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幸福実現党
江夏正敏の闘魂メルマガ vol.147
2020年1月7日発行
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江夏正敏 幸福実現党
幹事長(兼)政務調査会長のオフィシャルブログ
http://enatsu-masatoshi.com/
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1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「2020年世界情勢―2020年は大変な年となる。」
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2020年になって一週間がたちました。中東情勢などを見ると、大変な年になりそうな感じがします。
今回のメルマガは、世界情勢を鳥瞰してみるとどうなるかを書いてみました。
その中心は、やはり中国の覇権主義をどう抑え込むかにあります。
トランプ大統領をはじめ、各国の思惑が重なっていますが、2020年1月7日現在の国際情勢ということで、述べてみたいと思います。
●カナダは中国の隠れ蓑になるな。
カナダには、香港人でカナダ国籍の人が30万人います。一方、中国本土からも財産隠しを目的としてカナダに移住しようとしている人が多くいます。
カナダは両方から引っ張られている状況です。その状況で、昨年の選挙ではリベラルのトルドー首相が勝利してしまいました。このままいくと、カナダは中国の隠れ蓑になってしまいます。
中国は「アメリカは強くて屈服させることは難しいが、カナダぐらいならば利益誘導で切り崩せる」と思っているでしょう。
その結果、北アメリカの共同体であるNAFTAの切崩しを狙っています。
行き過ぎたリベラリズムは国を弱くしてしまいます。できうるならば、カナダには善悪がハッキリと峻別できる判断力が備わった政治をしていただいて、中国包囲網のほころびを防いで欲しいものです。
●中国はイタリアを落としてキリスト教を締め上げようとしている。
イタリアには、バチカン、すなわちカトリックの総本山であるローマ法王庁があります。そのイタリアに、中国は経済進出を果たして影響下に置こうとしています。
そうなると、ローマ法王庁は数千人しかおらず、包囲されることになるので、バチカンを屈服させることも可能です。
すなわち唯物論国家である共産中国の習近平主席は、ローマ教皇より優位に立とうとしており、神をしのぐ権威を持とうとしているのです。
●中国のイスラム諸国の分断に気をつけろ。
中国によるウイグルへの壮絶な人権弾圧は世界に知られ始めています。
ところが、トルコによる一部批判はあるものの、イスラム諸国から非難の声が上がってきません。
それは、中東のイスラム諸国は「石油を売りたい」という思惑があるからでしょう。この辺の事情を中国は巧みに操っています。
また、アメリカの思惑と交錯しますが、中国はイランとサウジアラビアを敵対させ、イスラム諸国を分断し、その力を弱めようとしています。
その結果、個々の国に対しては、石油を買うことで、影響力を増そうとしているのです。
中国は、イランでアメリカが戦争を起こしたら、中国包囲網が緩くなるので、対中制裁、そして香港、台湾、そしてウイグル、チベットに対する非難が弱まることを願っています。
●イラン司令官殺害の影響は。
年初にイランのソレイマニ司令官が殺害されました。
アメリカ国内でトランプ大統領の弾劾裁判が行われる見込みで、そのような情勢のとき、アメリカはよく戦争をします。その文脈で司令官殺害を読み解くこともできます。
一方、アメリカがイランを押さえることができたら、中東の産油国の大部分をアメリカが影響力を持つことができます。
中国が石油を大量に買っている中東をアメリカの支配下に置くことは、米中覇権戦争で中国の石油を断つことが可能になります。
さらに、ヨーロッパと中国が繋がらないように、アメリカはヨーロッパの石油の供給源である中東を押さえるという意味もあります。
わが党としては、トランプ大統領には、中東よりも東アジアの中国への牽制を優先してほしかった面も多分にありますが、
中国へ流れる石油を押さえて、中国経済を締め上げるというならば理解はできます。
ただ、イランとの全面戦争にはならないように願いたいです。
●EUを中国の草刈り場とさせるな。
中国は、イギリスをEUから分離・孤立させ、ドイツとフランスを懐柔しようとするでしょう。
ドイツのメルケル首相は、リベラル的で抱き込みやすく、フランスのマカロン大統領は、若くて操作しやすいと感じていると思います。
実は、イギリスのEU離脱に関しては、トランプ大統領は離脱を勧め、わが党も肯定しています。
ただ、中国とは動機と目的に違いがあります。
わが党としては「日米英が強く連携し、自由・民主・信仰という価値観で世界をリードし、繁栄と平和を構築すべき」というビジョンを持っています。
一方、中国は、EU各国を分断し、それぞれを抱き込もうとする侵略的な考え方がベースにあると言えます。
EUは弱小国の集まりに過ぎないので、イギリスは離脱して繁栄を選ぶべきですが、EUが中国の草刈り場になることは阻止しなければなりません。
●中国はとにかくトランプの落選を願っている。
中国にとって一番怖いのは、アメリカのトランプ大統領でしょう。中国の本音は、今年のアメリカ大統領選で、トランプ大統領が落選することです。
ウクライナ疑惑などもありますが、裏では当然ながら中国ロビーが動いていると考えなければなりません。
もし、トランプ大統領が落選をすれば、東アジアのタガが外れ、戦争の可能性が飛躍的に高まります。
香港、台湾は風前の灯となるでしょう。チベット、ウイグル、内モンゴルの人々には、絶望がやってきます。
中国は、アメリカがイラン問題をはじめ、中東に深入りし、中国の人権問題から目をそらせたいと思っているでしょう。
●プーチンと共同戦線!?しかし本心ではロシアで共産党復活を狙っている。
中国は、ロシアのプーチン大統領と共同戦線を張って、アメリカに対抗することを考えています。
現在、プーチン大統領は、ウクライナ問題などで西側諸国と折り合いが悪く、経済制裁などを受けて困っています。
そこで、プーチン大統領も、西側諸国をけん制するために中国との接近を見せつけています。
ただ、ロシアは中国と国境線が長く接しているので、潜在的に脅威を感じています。プーチン大統領も本音では中国を信頼していないでしょう。
中国は日米欧とロシアの仲を裂いて、ロシアが窮地に追い込まれることを期待しつつ、もっと中国寄りになるよう画策をしています。
さらに、中国はプーチン大統領の失脚、そしてロシアに共産党勢力を復活させ、返す刀でロシア正教を弾圧し、唯物論、無神論国家の増殖を狙っているとも言えます。
日本は、ロシアを中国に向かわせないためにも、日露平和条約を早急に結ぶべきでしたが、すでに時期を逸したかもしれません。
●イスラエルの思惑。
イスラエルはイスラム諸国に囲まれているので、非常に不安定な安全保障を強いられています。
できれば、アメリカの後ろ盾を得つつ、シリアの反政府軍と共闘してシリアを取り、イラン攻撃の足場を創りたいと思っていることでしょう。
イスラエルのネタニヤフ首相は好戦的なので、戦争を起こす可能性が高いと言えます。
トランプ大統領は、アメリカ国内のユダヤ教やキリスト教保守派の票が欲しいのと、イスラエルに武器を打っているので、イスラエルに同調する気配があります。
その状況で、サウジアラビアがアメリカと連携してイランを攻めたら、イスラム諸国は分断されます。そこには、中国とアメリカの思惑が重なっている部分もあります。
中東は、西欧諸国によってケーキのように植民地化されて振り回されてきた歴史があるので、さらなる混乱要因になることは、できらだけ避けたいものです。
イスラエルは防衛に専念していただきたいと思います。
●グレタ氏の先進国潰し。
一方、環境問題で、グレタ氏の動向が注目されています。グレタ氏は新しい環境左翼活動を地球規模でつくろうとしています。
この流れは、中国に塩を送ることになりかねません。CO2排出ゼロは、先進国の発展にストップをかけることになります。
一方、日本は消費税上げで経済がひっ迫しているなか、グレタ氏の主張をまともに受けると、エネルギー面で過度な重荷を負わされてしまいます。
原子力を封印され、石炭を燃やすことに反対され、中東波乱で石油が入ってこなくなれば、国家の危機です。
そもそもグレタ氏の主張が本当に正しいのか疑問です。地球温暖化、CO2排出などが、科学的で正しいかどうかの検証が必要です。
●2020年は大変な年になる。
日本を取り巻く環境は、私たち日本人か感じているよりも、厳しくなっています。
中国は香港、台湾、尖閣、沖縄あたりで軍事行動を起こす可能性があります。
私たち幸福実現党は10年前から憲法改正、防衛力増強、ロシアとの平和条約、中東戦略、香港・台湾へ支援などを訴えていましたが、ほとんどできていません。
この辺のツケが出てきてしまいそうです。
力及ばずで、申し訳ない気持ちがありますが、それでも必要なことをしっかりと訴えていきたいと思います。
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2、編集後記
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中国軍が何らかの威嚇行動、軍事行動を起こす可能性があります。
同時に北朝鮮も何らかの威嚇行動を示すこともあり得ます。
国際社会を跪かせる意図がはっきり出てくるとも。
オリンピックが平和裏に開けるかどうか。
2020年は心を引き締めていきたいと思います。
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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール
1967年10月20日生まれ。
福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。
広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。
幸福実現党幹事長・総務会長を経て、現在、幹事長(兼)政務調査会長。
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