新興国のポテンシャル
2012-02-29 吉井としみつ氏、ブログ転載
イギリスの大手金融会社HSBCの取り組みは、
今後の新興国のポテンシャルを期待させます。
2月28日のFinancial Timesで、
「HSBC is facing surging staff costs in fast-growing economies,
including Chinam, India and Brazil,
as it ploughs money into these markets to offset more difficult
conditions in the west.・・・」
少し落ち着きましたが、EU金融危機などによる損失を
成長著しい、新興国
(ここでは中国、インド、ブラジルなどが挙げられています)
に投資するために、新興国でマネージャーができる
現地のスタッフ採用のための、人件費が急騰しているそうです。
また、2月28日の日経新聞では、
東南アジアの企業が、国際M&Aが290億ドルに達し、
そのうち、相手が域外企業の割合は、8割の232億ドルだそうです。
記事では、東南アジアの企業は、
1997年の通貨危機を教訓として、
手堅い経営で手元資金を積み上げ、
財務体質を改善した企業が多く
見られるようになっているそうです。
タイのIVLという石油化学系の会社では、
ペットボトル向けのポリエチレンテレフタラートで
世界トップシェアを握り、
この2年間で、イタリア、米国、中国、ドイツ、メキシコなどの
世界各地で生産拠点を買収しているそうです。
東南アジアのM&Aの相手国は、以下の内訳です。
・中国が36.2%
・アメリカ16.5%
・オーストラリア7.5%
・イギリス7.2%
・東南アジア域内20%
日本としても円高の背景もありますし、
存在感を増しつつある企業への投資についても、
腰をすえて取組むべきです。
TPPを追い風とした、経済成長の規模拡大という点で、
参考になると思いました。
以上
転載、させていただいた記事です
http://ameblo.jp/toshi-yoshii777/entry-11179475176.html
。