TPPと大川総裁の「予言」(4)最終回
『第三の開国の時代』
TPPと大川総裁の「予言」(4)
2011-11-01 (火) 幸福実現党観察日記さん転載
TPPについて、最終回です。
前回、「交渉次第」と書いたが、交渉次第で日本最悪の
ケースになる、ということに関して、先日、匿名で政府
などの機密情報を公開するサイト「ウィキリークス」に、
こんなおそろしいリークが出ているというのが話題になった。
【ウィキリークス】米国公電「TPPで日本と韓国を潰せる」。
NZのTPP首席交渉官が発言
http://tonchamon.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/tpp-8cd2.html ウィキリークス-米国公電「TPPで日本と韓国を潰せ
……なんだかもはや色んな国々が好きなことを
言っている。
結局のところ、TPPの議論に関する現状は、それぞれの
国・それぞれの議員が、さまざまな思い込みで発言し、
実際は、雲を掴むような話で、最悪には、日本が潰される
可能性すらある……といったものの感じがする。
さて、こうして見ていくと、TPPには「今はまだ」、
のるべきではない、という意見が多いのも頷ける。
なにせ、交渉次第でどうなるか分からないのに、
交渉に赴くのは民主党なのだ。
せめて、自民党政権の時にやっていただきたいという気もする。
また、面白いことに、前回出したJAの反対者名簿を見ると、
保守系の大変にセンスの良い政治家たち……
たとえば、安倍さん、麻生さん、小池百合子さん、
小泉ジュニア、といった人びとの名前が入っていない。
彼らは、反対表明はしなていない。
が、賛成表明をしたという話も聞かないようだ。
これは、彼らの政治家としてのカンが、「まだ保留」
と告げている、ということではないかと思う。
あるいは、TPPの交渉の戦端が開かれたとき、
「情報をそろえ、準備万端で交渉に臨めば、充分日本を
守ってくれるのではないか、日本を益することが
できるのではないか」、と言う思いもあるのではなかろうか。
……交渉次第。
たしかに、自民党だけでなく、同じ保守系の幸福実現党にも
そうしたことのできそうな人材は居る。現トップの
ついき党首や、黒川白雲さんとか、前党首のあえば直道さん
とか、そのほかにも発信される文章を読んでいて
「あ、この人達なら海外の外交というケンカ舞台でも
競り負けないのでは」という見識とキレを感じる人びとが
いる感じがする。
交渉が開いたときに、彼らがそのテーブルに着くポストに
ついていたとしたら。
ニュージーランドや米国がなめてかかると逆に痛い目を
見ることになるだろう。
頼もしい政治家たちが、まだこの日本にはいるのだ。
TPPも、そうした、実力のある政治家を要した政党が、
政権を担当している時に交渉すれば、日本にとって、
結構面白い結果になるのではないか……。
だが、民主党ではそれは望むべくもない。
(それとも海江田さんや、「民主党内・幸福実現党支部」の
面々あたりがやってくれるだろうか?)
この件について、幸福実現党と大川総裁もまた、
TPPについて一切発言していない。
ただ、総裁は、十数年前に、こう語っている。
大川総裁「日本の国家運営に関しては、引きつづき、
日米関係の強化を図るべき。
そして、アメリカがいま主張しているように、
日本の市場を開放しなくてはならない。
自由貿易といって関税だけを問題にしてもだめであって、
日本の国内が、流通において外国に開放
されていないのは事実。」
「新生日本の指針」という、かなり前の講演会で、
総裁はそう語られた。
なお、この「流通」とは、「問屋制度」のことである。
さらに、総裁はこう訴えられた。
「輸入経済を興し、内需を活発にせよ。
これからは、アメリカだけではなく、アジアからも、
数多くの物を買ってあげること。
それは、アメリカが二十一世紀において発発展途上国に
対して一貫して採ってきた政策。
それを、いま日本がやらなけれならない。」
……日本人として、誇らしくも感激するような話だが、
そのためには、まず、日本自体が再度立ち直らなければならない。
世界はまだ、日本を評価してくれている。そう思う。
なぜなら、これだけ無残な状態の日本であるにも
かかわらず、世界のお金は日本に逃げ込もうとしている。
あたかも、世界が、日本に救いを求めているように。
日本はその期待を裏切ってはならないのだ。
……そして、十数年前の、総裁の講演会はこう結んでいた。
「明治維新、第二次大戦後に続く、『第三の開国の時代』が、
いま来ているのです。日本はもっと国際化しなければ
なりません。」
……宗教家の慧眼恐るべし。
あたかも今のTPPの議論を一段上から見るような
結論である。
ただし、この法話が説かれたときからみると、日本は
低迷し、民主党のために二流国への道をひた走っている。
「第三の開国」などといって、逆に中国と結びそうな
危険すらあるのだ。開国を行うなら、日本を全力で
建て直す努力も同時に行わなければならない。
……正直、ここ数回の更新記事を書いていて、
もしかしたら今回のTPPは、お流れになるかも
知れないと、幾度か思わされた。
その根拠は、冒頭に挙げた名簿の、あの反対者数の多さ……
ヘタをすれば国会で否決される可能性もあるし、
民主党内の反対も多く、増税との合わせ技で、
野田内閣自体の不信任案にだってなって可笑しくない
レベルだ。
もしかしたら、日本がまとまらず、首相の「ドジョウ技」
で、ゴタゴタやってのらくら逃げているうちに、
アメリカでは大統領選挙が始まり、オバマさんも
それどころではなくなる可能性もある。
今回、TPPはそう簡単に通らないかも知れないのだ。
……だが。
このTPP交渉参加がお流れになっても、近いうちに、
必ずや日本はもう一段、国を開かねばならない状況に
おいやられるだろう。
結局、安倍さんや麻生さん達は、はっきりと
反対表明をしていないように、実現党は、おそらく、
『「開国」は、「時代の流れ」である』ととらえて
いるように思う。
この講義は、それを告げている。
そして、やがていざ、「開国」がはじまったら、
どうなるか。
総裁は今月初めの講義で「いまある会社が、
軒並み変わってしまう」という予言をしたばかりだ。
その流れが一層ドラスティックに巻き起こることだろう。
幾度も繰り返すようだが、TPPはアメリカにも
日本にも、よくわからないままで話し合いが行われようと
している。これが今回すんなりいくかわからないし、
いつ発効になるかも分からない。
ただ、これは誠にありがたい先触れである、
とも思われる。
絶対にはっきりしていることとして、今回、TPPの内容を
聞いて、肝を冷やした業種があるとしら、「開国」の波が
押し寄せたときに、その不安は現実化するだろう。
「これは予震(前震)だよ。今から準備しておきなさい」、
という時代からのメッセージがそこに読み取れるような
気がするからだ。
それは農業や特定の業種だけでない。
時代は大きく変わろうとしている。
さまざまな業種や会社が、その波をくって、予想も
しない倒れ方をするかも知れないのだ。
今回、さまざまに言われた未来予測だが、実際に
開国したら、どんな波が来るか。
そのとき、なお、多くの人のために尽くせる会社であり、
多くの人がそのサービスや商品を欲する業種となりうるか
どうか。
会社だけでなく、個人も、いかにすればその波の中で
生き残り、仕事を通じて世界と自らを益することが
できる自分で居られるか。
心ある企業人は、今回の騒動を契機として、生き残り
のために真剣に考えて準備や勉強をし、必要な資格や
英語などのスキルがあれば習得しておかなければならない。
……「開国」のそのときは、そう、遠くはないだろう。
しかし、今から必死で準備を始めれば必ず間に合うのでは
ないかと思うのだ。
大川総裁が、ずっとずっと前から発している
そのメッセージ……
「世の中の騒動に隠された未来の予兆を正確に読み取って、
一足先に生き残りのための戦いを展開せよ」、という
アドバイスを、あやまたずつかみとって、やがてくる
大波への備えとしたい。
……それが、きわめて個人的ながらも、
TPP騒動に関する学びである、と申し上げたい。
http://www.manjusri.net/archives/2011/11/01/05/00/
転載以上
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幸福実現党観察日記さんの記事は、視点が鋭く
ドキドキして、(わくわくかな?) 読ませていただいてます。。
分かり易く、大変ありがたいです。
なぞの書籍は・・・
「新生日本の指針」でしたか・・(^▽^;)
調べたことは忘れてしまいましたが
何かと、引っ張り出すことが過去多くあった書籍です
この時期にいろいろな問題の答えは、意外なところに
潜んでいるかもしれないですね。
つまりーーもう私たちはすでに知っている・・・
不安ながら、これでいいのか迷っている。。
最確認したいだけなのかも・・
もう後には戻れない気持ちはある・・
・・・・・・
まぁ、個人レベルの問題としても、
同じようなことが、何度かおきて来る場合、
その時の環境、立場に合わせて
そのつどもう一度、同じでない、ワンランク上の
答えを出して行くことって、大切なのでしょうね。
後退したくない。
発展してさらに繁栄して行く為には・・・
(*´∇`*)
。
・
教えていただいたのですが
1995年も。ちょうどいまと同じような状況で、
日米自動車摩擦で故・橋本龍太郎氏が態度を硬化させていた時期でした。
諸事情で自分も拝聴する機会が減ったことで、
もしかして、この方向は・・・
新しい答えはすでに説かれているのでは
とか
思ってはいました。
ヒントは、もう、頂いているんですよね。
で、アトはそれでどうする・・・・。
日本の政治家に対しては
本当に涙とため息と冷や汗が出ます。
( ̄▽ ̄;)
こういうときこそ、実現党が政権にいれば強い日本へと舵取りできました。
これからですね。
総裁先生は1年くらい前、裁判員制度を批判されていた。「うまくゆかないだろう」と。
裁判員制度は年次改革要望書によるアメリカの圧力で、施行されたものだ。
又、同じようにアメリカの圧力で、司法修習生が増員され、卒業したが就職がない卒業生が多く問題となっていると、先日のNHKの特集で報道されていた。
司法試験合格者は、1990年ころまでは毎年500人だったのが今は2000人で最終的には3000人になるそうだが、そんなに増やしてどうするのか。
何でもかんでも訴訟に持ち込むアメリカ社会のようにしてしまおうというのが、アメリカの狙いである。
和を尊ぶ日本社会が、アメリカから見れば非関税障壁になっているという論理だ。
何でも開放するというのは、日本の文化そのものが脅かされる危険性がある。
TPPに関する、総裁先生の現在の意見を是非お聞きしたいが、黙っておられるということは、たいした問題でないのかもしれない。どっちにしても、何か別のもっと大きな問題が起こりそうな予感がする。
それと、過去の総裁先生の発言を予言として、弟子が都合よく解釈するのは、少し控えた方が良いのではないか。
仏陀の時代も、仏滅後に弟子が、「あの時仏陀はこう語った」「いや別の時に違うことを語った」と弟子が争ったそうだ。真理に関するものは普遍性があるが、政治に関しては状況が時と共に流動していくので、気を付けたほうがいいと思う。
いろいろな方向性の記事も載せてるはずです。
一度読みなおしてみてください。
ひとつの考えだけをここのブログで
押し付けない様にしています。
いろんな声があります。
ご紹介しています
そういうブログです
自分としては、幸福実現等を応援したいです。
あまりに方向性が違い、敵対してくる方もいます。
そういうコメントの場合は、政治がよくわからない方も多いブログですので、頻繁ですと
迷わせる元になりますので、ご遠慮願っています。
そのように管理しています。
よろしくお願いいたします
根拠はありませんが、直感で、この点については同感です。
しかしTPPだけは、賛成できないのです。
批判の仕方が過激なのが、私の魂の傾向性で、直そうと努力しています。
イヤな思いをさせて申し訳ありませんでした。
婉曲な言い方に変えますので、これからもよろしくお願いします。
私も、幸福実現党を応援しております。
しかし、私は書き込む時に、実現党のみなさんの考えを変えようという意図がありました。
悪意はなかったのですが、桜咲久也様の意図に反していると思いますので、しばらく書き込みは遠慮させていただくこととします。
ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。
皆様のご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
TPPに関してだけだと思いますが、
強い反対の信念がおありのようでした。
あまり激しいものだと、
不調和を起こしかねないので、
ご忠告しました。
気が付かれたならよろしかったと思います。