1㍉シーベルト
2013 03/13
加藤文康公氏 ブログ転載
http://katofumiyasu.blog45.fc2.com/blog-entry-599.html
1㍉シーベルト
2013年3月12日(火)
戦後最大の被害をもたらした東日本大震災。
多くの爪跡を残して今日に至っていますが、
天災でありながら、人災でもあったところにも、
新たな悲劇がありました。
当時の民主党・菅直人政権が、ここぞとばかりに突き進めた
原発抹殺路線ですが、
これがどれほど国益を損じてきたかは、幾度となく論じて参りました。
今日は特に、除染における年間1㍉シーベルという被爆線量目標に
ついて、一言触れたいと思います。
病院で私達が受ける1回あたりのCTスキャンが、10㍉シーベルト
前後の被爆と言われています。
しかしながら、そのせいで病気になったとか、誰も騒がないでしょう。
国際的な目安でも、年間100㍉シーベルトまでは、
人体に特に影響がないとされています。
それなのに、わずか1㍉シーベルトという、
やたらと厳し過ぎる基準を持ち出しては騒ぎを大きくしたのが、
当時の民主党でした。
これが、
どれだけ、地元被災者の帰還が遅れていることか、
どれだけ、福島産の農産物に対する風評被害が広がっていることか、、
どれだけ、必要もない除染作業に行われて公費が浪費されていることか、、、。
せめてここは、
平時の国際基準の下限である20㍉シーベルトあたりを、
地域除染の基準値にしてはどうでしょうか。
それだけでも、多くの被災者の帰郷が現実味を帯びてきますし、
心無い風評被害を減らすことになります。
さらには、無意味な除染作業を減らすことにもつながります。
被災地の一日も早い復興を祈念しつつ、
自民党政権の英断を願うばかりです。
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