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積読拾読(立場編)

2020-07-30 | 
幸田文の『木』にまつわるエッセイ集は
図書館のリサイクル本から大分前に頂いて来た本だ
何となく引っ張り出してきて読んだら面白すぎた
この人の言葉の選び方やぐいぐいな行動力、粋だなぁ
以下、じわじわ部分
・エゾマツの倒木更新
・山気…やまけ、さんき、やまっけ…幸田さんはどう読ませたかったか
・ただちっとばかり気持ちがうるむ
・アテ(使いものにならない歪みや曲がりのある木)に感情移入してしまう
・本当にアテは使いものにならないのだろうか
気になった幸田さん、頼み込んでアテを挽いてもらうことに
百聞は一見に如かずだけど、非常に危険!
・ヤクスギランドの木々は人なれしている
・ウジャジャケる
・マッチの軸木にポプラが使われていた

さて、幸田文の『木』に宮大工の西岡楢二郎という人が出て来て
うん?最近どこかで「西岡」を見たぞと思って積んである文庫たちを見たら
『木のいのち木のこころ』の背表紙に「西岡常一」とある!
楢二郎さんは常一さんの実弟であった
宮大工の師匠とその内弟子、さらにその弟子たちのリアルな記録である

今回の清張さんは『黒い画集』
この中の「証言」と「天城越え」のドラマを見たもんで
「証言」のドラマは今年1月に放送された現代劇で設定も少し違っていた
「天城越え」の方は1978年放送のもので鶴見辰吾がまだ少年だった
…そして知ってたけど清張さんがお遍路さん役で出演しているのだ
(清張さん存在感ありすぎ。全て持って行かないで!)
さて小説の方に戻ると、清張さんは山にも詳しいことに驚いた
「遭難」を読んだら黒部付近の地形図が欲しくなった
以下、昭和な感じの気になる部分
・布引岳を過ぎてガレ場あたりに来ると大町の工場のサイレンが聞こえた
…書かれた時代から考えると黒部ダム関連の工場?何の工場?後で調べる
・手をまわして、窓ガラスをずりさげる
・眼鏡の玉を拭く

『パレスチナ・そこにある日常』で60年以上続くパレスチナ人の苦労を知る
しかし掲載写真の人たちはいい笑顔だ
パレスチナ難民は大きく分けて2つのグループがあることが分かった

『ユナイテッドアローズ 日本一お客様に喜ばれる販売員の話』を聞いてみた
あの町のあの店が未だ存在している理由が分かった
ある程度の歴史のある企業が練りに練った理念を社員は軽視するなかれ

今回のコミックは『猫のお寺の知恩さん①~⑨』
またいい作家さんに出会った。絵も上手い
猫もいいが、人もみんないい

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