南極の氷河の下に巨大な空洞が発見される
氷河の下に巨大な空洞が発見された NASA/Goddard Space Flight Center
<南極大陸西部にあるフロリダ州とほぼ同じ大きさのスウェイツ氷河が、急速に溶けていて氷河の下に
巨大な空洞が存在することが明らかになった>
南極大陸西部に位置し、南極海の海域のひとつであるアムンゼン海に流れ込むスウェイツ氷河の下に
巨大な空洞が存在することが明らかとなった。
マンハッタン島の3分の2に相当する大きさの空洞も発見
アメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)を中心とする共同研究チームは、
2019年1月30日、オープンアクセスジャーナル「サイエンス・アドバンシーズ」において、
「1992年から2017年にかけて、スウェイツ氷河の流動速度が加速し、氷が薄くなり、
氷河と海との境界線が後退している」との研究論文を発表した。
この観測では、スウェイツ氷河の下で、米ニューヨーク市マンハッタン島の3分の2に相当する大きさの
空洞も発見された。その高さはおよそ1000フィート(約305メートル)で、140億トン分の氷を擁しており、
そのほとんどは過去3年で溶けたとみられている。
氷河の下の熱と水がより増えれば、融解はより速く進む
今回発見された空洞の規模と急速な進行度合いには、共同研究チームも驚いており、
研究論文の筆頭著者であるピエトロ・メリロ博士は「スウェイツ氷河の下の空洞の規模は、
氷河の融解に重要な役割を果たしている。氷河の下の熱と水がより増えれば、融解はより速く進むだろう」と述べている。
研究者たちは、長年「スウェイツ氷河では氷と岩盤との間に隙間が存在し、
ここに海水が下から流れ込んで氷河を溶かしているのではないか」と考えてきた。
スウェイツ氷河は地球の海面上昇の約4%を担っている
今回の観測では、極地と気候システムとのつながりを研究するNASAの専門プロジェクト
「オペレーション・アイスブリッジ」の飛行機に搭載された専用レーダーの測定データに加え、
イタリア宇宙機関(ASI)の小型地球観測衛星「コスモスカイメッド」やドイツ航空宇宙センター(DLR)
の地球観測衛星「タンデムエックス」の合成開口レーダー(SAR)からのデータも使用し、これらの
超高解像度データをレーダー干渉法で処理することで、氷河下の地表がどのように移動したのかを
分析することに成功した。
米国のフロリダ州とほぼ同じ大きさのスウェイツ氷河は地球の海面上昇の約4%を担っており、
すべての氷が溶けると地球の海面が2フィート(約61センチ)以上、上昇するとみられている。
アメリカ国立科学財団(NSF)とイギリス自然環境研究会議(NERC)は、その特徴とプロセスを
解明するべく、「国際スウェイツ氷河共同研究(ITGC)」を共同で立ち上げ、2019年から2020年の
夏シーズンにフィールド調査を開始する計画を明らかにしている。
気候変動に伴って地球の海面上昇がどれくらいのペースで進行するのかを予測するうえでも、
南極の氷河の底をさらに詳しく研究する必要がありそうだ。
南極で古代文明の遺跡を発見か?氷が解けたことで人工構造物の正体が明らかに?
南極の氷が溶けるにつれて、そこに隠されたミステリアスな真実が明らかになるかもしれない。
NASAはアイス・ブリッジプロジェクトにより南極で、最新のリモートセンシング・システム「アトラス」
を搭載した飛行機で氷床をレーダー撮影しながらその調査を行っている。上空から撮影したその写真には、
氷の下2.3キロのところに人の集落らしきものが写っていることがわかった。
その雪の中の奇妙な痕跡は、人工的で、かつてそこに建てられた構造物のように見える。
Researchers Found Mysterious Ancient Ruins in Antarctica
古代人の集落なのか?
インド、コルカタ大学の考古学者アショカ・トゥリパーティー博士の考えでは、これは古代人類の集落の証拠だという。
左は普通の航空写真。右はNASAのアトラスが撮影した氷床のレーダー画像
明らかにピラミッド状の人工的な構造がある。そのパターンは、周辺で見られる自然の地形学的形成から
予期されるものとは異なる。これは人為的に加工された明確な証拠だ。
唯一の問題はそれが南極の氷の下2キロの地下にあることだ。それについては不思議としか言いようがなく、
現時点ではきちんと説明できない。
写真に写っているのは南極の一部だけだ。他の場所にも似たようなものがあるかもしれない
とトゥリパーティー博士。
かつて南極は極寒の地ではなかった?
一説によれば、南極は昔から常に雪で覆われた極寒の地ではなかったという。ある16世紀に遡る地図には、
南極の海岸線が詳細に描かれている。
この地図はトルコのピーリー・レイース提督が制作したとされるもので、「ピーリー・レイースの地図」
と呼ばれている。

この地図の最も重要な点は、ジェームズ・クックが公式に南極を発見したとされる1773年以前に描かれていることだ。
だが、さらに不思議なことに、その南極大陸は今日よりも東に伸びており、雪や氷で覆われた範囲も少ない。
関連●いったいなぜ?16世紀初頭の「ピーリー・レイース地図」に描かれた発見前の南極大陸らしきもの : カラパイア
これまでの研究によれば、南極に氷がなかった最後の時代は紀元前4000年頃とされている。
にもかかわらず、例えば、米空軍偵察術科隊(Air Force Reconnaissance Technical Squadron)は、
ピーリー・レイースの地図が「沿岸が氷に覆われる前に描かれたことを示唆する」と考えている。
ただし諸説あって、この大陸は南極大陸ではなく南米大陸であるという説もある。
英ケンブリッジ大学の歴史家クリストファー・アダム氏は、この500年以上前に南極の海岸線を
描いた地図について「史上、最も不可思議な地図の1枚」と評している。
何が不可思議かと言えば、氷がない南極の海岸が記載されていることだ。
地下の海岸線を観察できるようになったのは、1958年に地面を貫通するレーダーが登場して以降のことだ。
南極は常に氷で覆われていたわけではないのだろうか? 地図はその証拠なのかもしれない。
有史以来、地軸のポールシフトが何度か生じているが、それが唯一の説明であるように思える。
だが結論を出すにはさらなる研究が必要だ
追記(2018/03/17):コメント欄によると、右側の氷床のレーダー画像とされて紹介されていたものは、
エジプト・サッカラにある埋もれたピラミットを空撮したグーグルマップの衛星写真に加工を施したものらしい。
それがどうゆうわけか南極の氷が解けて露呈した人口構造物として出回っていたようだ。
ネットでは良くあることで、夢とロマンがあふれるものほどうっかり信じてしまいがちだが、
それを検証する人も確実に増えており、すぐに事実関係が明らかとなるのも最近のネットの流れとなっている。
続追記(2018/03/18):さらに情報を提供いただいた。
左の南極画像は2013年頃に撮影された本物で、ランドサット8号による衛星写真。右の画像も本物で、
2011年頃に撮影されたものだが、グーグルマップの画像を加工したものではなく、宇宙考古学者の
サラ・パークスさんの研究の中で作られた画像とのこと。NASAから直接提供をうけた赤外線画像を観察し、
埋まっているピラミッドではないかとアタリをつけた部分に強調加工をかけたそうだ。
詳しい記事の内容はこちらから
続々追記(2018/03/18):右の画像はグーグルマップの画像加工で間違いがないそうだ。
それを誰が加工したのかはわからないが、このページに詳細があるという。
また、グーグルマップで直接見る場合は、マップを開いて"Pyramid of Khendjer"で検索をし、
衛星画像に切り替えれば見られるとのこと
この国に生まれたことを、
心から誇りに思える。
日本という国は、いつ始まったのか。
日本の神々は、どこから来たのか。
『古事記』『日本書記』以前に書かれた
古代文献『ホツマツタヱ』――
そこに記されていた天御祖神が、
ついにその姿を現し、真実を語られる。
〇歴史の定説をくつがえす――
日本文明の始まりは3万年前だった
〇古代神話のツールは宇宙に!?
日本神道の驚くべき秘密とは
〇ホツマ文字やメソポタミア文明の
楔形文字は宇宙語だった
