日米安保条約の改定から今年で50年となる。
アメリカの首都・ワシントンで15日、日 米同盟に
関するセミナーが開かれた。
セミナーは、日米両政府の元高官らが出席して市内の
ホテルで開かれた。議論のほとんど は、アメリカ軍
普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題に費やされた。
岡本行夫元首相補佐官「ここ数週間で、普天間基地の
移設問題をめぐる混乱は一層深まっ たと感じている」
ペリー元国防長官「移設問題は解決しておらず、
今にも爆発しそうな状況だ」
出席者からは鳩山政権が5月までに移設問題に結論を出せるか
不安視する意見が出たほか 、政権が交代して日米の信頼関係が
なくなりつつあることを懸念する声が上がった。
また、セミナーに出席したアーミテージ元国務副長官は
「日米関係はすでに不安定な状態 に陥っている」と指摘し、
「日米関係はモーターが壊れたボートのように漂流し、力を
な くしている。だから、移設問題は何とか解決しなければ
ならない」と述べた。その上で、 「移設問題が5月までに
解決しなければ、オバマ政権の不満がより一層強まる」と
警告し ている。(01/16 13:50)