中国公船と漁船が尖閣周辺海域に侵入
http://www.sankei.com/politics/news/170121/plt1701210010-n1.html
2017.1.21 09:44
沖縄「今、米軍の後ろ盾がなくなれば、尖閣諸島が奪われる」
中国の海洋進出の脅威にさらされている沖縄県の関係者もトランプ政権の動向を注視している。
尖閣諸島を抱える石垣市。地元漁師らは連日の中国公船の航行で満足に周辺で漁ができない状態が続いている。
日米の安全保障体制に亀裂が生じれば、中国の行為がエスカレートするという懸念を抱き続けており、
同市の県漁業士会長、比嘉康雅さん(60)は「今、米軍の後ろ盾がなくなれば、尖閣諸島が中国に奪われる」と
危機感を募らせる。「日米同盟の抑止力で中国の動きを弱めるしかない。
(日米関係が)むしろ強固になることを期待したい」(比嘉さん)
米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設先となる同県名護市辺野古の元商工会長、飯田昭弘さん(68)は、
トランプ氏が米大統領選で示唆していた米軍の日本撤退は現実的にはないとみている。
「米軍基地がなくなれば、虎視眈々と領土を狙う中国は動きを活発化させる。新大統領就任を機に、
日本は自衛隊を増強するなど国防の道筋を国民に示すべきだ」と話した。
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