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「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ(Si vis pacem, para bellum)」[HRPニュースファイル542]転載

2013年02月08日 11時16分55秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ(Si vis pacem, para bellum)」

[HRPニュースファイル542]転載

             

小野寺防衛相は2月5日夜、東シナ海の公海上で1月30日、
中国海軍の艦艇が海上自衛隊の護衛艦に対し、射撃管制用の
レーダーを照射したと発表しました。

また、同月19日にも別の艦艇が海自のヘリコプターに同様の照射を
行った可能性が高いことも明らかにしました。

レーダーはミサイル等を発射する際に対象を捕捉するためのもので、
攻撃を前提とする中国側の挑発行為が判明したのは初めてだと
いうことです。

「日本の曖昧な出方に対する中国側の強硬的な姿勢」というのが、
この事件の基本的な見方です。

安倍政権になってもなお毅然たる外交姿勢が見られないことは、
事件への対応からも容易に窺い知ることができます。

こうした日本政府の「事なかれ主義」がこの事件を引き起こした
根本原因だと言えます。(参考:【緊急声明】「中国海軍による
海自護衛艦へのレーダー照射を受けて」
⇒ http://www.hr-party.jp/new/2013/34835.html

本記事では、また別の観点からこの事件について考えてみたいと思います。

尖閣諸島を巡る対立が表面化してから、日中間では様々なことが
起きていますが、日中両国政府共に、この件について外交交渉を
した形跡が見当たりません。

日中の間には主張の隔たりがあることは当然ですが、隔たりが
あるからと言って外交交渉をしなくていいという理由にはなりません。

「領土問題は存在しない。だからこの件に関して外交交渉はしない」
という日本政府の姿勢もある程度は評価できますが、こうした
対応だけでは、万が一、紛争がエスカレートした場合、日本は有無を
言わさず、戦争に臨まなくてはならなくなります。

しかし、現状では日本は戦力の配置、物資の備蓄、予備役などに
代表される「戦争に対する備え」は不十分な状況にあります。

確かに、戦力や隊員の質に関して言えば、日本は中国を凌駕する
部分もあると考えますが、それは戦争の一要素にしか過ぎず、憲法や
自衛隊法に縛られ、指揮・命令系統が不備で、戦力の配置が十分に
なされていない日本が戦争に勝てるか否かは不透明です。

もちろん、戦争は無いことに越したことはありませんが、万が一、
戦争になった場合の備えやシミュレーションは十分にしておく
必要があります。

戦争を勃発させないためにも、また、もし戦争が勃発したとしても、
外交関係を継続することは重要です。なぜなら、「戦争は政治
(外交)の延長である」(クラウゼヴィッツ『戦争論』)からです。

また、日本も中国も内政が不安定であるということは戦争の勃発の
可能性を高めます。というのも、内政の混乱によって戦争が引き
起こされることもあるからです。

例を挙げると、古代ギリシアを二分した戦いである「ペロポネソス戦争」
(紀元前431年~紀元前404年)は、アテナイを中心とするデロス同盟と
スパルタを中心とするペロポネソス同盟との間で戦われた戦争です。

この戦いは最初、アテナイ側優勢で進みます。ところが、アテナイで
疫病が発生して治安が悪化、更に指導者であるペリクレスが病死する
と、内政は混乱を極めます。

そして、劣勢であったスパルタ側からの和平の提案に応じず、戦いを
継続したのです。そして20年後、アテナイは最終的に戦争に負ける
ことになったのです。

このことから考えると、日中両国双方の内政が不安定であり、中国は
高度成長の停滞などの「不満のはけ口」として、戦争を仕掛けてくる
ことも十分に考慮に入れておくべきです。

そこで重要なのが沖縄の存在です。現在、沖縄はアメリカの太平洋
戦略の要衝ですが、この機能が次第に失われつつあります。

だからこそ、自衛隊の戦力を沖縄にシフトし、更に物資の備蓄などの
備えを固めることによって、自主防衛体制を確立し、不測の事態に
備えることが急務なのです。

「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ(Si vis pacem, para bellum)」
というラテン語の格言にもある通り、日本は平和を目指すからこそ、
戦争への備えを怠ってはならないのです。(文責・黒川白雲)

 



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4 コメント

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Unknown (泣き虫ウンモ)
2013-02-08 19:39:49
物資の備蓄は大事でしょうね。補給路の確保が難しくなる
可能性がありますからね。
複数の島を同時に狙われた場合、おてあげ状態になるかも
しれないし。戦闘が長引いた時はまずいですね。
返信する
本気ですか? (はっちょ)
2013-02-09 10:41:46
フィクション?
中国のレーダー電波の発射に対して自衛隊側から報復のレーダー電波を発射などしたら
中国は「罠にかかった」とばかりに日本の攻撃能力を解析するためのデーター取得をするでしょう。
だから今の自衛隊は手出しを出来ないわけです。
中国は明らかに日本に牽制球を投げてきている。
本気で有事の為の戦略を着々と実行しているのです。

子供の遊びやケンカとはまったく違うことを認識しましょう。
マンガや映画の世界ではなく現実におきている事実です。
習金平が軍部に命令して実行していることは明らかです。
カモフラジューで中国の報道官が中国政府は「知らなかったこと」として発表し、
裏では日本側から手出しをしてくるのを誘って本格的に攻撃を仕掛ける作戦でしょう。
習にしてみれば「中国軍が勝手な行動をしたのだ」と言い逃れにもなるし、
作戦が成功すれば思惑どおりとなり次の行動にかかってきます。

最大の問題は日本の報道機関が「面白くとれるような記事」に仕立てて報道している風潮があります。
麻痺をして日本全体が危機意識を全く感じないようになっていると思いませんか?
野次馬根性のような報道で他人事のように見えて真剣さは感じられません。
日本国民の人気取りばかりを考えている愉快犯的なマスコミの報道姿勢の責任を追及しなければなりません。

相手が刀の柄に手をかけているのに安倍さんは説得で鞘を納めさせる事が出来るのでしょうか。
返信する
軍の暴走 (舞桜)
2013-02-09 13:11:35
反日デモでは、やりすぎて、
世界が中国への信用をなくすことになり、
どこか抜けているようにも感じられます

今回の件は

習がそこまで、緻密な頭の働きができるか?。

内部のごたごたもあり、軍を掌握し切れていないというほうが確か、かもしれないです。

中国政府は人民解放軍を掌握しきれてないという事が全世界に報道されてばれてしまうので、ごまかすようないろいろな報道があったのだとおもいます

このまま放置すれば
中国軍部によるクーデターが勃発するかもしれませんね

・徳川家康ー霊言 P57 国の守りを固めて中国の崩壊を待て

返信する
日本を (隠れ会員)
2013-02-10 20:30:18
油断させる宣伝工作の可能性もあるかと思いますが。
まあ、挑発には乗らずに、中国の軍事行動を漏らさず記録して世界に公表していくのが肝要かと思います。(がんばれ防衛省)
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