SNS情報より
【富良野のメロン農家「寺坂農園」さんがクラウドファンディング開始!3000円から100万円までの全16コース、4月27日まで!】
2017年7月、北海道・富良野のメロン農家「寺坂農園」さんの農園で、何者かによって除草剤まかれ、約6600玉のメロンが全滅、1500万円以上にのぼる被害が出た事件。本件、多数のFBFが報道をシェアされていました。
その後、周囲の方々の薦めや、支援を希望する方々の声もあり、クラウドファンディング開始されました!
詳細は、ぜひサイトをご覧ください
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◆メロン除草剤散布事件を乗り越える!挽回に向けて、【寺坂農園】回復プロジェクト
https://www.makuake.com/project/terasakanouen/
8月3日に犯罪被害にあったことを告白したブログ記事を投稿したところ、
全国からお見舞いの贈り物が届き、義援金・お見舞いも頂きました。
本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、全国からメールやメッセージ、お手紙などでたくさんの応援メッセージを頂きました。その中で、
「クラウドファンディングをやってください。何か支援させてください」
「何かの形で応援したいです。クラウドファンディングはやらないのですか?」
という声を30件ほど頂きました。
その時は、まだ失意の最中でもあり、前向きな気力も湧いてこず、警察による捜査に協力するなど、人生初体験の連続で、先の事を考える余裕がありませんでした。
そのうえ、クラウドファンデイング?について具体的なことも知らなかったので、全く自分の中の選択肢として聞こえてきませんでした。
また、既に応援の声や義援金も頂いていたので、皆さんの善意に対して「そこまでできない。これ以上、人に迷惑をかけられない」という思いが強くて、クラウドファンディングを使うことを考えてもみませんでした。
しかし、時間の経過とともに、冷静さを取り戻してくると、損害を補てんするすることの大変さと、経験したことのない経営判断を求められる状況と立場に自分が立っているこを実感せざるえなくなりました。
農園内の日常の平穏のなかで、秋作業が順調に進む状況を目の前にしながら、来年のことを思うと、目の前の現実と、確実にやってくる数か月後の経営危機のギャップに、一人、顔は笑いながら途方にくれる自分もいることに気づくのです。
正直、どうにもならない、経営状態なのです。
そんなとき、農業経営コンサルタントさんから一通のメールが届きました。
「信用金庫さんも、寺坂農園さんのメロン除草剤散布事件の件で気にかけています。
クラウドファンディングを使った経営支援もしているので、
一度お話を聞いてみませんか?。経営再建を応援します」
との内容でした。
ようやく落ち着きを取り戻し、クラウドファンディングのことを検討してみると、
今まで培ってきたものの集大成のような資金調達方法だと気づきました。
お金を頂いて農産物を直接お届けするのは、寺坂農園の仕事そのものです。
「産直農家を続けたい」その力が湧いてきて、私達は覚悟を決めました。
2018年は挽回を目指し、再び例年通りに生産できた美味しいメロンを食べてもらうことを約束して、
人に応援、支援してもらうしかない。
何が何でも、この危機を乗り越えて経営状態を回復しメロン農家を継続していくんだ。
そう決意したのです。
必要な支援額は1,600万円になります。
今回、犯罪被害にあったメロンハウス6棟分の損害と、今年の再生産費用をご支援・応援頂きたいのです。
・防犯カメラの設置、夜間街頭の増設費用が73万円。
・今年損害となったメロン種、ビニールなど生産資材費が114万円。
・来年のメロンの種・生産資材費が同じく114万円。
・今年損害となった6棟分にかかった給与など人件費が755万円。
・来年6月までの今年の6棟分の利益で賄うはずだった社員・パートの給与など、メロン6棟分を生産・販売するのに必要な人件費としてして242万円。
・クラウドファンディング実施に関わる諸経費を加算して
合計1,600万円の資金があれば、今回の犯罪被害で生じた実害が補填されて、来年に向けてメロンをまた栽培・生産することができます。
そして寺坂農園の農業経営は、犯人が引き起こした犯罪行為による経済的損失からの回復を目指します。
除草剤まかれメロン6600玉が全滅。経営の危機、農家はクラウドファンディングに再起をかけた
大切に育てたメロンに除草剤を撒かれる--。北海道・富良野のメロン農家「寺坂農園」を2017年7月、悪夢のような被害が襲った。約6600玉のメロンが全滅し、1500万円以上にのぼる被害額は農園の経営状態を圧迫した。(浜田理央 / ハフポスト日本版)
「とにかく今年も農業を続けたい」。そのために同園の代表・寺坂祐一さんが支援を求めたのが、クラウドファンディングだ。
農園の立て直しに向けて、大手クラウドファンディングサイト「Makuake」で1月29日、「メロン除草剤散布件を乗り越える!挽回に向けて、【寺坂農園】回復プロジェクト」をスタートさせた。
もともと、クラウドファンディングとは縁がなかった寺坂さん。
2017年8月に事件が報じられると、たくさんの応援メッセージが寄せられた。その中に、「支援したいけど方法がわからない」「クラウドファンディングをやってください」などと薦める声が30件ほどあったという。
同じ年の11月ごろには、農業コンサルタントの知り合いからもクラウドファンディングで支援を募ってみてはどうかと連絡がきた。
事件に対して心ない誹謗・中傷もあったため、「また批判されるかもしれない」「そこまで人にお世話になるわけにはいかないのでは」という不安が頭をよぎる一方、このままでは春には運転資金が足りなくなってしまう。
銀行から融資を受けることも検討したが、被害額があまりに大きく、返済でどんどん経営が苦しくなるかもしれない。自分の力だけではどうしようもなかった。
知り合いからの後押しもあり、クラウドファンディングによる経営支援をしている帯広信用金庫を通じてMakuakeの担当者を紹介され、プロジェクトに乗り出した。
寺坂さんはハフポスト日本版の取材に対して、決断した理由を次のように語った。
「いつまでも被害者のままでいるわけにはいきません。社員やスタッフもいるので、経営者として経営状態を回復・安定させるのがとにかく大事だと思いました。どうなるのか全然分からないですが、クラウドファンディングをやってみようと思いました」
プロジェクトは、4月27日までの期間で、除草剤事件の被害額などを合わせた1600万円を集めることを目標に設定。除草剤を撒かれ、収穫ができなくなったメロンハウス6棟にかかった人件費やメロンの種といった生産費、再発防止のために設置した防犯カメラの費用などについて支援を求めている。
支援を希望する人には、3000円から100万円までの全16コースから選んでもらい、寺坂農園で今後収穫するメロンなどをお礼の品として届けたり、農園に招待してメロン栽培についてガイドしたりする。被害にあったビニルハウスに好きな名前をつけることができるコースも設けた。
「経営の責任は私にあるので、最大限努力していきたいですが、今回は犯罪行為という外的要因の影響が大きすぎました。農園を回復させて、これからもお客様に直接届ける産地直送の農業をずっと続けていきたい。もし共感いただけるなら応援していただきたいと思います」
メロンハウスに散布された除草剤は、幸い土に害のない種類だったため、今年の収穫には影響はなく、寺坂農園は現在メロン栽培の準備を進めている。
地元の警察が威力業務妨害事件として捜査を進めているが、容疑者が逮捕されたという知らせは寺坂さんの元には届いていないという。
寺坂さんはまた、北海道内や全国各地の人からたくさんの支えがあったことも明かした。
北海道や新潟では義援金を募る運動が起き、集まったお金は損失の補填に充てた。さらに、全国各地の農家を中心にたくさんの農作物や栄養ドリンクなどが手紙付きで届いた。
「お金や品物もありがたかったですが、毎朝お礼の電話で『絶対負けないで頑張って』と励まされて、精神的な支えが半端なかったです。思い出すだけでも涙が出てきます」
当時を振り返りながら、感謝の言葉を繰り返した。
再び、私の経営責任と、社員・従業員一同の農業技術と直販への取り組みがそのまま結果に反映されるようになり、寺坂農園の存続を100%自分たちの手に取り戻すことができるのです。
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