正恩氏に嫌われ正男氏葬儀出席やめた
今日28日に北朝鮮の平壌で行われる金正日総書記の葬儀に、
金総書記の長男正男氏(40)が欠席する方向になった。
27日、テレビ朝日が報じた。正男氏はこの日までに拠点の
マカオから北京に移動していたが、参列することで混乱を
招くと判断し、帰国を自粛したという。コリアン・レポート
編集長・辺真一氏は「これで、正男氏は永久的に北朝鮮へ帰国は
しないだろう」と指摘。背景には、金総書記の後継者、三男の
正恩氏(28)側との冷たい対立関係もあるとみられる。
韓国の聯合ニュースによると、正男氏は北京で中国の保護下
にあり、北京発平壌行きの定期便で北朝鮮へ向かう可能性が
あると指摘されていた。しかし、テレビ朝日の情報番組
「Jチャンネル」は、この日の定期便には搭乗しておらず、
葬儀を欠席すると報じた。理由は中国筋の話として
「参列することで混乱や誤解を招くと正男氏が判断したから」
としている。
もともと後継者争いに興味がなく、長く海外での生活を続け
てきた正男氏だが、自身を受け入れない母国の空気を察していた。
韓国の中央日報は26日付で、軍部に嫌われていることから、
正男氏が19日正午の北朝鮮発表まで金総書記の死去を
知らされず、葬儀参列は「不透明」と伝えていた。6月には
韓国KBSテレビが「正恩氏の側近が、マカオにい
る正男氏の暗殺を企て、中国当局が阻止した」と報じており、
身の危険を感じての参列取りやめともみられる。
もっとも、正男氏を嫌っているのは正恩氏も同じようだ。
辺氏は「朝鮮半島では、異母兄弟というのは基本的に仲が悪い。
正男氏と正恩氏は年齢も12歳も離れているため面識もなく
、口も利いたことがないかもしれない」と指摘する。
この兄弟対立に困っている人物もいる。正恩氏の後見人とされる
張成沢国家国防委員会副委員長だ。金総書記の妹の夫でもある
張氏は、正男氏とも親密な関係だった。「張氏は正男氏を幼少期
からかわいがっており、07年には、2人でアフリカ旅行へ行き、
正男氏に金総書記の“後継者”になるように勧めたぐらいです。
儒教の教えでは『長男が一番』ですから」(辺氏)。
また、27日付の中央日報は、張氏が北朝鮮の海外秘密資金を
総括管理しているという情報があり、正男氏も北朝鮮の違法資金
の洗浄を担当している可能性があることから、2人の関係が
深いことを指摘した。
その関係性からも、張氏は、正男氏の葬儀参列を望んだとみられ
るが、トップに立った正恩氏の望んでいないことは、後見人でも
実現はできないようだ。辺氏は「今後は張氏と正男氏との関係を
続けることも難しく、正男氏が永久的に北朝鮮へ帰国することは
ないでしょう。他の国に亡命する可能性もある」とも話している。
[2011年12月28日8時5分 紙面から]
http://219.122.3.3/general/news/p-gn-tp1-20111228-882289.html
ザ・リバティwebから、抜粋
金一家独裁の北朝鮮は常軌を逸した支配体制で、
金兄弟の間でも命が狙われる。
24日付読売新聞は、三男の正恩氏が、長男の正男氏の命を狙って
いたことを以下のように報じている。
金総書記が脳卒中で倒れ、後継者問題が持ち上がっていた2009年春、
北の治安機関は、正男氏が留守中の招待所を急襲し、正男氏一派の
メンバーを調べ上げ、公職から追放。これは正恩氏が指揮したという。
また、同年6月には、韓国のKBSテレビが「正恩氏の側近が、マカオに
いる正男氏の暗殺を企て、中国当局が阻止した」と報じた。
実は、正恩氏が後継者に決まったという報道が流れた2010年10月、
大川総裁は、すでに一度、正恩氏の守護霊を招霊し、その人物像に
迫っていた。この霊言の中で正恩氏守護霊は「頑張らなければ
(私が)殺されることはある。民衆に殺される場合と、軍部に殺される
場合と、あと、政敵に殺される場合がある。だから、まず軍を掌握して、
中枢部の近衛部隊に百パーセントの忠誠を誓わせる」と語っている
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3579
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