」と子供の声

男の子と、幼い女の子がいた。
お兄ちゃんと、その妹に見える。


「どこ?、ど~こ?」とお兄ちゃんに問いかける妹。

「ほら、あそこ。」

「ど~こ? 見えない、見えない。」


お兄ちゃんは妹に近付き、空を指さす。

そして、一所懸命にその在りかを教えている。

それでも見つけられず、泣き出しそうな女の子。


「ほら、ほら、あそこ。木の右上。」

今度は、妹の顔に自分の顔をくっつけ、肩を抱き寄せて天空を指さすお兄ちゃん。


「やっぱり、見えない」と妹。



お兄ちゃんも教えることを諦め、空を指さすのをやめた時、

「あっ!…いた。」と小躍りして喜ぶ女の子。



やっと見つけられたのが、よっぽど嬉しかったのだろう。

「鳥いた、鳥いた、やったー! やったー!」

2人は、その場をくるくると回り、踊りながら、いつまでも飛び跳ねている。

時々、空を指さしながら、見上げながら。



それは、まるで雨乞いの儀式でもしているかの様だ。


そういえば子供の頃、雨乞いの儀式をして良く遊んだな…。



楽しそうな二人の様子に安堵した私は、子供が指さしていた空に初めて目を向けた。


そこには、見たこともない大きな鳥がはばたいていた…。




 

モロの君(黒いけど)

2013-07-15 07:23:13 | 愛犬

「ハハハハ、どうやって生きるのだ。サンと共に人間とたたかうというのか。」

(中略)

「小僧、もうお前に出来ることは何もない。夜明けとともに ここを立ち去れ。」





Mさんの影響力(人間ドック Part1)

2013-07-14 23:24:59 | 日記

何年か前の人間ドックでの出来事。

40才を超えると会社の方針で半強制的に人間ドックを受けなければならず、2割の自己負担で受けられるので、私も毎年受診していました。

その日はJA関係の女性の方々が、まとまって来ており、60名前後でかなり混み合っていたと記憶しています。私は、同僚2人と一緒に受診。

何といっても、胃カメラが人間ドックの山場となります。
あの海ヘビの怪物みたいな黒い管を、デリケートな食道に入れられる、みんなが嫌がるあれ。もともと男は異物を挿入される事に慣れていない?


私は、既に胃カメラに慣れており、声一つあげないし、よだれも全く垂らさない。直前になっても余裕のよっちゃん。うどんを飲み込むのと大差ない感覚でいける。



ところが一緒に行っていた同僚のMさんは、胃カメラが大の苦手。というより天敵に近い。

Mさん、待機している間も胃カメラの恐怖で落ち着きがない。





そしてついに、Mさんの順番が回って来た。

Mさんは、「よし!」と気合いを入れて立ち上がると、哀しい笑顔を私に見せ、診察室へと消えて行きました。


しばらくして、Mさんの胃カメラが開始。

すると、診察室の中から、

「オェッ!」、「プファー!」、「ウォッ!」と扉を突き抜ける物凄い声。声と言うより、叫びに近い様な大音量!!


待機している人達から、思わず笑いがもれる。



一人の人懐こいオバチャンが、私に話しかけて来た。

「あなたのお仲間でしょ…、大の男がだらしないねぇ。」

私もそれに同調し、
「根性が無くてすいません。あれでも剛柔流空手の黒帯なんですけどね…。」



その後も、
「オェッ!」、「プファー!」を繰り返すMさん。

周りは何故か、お仲間の私を見てる。


話しかけられてないのに、
「あの人、あれでも高校野球県大会の優勝ピッチャーなんですよ。」

「へぇ~」、「あら、やだ」とオバチャン達が、笑いながら食いついて来る。


聞かれてもいないのに、

「お父さん坊さんで、彼も仏教系の大学出てるんですけど、悟りとは無縁の男ですから…。」


サービス精神の導火線に火の着いた私は、無意識に次のネタを探していた。


それで頭に浮かんだのが、「酔っ払うと時々、人の頭にち○ち○乗せて、チョンマゲってやる人物です。」だったが、
さすがにそれは言わなかった。いや、言えなかった。




そうこうしている内も、止む事のない
「オェッ!」、「ウォッ!」
いや、むしろボリュームアップしてる。






いつの間にか、待機所の雰囲気は、「笑」いから「恐怖」に様変わりしていた。

オバチャンたちは、

「あんなに声をあげるなんておかしいわよ。」

「よっぽど下手な先生がやってるんじゃないの?」

「他の病院より太いカメラ?」


しまいには、

「胃カメラだけ検査から外してもらうわ。」

と1人が立ち上がると、3人が無言で続く。

予想しなかった展開に…。





私の胃カメラは、何の滞りもなく終えたのは言うまでもありません。
Mさんのそれも時間はかかりましたが、何とか無事?に終了しました。


但し、人間ドックが終了したその日の帰りしな、病院側からMさんに呼び出しがかかった。
一緒についていくと、「次回は胃カメラはやめにして、バリュウムにして下さい。」と釘を刺されていました。


どうも、Mさんの「オェ~ッ!」が原因で、胃カメラの当日キャンセルが相次ぎ、病院側は、その対応で大変だったらしいです。



Mさんの奇声の影響力、恐るべし!



あっ、そうそう、「プファー!」は、Mさん曰く、胃カメラが入れられず、抜き取る時に発した声だそうです。


人間ドックPart2に続く………。