トランプ次期大統領「ロシアと良好な関係を否定するのはマヌケと愚か者だけだ!」
産経新聞 1/8(日) 16:57配信http://www.sankei.com/world/news/170108/wor1701080037-n1.html
【ワシントン=青木伸行】トランプ次期米大統領は7日、ツイッターで_ame親ロシア路線を引き続き推進する意向を表明した。6日に発表されたロシアからのサイバー攻撃に関する米国家情報長官室の報告書が、攻撃は米大統領選の開票と集計そのものには「影響を及ぼしていない」と結論づけたことで、勢いづいたものとみられる。
トランプ氏は「ロシアと良好な関係を持つことは良いことで、悪いことではない。間抜けや愚か者だけが悪いと考える」「私が大統領になれば、ロシアは今より米国に敬意を払うだろう」と書き込んだ。
報告書はロシアのプーチン大統領が、トランプ氏を好ましいと考え、クリントン前国務長官の当選を妨げるために攻撃を指示した、としている。しかし、その根拠となる証拠は開示しておらず、情報機関の常として、手の内を明かすことを避けたとみられる。
また、サイバー攻撃のみならず、ロシアの国営メディアなども動員しての反クリントンの「多角的なプロパガンダ」と妨害工作が、有権者の投票行動にどの程度の影響を与えたかについても、評価を示していない。ただ「票の集計には影響を及ぼしていない」ことは明記した。
トランプ氏はこれまで、大統領選へのロシアの介入について「ばかげている。私は信じない」と、一貫して否定的な見解を示してきた。背景には、ロシアの干渉が投票行動や票の集計に影響したとなれば、当選の正当性が揺らぐことへの警戒感があったとみられる。
だが、こうした問題の核心は報告書に盛り込まれず、トランプ氏も安堵してツイッターでの先の発言となったようだ。
ロシアの干渉と相まって、トランプ氏は米情報機関に対する批判的な姿勢も見せてきた。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、トランプ氏は国家情報長官室などの再編と規模縮小を検討しているという。トランプ氏は7日、次期国家情報長官にダン・コーツ前上院議員(73)を指名すると発表し、組織改革を促す可能性がある。
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