究極のポピュリズム
2012年12月1日(土)加藤文康氏 ブログ転載
早いもので師走です。
数え切れない政党が乱立する厳しい総選挙になりましたが、新たに
「日本未来の党」(代表・嘉田由紀子滋賀県知事)が参戦です。
それにしても、この政党の選挙公約となる「政策要綱案」には、何とも
空恐ろしいものを感じます。
「卒原発」と甘い言葉で有権者の心理をくすぐって、この日本から原発の火を
消そうとするだけでなく、東京電力を破綻処理して国による直轄管理を目指
しています。
さらに、中学卒業までの子供に一人当たり年31万円を支給したり、農林漁業
従事者への個別所得補填を推進するなど、そこには、完全に破綻したはずの
民主党のマニフェストをそっくり引き継いだバラマキ政策が続きます。
御当人たちは場当たりの人気取りというか、選挙対策で訴えているだけかも
しれませんが、ここに究極のポピュリズムがあります。
仮に万一、こうした政策をホンネで訴えているのであれば、恐るべき
国家社会主義政党の出現といえます。
こんな政党でも一定の支持を取りつけそうなところに、現代の
選挙型民主制の危うさを感じます。また、小沢一郎氏のしたたかさも
感じてなりません。
「財源をきっちりしないと、私達と同じ失敗を繰り返す」とは、
民主党の安住淳幹事長代行のコメントですが、
「政党の正体をきっちり見極めないと、2009年と同じ失敗を繰り返す」
と、強く訴えたいと思います。
転載、させていただいた記事です
http://katofumiyasu.blog45.fc2.com/blog-entry-570.html。
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救い様も、ないもんね。
現実は厳しいね。