今から約10年ほど前。8月に京都で行われた某そろばん日本一を決める大会に出場した際、大会前日に会場近くのレストランで某有名選手と食事しました。金髪で大柄なあの選手。
その選手は同年の超激戦区である某県大会の読み上げ暗算で優勝したのですが、優勝を決めた時の桁数は13桁だったそうです。
すごいです。。。。13桁(実質14桁浮かべてるわけですが)もどうやったら頭にそろばんの珠浮かぶん?と私が聞くと
不思議な答えが返ってきました。
「いやー、実は僕。そろばんの珠は6桁までしか頭に浮かばないんですよねー笑笑。」
え??????じゃあ、どうやって13桁の読み上げ暗算解いたん??と、当然の疑問を投げてみると
「僕、野球がめっちゃ好きで。ほぼ全選手の背番号覚えてるんです。だから読み上げ暗算時、背番号で数字を覚えるんです。例えば35だったら巨人のOO、41だったらヤクルトのOOみたいに」
つまり、6桁まではそろばんの珠を浮かべて計算し、7桁目以降は野球選手の背番号で覚えるとのこと。例えば「876432山川(12)鈴木(33)佐藤(13)」みたいな具合に。そんな方法で読み上げ暗算している選手がいるとは驚きました。
が、10年近く経った今となってはもっと驚きの暗算方法で選手活動に取り組んでいる方々の話もいろいろと聞いています。独自のオリジナル計算方法を見つけるのも珠算の醍醐味の1つですね。