イランの核問題協議、暫定的妥協案提出か
2012-05-17
曽我周作氏、ブログ転載
イランの核問題に関する、イランと国連常任理事国にドイツを含めた
各国での交渉について、
5月23日に第二回の交渉が行われる予定ですが、
カーネギー財団の専門家が、アメリカとイランの双方の専門家と
協議し、妥協案を作成したとアメリカのワシントンポストの論説
で報じられており、
情報筋によりますと、確度の高い情報と思われる、とのことです。
この妥協案はイランが5%以上のウラン濃縮をやめ、20%濃縮
のウランを国外に出すかわりに、医療用アイソトープ
(放射線医薬品の原材料らしいです)などの提供をうけるという
内容です。
100キログラムあるとも言われる、イランの20%濃縮ウランを
イランが手放すことになれば、当面の時間稼ぎにはなるはずです。
この交渉の行方次第で、イラン―イスラエルの戦争の危機に高まって
いる緊張状態にも影響します。
我が国の輸入原油の10%程がイランからの輸入ですし、
中東で戦争など起きようものなら、原油価格が跳ね上がり、また、
最悪ホルムズ海峡が一時閉鎖に追い込まれると、我が国に原油が
ほとんど入ってこない事態にもなりえます。
世界が混乱に陥るのを回避しようと、外交努力が続けられています。
日本国民も他人事と思わず、世界の平和維持に積極的に貢献して
ゆける国に、一日も早く生まれ変わらなければなりません。
転載、させていただいた記事です
http://ameblo.jp/water-heaven23/entry-11252863140.html
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