桜の腹黒日記

ヲタ日記。毒吐きまくり。嫌な方は回れ右!責任は持てません!
…更新不定期中。遡ってふいにアップしてたりします。

当日のこと4

2011-04-04 | 徒然と

家族の無事を確認し一安心したので、今度は家の様子を見る為に、いったん、我が家に戻りました。

あたりは真っ暗。
避難所になってる小学校から家(マンション)までは歩いて数分。
商店街沿いに住んでいるので、なんか不思議でした。
いつもは明るいのに、本当に暗くて、昔の人が闇に怯え、幽霊やら化け物を創造したり、恐怖した気持ちが少し分かるような気がしました。
人間が絶対に克服できない、本能的な恐怖。
そんな状況ではないはずですが、なんだか、妙にわくわくしました。
暗闇にではなく、自分が味わうことができないはずの遠い昔の人間の感覚の一端に触れることに出来たことにです。
歴史好きなせいか、どうも、思考がそういう方向に行ってしまいます。

月が恐いくらい冴え冴えとしてました。
星が降るくらい沢山、沢山、輝いてました。

圧巻でした。
今まで、自分の頭上にこんなに星が輝いていたなんて、考えたこともなかったです。
肉眼でこんなに星がみれるなんて……
すっごい!すっごい!!すっごい!!!!綺麗でした。
寒ささえ、克服できるなら一晩中でも外で空を見上げ続けることができるほど、綺麗な空でした。

電気がついていまでは、幻だったのはないかと思えます。
正直、ここだけの話し、あの星空が見れるなら。夜は電気がなくてもいいやと思ったりします。

……どこまでも、のんきな私です。

マンションはみんな避難済みで、びっくりするくらい静かでした。
暗闇のなか、避難所で必要なものをかき集め、キャリーに詰め込み、簡単に確認。
奇跡的に割れ物ない!
大量の本がある書庫は雪崩が起きてましたが、これはしょうがない(苦笑)
ハードがばったり倒れこんでいたPCは心配でしたが、確認のしようもなく。
まだまだ、余震も続いていたので、割れ物だけは下に降ろし、タオルで包み……なんてしてるうちにまた大きな余震が襲ってきたので、部屋をあとにしました。
本当は、どうしてもコンタクトケースを見つけたかったのですが、どうしても片方が見つからず断念。
いや、ハードなんで、目がしぱしぱして限界だったんです。

避難所に戻る最中もほけ~と星空観測。
……かなり、幸せでした。
本当、自分、いい性格してるわ。
たくさんの人が余震に怯え、悲しみに耐えてるときに……
本当、すみません。
でも、本当に身震いするくらい綺麗な夜だったんですよ。

初、避難所生活。
まぁ、当たりまえですが。
本当に、人・人で……
それなりに寒かったですが、家からもふもふの敷物やら掛け物などを持ち込んで、家族4人で身を寄せ合っていたせいか、耐えられないほどの寒さではなかったです。
床に寝るもの、よくゴロねしてしまうので、あんまり気にならないし、マクラは元々、バスタオルを3等分に折ったものを代用してるくらいので、鞄マクラで大丈夫だったのですが、足がね…夜中から朝方にかけて冷えてちょっと大変でした。
あとは隣りの陣地にいるおじさん。
超寝相悪くて、一晩中叩かれ続けました。
まじで、最悪だった。
後は、余震のたびに上がる悲鳴。

……まじで、勘弁して欲しかった。

本当、悲鳴煩くて、そのたびに起こされた。
ーてか、こんなときでもしっかり寝ようとする私の神経がおかしいんですよね。そうですね。はい。

とりあえず、避難所じゃまともに寝れない!!

これ結論。
1日で避難所生活をギブしました。

基本的に人と一緒に居ることが、本当に苦手なので、一人が好きなので、他人といることが苦痛でしょうがない。
地震への恐怖よりまさりました。
親しい人数人と一緒は安心感を覚えますが、親しくない人一緒にいることは私とっては苦痛でしかなかったです。
安心感より煩わしさが先に立ちました。
実は肝心な部分は自分のうちにうちに入り込んでしまう、根っからのヒッキー体質なので、こういう時こそ、心の整理に一人の時間が必要なものなので、ずけずけ入ってくる他人の存在は、本気できつい。
高齢の一人のおばあちゃんが、うちら家族の会話を寝てる振りしながら聞いていて、途中でいきなり会話に混じってきたりするわけですよ。
冷静に優しい気持ちで、考えれば、不安なんだから人と話したいというのは、わかる。
分かるんです。
相手をするべきだとも分かってるんです。
でも、私、外面がいいだけで、人間不信の塊なんで、本当は、そうやって許可なく、他人が勝手にテリトリーに入ってくるのは許せないし、嫌悪感感じるくらい嫌だし、腹がたつ。
でも、鍛えられた外面がね、相手してしまうんです。
んで、そんな自分をさらに嫌悪する。

……まじで、疲れた。

こういうこと、心からの親切で分かち合える人になりたかった……もう、無理ですけど。本質的に無理ですけど。
私みたいな優しくない人間にはまじで、向かない。

そんなことをヒシヒシと感じる一晩でした。



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