尖閣国有化の前に、まずは上陸許可を
加藤文康氏、公式ホームページ転載
2012年7月9日(月)
野田首相が、尖閣諸島を国有化する方針を表明しました。
今まで尖閣諸島防衛のために何の手も打たないどころか、
一昨年の漁船衝突問題をはじめ、万事、中国に阿る一方だったのが
民主党政権です。
石原都知事主導の尖閣諸島購入計画が動き出している今さら何を、、、
所詮は選挙前に任期稼ぎだろう、、、
という感じがしてなりません。
しかしながら、自衛隊や海上保安庁の指揮権をもっていない東京都が、
同島を侵略者から最終的に護れないのも事実です。
やはり国が保有して、虎視眈々と悪事を企む侵略国家に対しては、
毅然たる対処を貫くのが筋でありましょう。
そうした意味でも、今回の野田首相による尖閣国有化方針の表明は、
民主党にしては珍しい至極妥当な方針転換であり、政府の重い腰を
上げさせた石原都知事の戦略勝ちともいえましょう。
因みに地権者は、石原さんにしか売らない意向のようですので、
14億円以上となる寄付金で、まずは都が速やかに購入し、そののち
国に速やかに再譲渡するのがよいでしょう。
話は少し変わりますが、古代ローマの話になります。
カルタゴの名将ハンニバルがイタリア半島中を荒らしまくり、
一時は首都ローマを攻略寸前のところまで追い詰めました。
しかし、ローマ市民の間ではそうした時期も、近々両国間の一大会戦が
行われると想定される平野も含めて、通常通りの土地取引が、平然と
行われていたそうです。
尖閣諸島は国際法に則った我が国固有の領土です。我が国の国内法に従い、
淡々粛々と所有権移転の登記を重ねることも、同島が我が国主権を諸外国に
アピールする、一つの有力な手段になるでしょうし、
法治国家とは言い難い中国に対する無言の圧力にもなることでしょう。
そして最後になりますが、野田首相に訴えたいことがあります。
ただの人気稼ぎではなく、本気で尖閣諸島を護るために国有化を
考えているのなら、石原都知事をはじめ、今後申請してくる関係者には、
原則、無条件で上陸許可を与えるべきです。
日頃から空家にしておくと、盗人も入りやすいことでしょう。
多くの日本人が続々と上陸して、様々なアクティビティーを展開
することが、尖閣諸島を野盗から護る大きな力になると信じます。
いずれにせよ、今が正念場です。
皆さん、力を合わせて尖閣諸島を護り抜きましょう!
http://katofumiyasu.blog45.fc2.com/blog-entry-507.html
転載、させていただいた記事です
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