神田昌典さんが、
『2022~これから10年活躍できる人の条件』発売記念講演会(広島)で語ったこと。
ネット環境が整備され、情報化社会が成熟したことで、
人とのつながり方が、がらりと変わった。
たとえばFace bookを通して、どこにいても・どんな地域の人とも即時にやり取りができる。
人とのつながり方が社縁・血縁といった、身近なところの人脈から、
全然知らない人とも対話し、つながっていく。
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東日本大震災のあと、TwitterやHP、blogでの呼びかけに応えて、被災地に物資が届けられた。
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風評被害のためスーパーで売れなくなった、基準値を満たした上等な野菜が、高校生がネットで仲介することで飛ぶように売れた。
人とのつながり方が変わった、ということは、
(売れない野菜がネットで売れたように)ビジネスのあり方が変わり、
さらにはお金のあり方、お金についての価値観の変換が起こる。
たとえば、今、製造業に代表されるように、
土地・金・労働力が富を産む資本主義は解体途中にある。
お金をたくさん持っている人が偉い、という価値観から自由になり、
『お金を稼がない(で時間、自由を確保する)』ことを選ぶ人には、
大きな可能性が広がるだろう。
アメリカではすでに実現しているそうだが、
『Collaborative Consumption Hub』という物々交換サイトがあり、
そこにアクセスするだけで、
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余っているモノ(普段使わない電気ノコギリとか)の貸し借り
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自分の提供できる能力(ネパール語・日本語・英語の通訳ができるとか)の貸し借り
ができるようになった。
ネットが介在することで、
モノ・技術を持っている自分 ⇔ 自分の提供できるモノ・技術を欲している人
のマッチングが容易になり、
お金を介さない交換が活発に行われているのだ、という。
(続く)
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