もうそろそろ終わりにしなければいけない。
治るとわかっているのに急に不安が襲うのは
「日常生活に支障はありませんよ」
との言葉のせいか
日常困らない生活ができる程度の手ではダメなのだ
元に戻さなくてはならない
休みを取らなければいけなかった
わかっていた
動かない手のせいで走る速度が
かなり遅かったが、今は三月のレベルまで戻った。
これからタイムをあげれば何とか間に合う。
今つらいのはヴァイオリンを早弾きすると手首に痛みが走ることだ
気のせいが半分はあるらしい
「仕事上差し障りがないのだから」
まったく小学生の頃の性格そのままの医者になってしまった彼の言うことを素直に聞いていられない。
医師としての言葉だけピックアップしておこう。
やりたい事より
やらなければならない事を優先して片付けてしまわなければ
それにしても
障害を持つ人のアドバイスがありがたかった。
みんな優しい素敵な仲間