高速道路無料化を言い出したのは・・・・
高速道路無料化」の意味を理解し、実行するのは、幸福実現党だけです!!皆様もニュース・新聞などの報道でご覧になったことと思いますが、先日、鳩山内閣における「高速道路新料金体系」についての発表が行われました。
ご存じの方も多いかと思いますが、実は幸福の科学出版発行の総合雑誌「ザ・リバティ」1998年8月号にて、日本の著名な経済評論家であった高橋亀吉先生による「霊界からの緊急提言」として、この「高速道路無料化」が発表されていました。
当時も、現在と同様に長期不況にくるしんでいる時期でありました。そうした中で、文字通り「トランスフォーメーション(交通)革命」の柱として、即日実行できる政策として、この提言が発表さました。私自身は、この政策について、政治決断によって直ちに行うことができる政策であり、しかも、物流費、移動にかかわるコストの大幅な低減をもたらすことにもなることから、個人的にも大きな期待を持ちました。 そこで、在住している東京都青梅市長にも「ザ・リバティ」の記事のコピーを送付して、青梅市においても。ぜひこの政策を推進すべきではないのか、と意見をしたこともありました。残念ながら、青梅市長さんは、非常に官僚的な回答でがっかりしましたし、国政にあっては、当時の自民党政権も、この「景気の特効薬」について、一顧だにされることはありませんでした。
そののち、この政策は一部の経済評論家の中でも主張する方がでてきましたが、野党民主党の菅直人代表(当時)が、どうした経緯か、この政策を取り上げ、2003年の衆議院選挙において「マニフェスト」として登場したのです。私たちからするとマニフェスト、というよりは“マネ”フェストとでも言いたくなるような内容ではありますが、景気対策として実現することはよいことでもありますので、これについては、あまり強く訴えることは差し控えたいと思います。
私も民主党の市議会議員時代、国政にかかわる政策ではありましたが、身近な政策としてもとらえ、最も推進をした政策の一つでもあります。当時の民主党内では「やれっこない」と言った、批判的な見方もされましたが、自分としては「何ら特別な投資を必要とするわけでもなく、ただ単に道路の維持管理費を税金から支出するだけの、全くわかりやすく、即日実行でき、しかも、景気に対して即効性のある素晴らしい政策である」と思っておりましたので、個人ブログにも、随時掲載しておりましたし、一人でも多くの国民の理解を得られるよう、努力して
おりました。
国民の理解が大きく広がった影響のせいでしょうか、昨年、麻生政権の元で「日曜祝日限定の高速道路全国1000円を上限とする」という決定がなされ、不況の中、多くの国民・企業にとって交通費、物流費の大幅な低減に寄与することになりました。そして昨年の選挙のなかで、民主党もひきつづき「高速道路無料化」を主張していたことから、いよいよ、実現するか、という期待が国民からも高まりました。もちろん、昨年夏の選挙において、幸福実現党も「高速道路無料化」を、マニフェストの一つとして掲げさせていただきましたが、残念ながら、この政策については、民主党に報道が集中していたため、「元祖」ともいえる私ども幸福実現党の主張は、ほとんど周知されることはありませんでした。そして、選挙の結果、民主党が政権を担うことになり、いよいよ無料化がはじまるのか、という期待が高まってきたことと思います。もちろん、私自身も政策が一致すれば、これを推進することには、やぶさかではありませんので、この政策に限って、期待をしていた一人でもあります。
ところが、先日、前原国土交通大臣より発表された「高速道路新料金体系」を確認すると、昨年のマニフェストとは、あまりにもかけ離れた内容で、一部の区間は明確に値上げになっていることが明らかになりました。 たとえば、
●時間帯、曜日別の割引は廃止 ●現金とETCの区別を廃止●大型車5000円、中型車2000円、小型車1000円を上限とする。●首都高は距離別料金(初乗り500円、6キロ毎に100円増、上限900円、ETCが無い場合一律900円) ●地方の通勤割引(通勤時5割引き)全廃●高速道路割引のために貯めていた財源の一部を新しい道路建設費に当てる。
早い話が、長距離走る場合は値下げとなるが、庶民が日常走る範囲の高速代は値上げとなる。という具合です。
どうしてこのような理解しがたい計画になってしまったのでしょうか。これは、道路財源を確保したい官僚の言いなりになってしまったか、あるいは、先日の長崎県知事の際、国民から大きな批判のあった、「箇所付け」(特定の地域に対して、公共事業を必要以上に計画すること)の財源にしたいのでしょうか。 これでは、昨年、耳にタコができるくらいに聞かされれた「マニフェストを実行していく」というあの鳩山総理の言葉はどこに行ってしまったのか、と思わざるを得ません。国民の皆さまからすると、すでに「普天間基地移設問題」に関して、いったい何を言いたいのか全くわからない言葉で関係者に混乱をきたしており、本当に信頼できるのか多くの方が疑問をお持ちのことと思いますが、今回の件はまさに民主党が掲げている「生活」にかかわる問題でもあります。
すでに、ガソリン税の暫定税率廃止といった「マニフェスト」についても堂々と骨抜きになっている中で、今度こそは、と国民が期待した「高速道路無料化」についても、全く国民不在の決定がなされたことで、いよいよ民主党政権にたいする国民の不信も相当高まっていることを感じます。
私たち幸福実現党は、その名称のとおり、マニフェストとして掲げた政策については、責任を持って取り組んでまいります。もちろん「高速道路無料化」についても、明確に実行していくことを、お約束いたします。景気対策として、大きな効果のあるこの高速道路無料化を本当に成し遂げるのは、私たち幸福実現党だけだと、強く確信をした次第です。