2冊組です。
2冊組なの知らなくて、金額を聞いたときはちょっと、びっくりしました。
いや~、だって、こんな立派な作りだとおもってなかったんだもん。
最近の画集てそれなりに名が売れてないと立派なの作ってくれないから…
1冊はカラーイラストがまとめられており、もう1冊は挿絵の白黒絵がまとめられてます。
カラーのラストは、今回の画集に書き下ろしになってる茅田さんの小説のワンカット(笑)
小説付なのは知ってましたが、内容は知らなかったので、先にカラーイラスト見て衝撃的でした(笑)
カラーのほうは茅田さんと鈴木さんのコメントがほぼ全部にはいってます。
あとはおまけの絵とか。
「マルグリートの輪舞曲」のカバーイラストが諸事情で、間違探しのようにのってますが、なかなか違いがわからなかった。
ん、でも、あれはなくても成り立つと言えば成り立つから気付きにくいかも。
白雪姫笑った!
シンデレラに続いて…、なんてナイスな!
書き下ろしのカラーこわ~い(笑)
暁の天使たちの再版以降は口絵ついてるの!!!!
ず、ずるい(涙)
初版を買ったのに…
口絵欲しさに、再版以降のやつもう1冊買ってしまいそう。
ヴァンツァーの印象の似たキャラクターが”D”と聞いてびっくりです!
全然、デザイン違うのに、言われて妙に納得しました。
空気感とかね。うん。
てか、Dと聞いて、ピンと来ない人結構いると思うんですが……
小・中学の時、私が心底ほれ込んだキャラです。
いえ、今も好きですけど。
もう1冊に白黒絵のほうですが。
これは個人的ナ好みなのですが、女王と海賊のジャスミンの全開の笑顔の挿絵がとてもすきなので、これは、1枚だけで1P使って欲しかった。
「女王と海賊の披露宴」
小説。
まずはタイトルにびっくり(笑)
内容的には、いままでのキャラクター総出な、今までの話しの総集編的ナ感じでした。
私は楽しく、短編として読ませてもらいました。
スカウィ読み返したくなった。
うずうず。
ラストは茅田さんと鈴木さんの対談。
ケリーかっちょよぉぉと思いながら表紙見直してたら、今さらながら、表紙のケリーが~披露宴のタキシードのケリーだと気付きました。
ケリーにしては薄い色合いの服装だと思ってたんですが……
顔ばっかみてたわ(苦笑)
鈴木さんがすごいと思うのはキャラの書き分け。
鈴木さんの絵はその髪型が変わっても、服装が変わっても、ちゃんと”誰”なのかがわかる。
あと、1枚の絵に納まった時、ケリーとジャスミンとダンとジェームズが家族なのが、血の繋がりがあるのが、感じ取れる。
あれってすごい。
それぞれだけ見るとダンもジェームズもケリーやジャスミンに似てるように見ないのに、並ぶと繋がりを感じる。
でも明確すぎでもない。
今って、絵が上手いとか、カラーが上手いだけの人は沢山いるけど、絵に内面や血を感じさせることのできる作家さんが減っているので、本当に貴重だと思う。
お金ないけど、無理して買ってよかったです。
ご馳走さま。