日本の海底に大量のレアアースが存在
東京大学の調査で判明(12/06/29)
ハイテク製品に欠かせないレアアースについて、日本はその大部分を
中国からの輸入に頼っているが、東京大学の調査で、日本の海底にも
大量に眠っていることがわかった。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00226385.html
驚くのはその量で、ハイブリッドカーのモーターなどに使われる
ディスプロシウムは国内消費量の400年分、またLED(発光ダイオード)電球
やテレビに使われるテルビウムは4,000年分にもなる。
このほかの13種類のレアアースについても、少なくとも230年分はある
という。
レアアースが見つかったのが、三角の特徴的な島で、日本の最東端に
ある南鳥島の近海、水深は5,600メートル。
日本が自由に開発できる排他的経済水域内で、まとまった量のレアアース
が確認されたのは初めてとなるが、採掘には技術開発が必要とされる。
今回、この調査にあたった東京大学の加藤泰浩教授は「周辺には、さらに
多くのレアアースが大量に眠っていると考えられる。国を挙げた調査を
すぐに行うべきだ」と話している。
中国がレアアースを独り占めしている中、http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK818016720120628
中国は17種のレアアースについて世界全体の生産量の約97%を
占めており、日米欧は、中国が国内メーカーに供給するレアアース価格
を引き下げ、海外企業に対して圧力をかけていると批判。
EUと米国は、海外企業は中国企業に比べ倍の価格でレアアースを調達
しなければならず、欧米のメーカーや消費者の利益が損なわれていると
指摘している
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この時期、日本のレアアースは、期待されるでしょう。
開発を急ぐべき・・・
同時に中国に警戒。
中国が南シナ海で外国企業に共同開発呼び掛け、
ベトナムが猛反発―SP華字紙
http://news.livedoor.com/article/detail/6704895/
2012年6月28日、中国の国有石油大手、中国海洋石油(CNOOC)がベトナムに
近い南シナ海に設定した9つの鉱区で、外国企業と石油や天然ガスの共同
探査・開発を進めようとしていることが分かった。
シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
中国はベトナムやフィリピンと領有権を争う南シナ海のスプラトリー諸島
(南沙諸島)など3諸島に新たな地方自治体・三沙市を設立することを表明し、
両国の反発を招いたばかり。CNOOCは外国企業に対し、国際入札への参加を
呼び掛けているが、入札を募っている9鉱区はベトナムが21日に採択した
ばかりの海洋法で定められた同国の領海と重なっており、再び反発が起きる
のは必至。
北京のアナリストは中国の一連の行動について、
「中国は領有権を主張する従来の姿勢から、実効支配を進める方向に
転換し始めている。中国の総合的な国力が大幅に強まり、国民の
『藍色国土』(=海洋領土)意識が高まったことによる必然の結果」と指摘。
中国は今後、南シナ海において行政、経済、軍事のあらゆる面で存在感を
増していく考えであるとの見方を示した。
ベトナム外務省のルオン・タイン・ギ報道官は今回の国際入札計画に対し、
9鉱区すべてが同国の排他的経済水域(EEZ)に属しているとした上で、
「CNOOCのやり方は違法で全く無意味なもの。ベトナムの主権を著しく侵害
している。
中国が直ちに入札を取り消すことを要求する」と激しく非難している。
これを受け、中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の
周方銀(ジョウ・ファンイン)主任は「ベトナムは口頭で抗議しているだけ。
我々の実際の採掘活動には何の影響も及ぼさない。彼らが何かしてきたら、
我々は報復措置をとるまでだ」と強気の姿勢をみせている。
中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は27日付の社説で、
「中国は短期間で南シナ海情勢を変える力を持っている。ベトナムやフィリピン
はこの事実をはっきりと認識した方がよい。中国を黙らせることができると
思っているなら、大間違いだ」とけん制した。
翻訳・編集/NN
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