福島原発「レベル7」に異論続々
2011.04.14
12日に福島第一原発事故の国際評価が、
最悪レベルの「レベル7」に引き上げられたことについて、
異論が相次いでいる。
例えば13日付ロイターは次のように報じる。
「福島の事故はチェルノブイリほど深刻ではない。
福島がレベル7なら、
評価尺度を見直しレベル8か9まで作る必要がある」
(南カリフォルニア大のNajmedin Meshkat教授)
「放射性物質の放出量がチェルノブイリと同程度と
しても、事故の内容や対応の違いから人体の影響は
福島の方がはるかに小さい」
(カリフォルニア大のケネス・バリッシュ教授)
また、NHKニュース(14日)では、ロシアの原子力公社ロスアトム
のキリエンコ総裁が、「福島第一原発の状況は思ったほどには
悪化しておらず、われわれの評価ではレベル6にも達しない」
と述べたと報じている。
これまで政府は、原発事故について「情報の逐次公開」を
繰り返したため、「実はまだ何か隠しているのではないか」と
国民に疑わせてきた面がある。その姿勢をメディアに
バッシングされたために、さらなる批判を浴びないように、
あえて自ら最悪レベルの評価を下したようにも見える。
もし、そうならただの自己保身だ。
菅政権の原発事故の対応を見ていると、支持率
が気になるのか、メディアや国民の顔色を伺って
ばかりいるように見える。菅政権の利益ではなく、国民の
利益を追求すべく、適切な判断を重ねることを期待したい。
(村)
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http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/cb218ad3f70277d00ca3ae835b9c9c19
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