三浦綾子さんの『泥流地帯』を読んでいた時だ
1958年発行、新品同様の岩波写真文庫『旭川・大雪山』を通りすがりの古本屋で発見した
その古本には現在の文芸単行本的価格が付けてあったのだが…
もうこんな良い状態のものに出会えないかもしれないしなー
などと誰に言うわけでもない言い訳を心の中で唱えつつ購入した
大正15年の十勝岳の爆発の際に発生した泥流については少しだけ書いてあった
当時(昭和30年くらい?)の街や公園や神居古潭、人々の生活の様子が見られて面白かった
最後のページの写真は、雪景色の川原の「雪投げを禁ず」という立て札と旭橋の共演!
私も同じアングルで写真を撮ったことがある
今も昔もじわじわポイントは同じなのだ(雪投げ=雪捨て であーる。雪合戦のことではない)
ブラタモリ「旭川」でタモさんが話題にしていた『泥流地帯』
まじめに生きている人たちに次々に襲いかかる試練や理不尽なこと、そして差別や格差
全体的に重い話ではあるけれど、兄弟のがんばりや優しくて強いじいちゃんは素敵だし風景描写は美しい
そして「てらてら、つやつや、からから」などのオノマトペが絶妙で癒しなのだ
私のお気に入りは、泥流が発生する章の直前に書かれていた「ちょりちょりになった蓬の焦茶色」という部分
ちょりちょりってー!絶対「ちょりちょり」だよー!
内容にあんまり関係ないことに異常に反応して申し訳ない
代わりと言っては難ですが、三浦綾子記念文学館のHPに
「『泥流地帯』『続泥流地帯』を知るミニ資料集」というものを見つけたので後で読んでみようと思う
さらに記念文学館がこの夏にリニューアルしたそうなのでまた行ってみたい
その前にまずは『続泥流地帯』を
「100分de名著 三国志」は三国志展に急に行くことになって
数日で予習せねば!と焦っていた時に家の本棚から発掘されたもの…いやーこれあって助かった~
と言いたいところだけど、武将名や地名をことごとく忘れていたもんでフリガナが無くなると全く読めず
董卓と官渡の戦いについてだけ偏ってやたらと詳しくなって出かけてしまったために
あまり実習に役立たたなかった
実習(三国志展鑑賞)で購入した図録の皮(黒いカバー)を取った状態
関羽の生涯を描いた壁画がプリントされていた
しばらく楽しめる
復習で最初に読むことにしたのは児童書の青い鳥文庫の『三国志』である
今「講談社青い鳥文庫『三国志』」で検索すると、7巻セットの男くさい表紙のものをお勧めされちゃう
しかしあえての昔からある駒田信二訳バージョンで(本当は7冊読むのがめんどくさい)
あの長~い話を一冊にまとめてあるので、移動して戦って裏切られて殺されてと忙しないが
これは主な登場人物や出来事を網羅したダイジェスト版だと割り切れば結構いいものである
読みながら軍の動きや人間関係を図に書いて行ったらもっと楽しめるよーやってないけど
次は岩波少年文庫版だ!
『百歳までの読書術』は老いてからの読書について書かれたエッセイ
大人だったらどんな世代でも共感できる部分はあると思う
本の処分・整理、図書館・ネット書店の利用、遅読か速読か、漢字が書けない…などなど
個人的には「系図的なものが苦手」「新刊書店古本屋古本市図書館回遊」あたりに共感
著者は劇団「黒テント」の演出家だった人
『センセイの書斎』を俯瞰で見ると楽しい。当然だが三者三様であった
蔵書が少ない理由は必要な部分だけ破り取ってあとは捨てているから!
という某評論家センセイが一番強烈だった
ここからはコミック
作家という生き物の生態漫画『ものするひと』に流れる空気感は好きだ
しかし打ちのめされる、作家には絶対なれないなー(なろうと思ってないけどね)
なんだかよくわからないがおもしろいらしいときいた『書道教室』
なんだかよくわからないがおもしろかった
異世代交流は素敵だね
残念な男子たちよ!『さよーならみなさん』
『日の鳥』は雄鶏が旅する震災後の東日本のスケッチ集
妻は何処
著者は『この世界の片隅に』のこうの史代
1958年発行、新品同様の岩波写真文庫『旭川・大雪山』を通りすがりの古本屋で発見した
その古本には現在の文芸単行本的価格が付けてあったのだが…
もうこんな良い状態のものに出会えないかもしれないしなー
などと誰に言うわけでもない言い訳を心の中で唱えつつ購入した
大正15年の十勝岳の爆発の際に発生した泥流については少しだけ書いてあった
当時(昭和30年くらい?)の街や公園や神居古潭、人々の生活の様子が見られて面白かった
最後のページの写真は、雪景色の川原の「雪投げを禁ず」という立て札と旭橋の共演!
私も同じアングルで写真を撮ったことがある
今も昔もじわじわポイントは同じなのだ(雪投げ=雪捨て であーる。雪合戦のことではない)
ブラタモリ「旭川」でタモさんが話題にしていた『泥流地帯』
まじめに生きている人たちに次々に襲いかかる試練や理不尽なこと、そして差別や格差
全体的に重い話ではあるけれど、兄弟のがんばりや優しくて強いじいちゃんは素敵だし風景描写は美しい
そして「てらてら、つやつや、からから」などのオノマトペが絶妙で癒しなのだ
私のお気に入りは、泥流が発生する章の直前に書かれていた「ちょりちょりになった蓬の焦茶色」という部分
ちょりちょりってー!絶対「ちょりちょり」だよー!
内容にあんまり関係ないことに異常に反応して申し訳ない
代わりと言っては難ですが、三浦綾子記念文学館のHPに
「『泥流地帯』『続泥流地帯』を知るミニ資料集」というものを見つけたので後で読んでみようと思う
さらに記念文学館がこの夏にリニューアルしたそうなのでまた行ってみたい
その前にまずは『続泥流地帯』を
「100分de名著 三国志」は三国志展に急に行くことになって
数日で予習せねば!と焦っていた時に家の本棚から発掘されたもの…いやーこれあって助かった~
と言いたいところだけど、武将名や地名をことごとく忘れていたもんでフリガナが無くなると全く読めず
董卓と官渡の戦いについてだけ偏ってやたらと詳しくなって出かけてしまったために
あまり実習に役立たたなかった
実習(三国志展鑑賞)で購入した図録の皮(黒いカバー)を取った状態
関羽の生涯を描いた壁画がプリントされていた
しばらく楽しめる
復習で最初に読むことにしたのは児童書の青い鳥文庫の『三国志』である
今「講談社青い鳥文庫『三国志』」で検索すると、7巻セットの男くさい表紙のものをお勧めされちゃう
しかしあえての昔からある駒田信二訳バージョンで(本当は7冊読むのがめんどくさい)
あの長~い話を一冊にまとめてあるので、移動して戦って裏切られて殺されてと忙しないが
これは主な登場人物や出来事を網羅したダイジェスト版だと割り切れば結構いいものである
読みながら軍の動きや人間関係を図に書いて行ったらもっと楽しめるよーやってないけど
次は岩波少年文庫版だ!
『百歳までの読書術』は老いてからの読書について書かれたエッセイ
大人だったらどんな世代でも共感できる部分はあると思う
本の処分・整理、図書館・ネット書店の利用、遅読か速読か、漢字が書けない…などなど
個人的には「系図的なものが苦手」「新刊書店古本屋古本市図書館回遊」あたりに共感
著者は劇団「黒テント」の演出家だった人
『センセイの書斎』を俯瞰で見ると楽しい。当然だが三者三様であった
蔵書が少ない理由は必要な部分だけ破り取ってあとは捨てているから!
という某評論家センセイが一番強烈だった
ここからはコミック
作家という生き物の生態漫画『ものするひと』に流れる空気感は好きだ
しかし打ちのめされる、作家には絶対なれないなー(なろうと思ってないけどね)
なんだかよくわからないがおもしろいらしいときいた『書道教室』
なんだかよくわからないがおもしろかった
異世代交流は素敵だね
残念な男子たちよ!『さよーならみなさん』
『日の鳥』は雄鶏が旅する震災後の東日本のスケッチ集
妻は何処
著者は『この世界の片隅に』のこうの史代