「命が大事」なら自衛官を辞めればいい
国を守る自衛隊を臆病者に仕立てる マスコミの愚
2014.07.17 Liverty Webより
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8143
「自衛隊員も命が惜しい」――。朝日新聞や日本共産党の機関紙「赤旗」などの左翼紙は、
集団的自衛権の行使容認に反対との立場から、自衛官の家族などのインタビューを報じている。
そうした中、沖縄タイムスは、元自衛官を名乗る男性のインタビューを掲載(14日付電子版)。
その内容が、ネットユーザーの間で話題になっている。
この男性は、集団的自衛権行使容認の議論が進んでいた、今年3月に辞職したという人物。
以下、インタビューの一部を紹介する。
―なぜ自衛官を辞めたんですか。
「自衛隊は、人を殺すことを想定していなかったのでまだ、『仕事』としてやれましたが、
今後はそうはいきません(中略)命は大事です」
―今回の集団的自衛権行使容認をどう捉えていますか。
「戦争への参加宣言で、自衛隊の軍隊化だと思っています」
―訓練内容は、入隊したころと辞める直前で変わりましたか。
「安倍政権になってから、内容が大幅に変わりました。人を標的とする訓練が始まりました。
これまでは、相手を捕獲することが基本でしたが、もう今までと違います。軍隊としか思えません」
そもそも自衛隊の任は、自分の命をかけてでも、この国を守り抜くということではないか。
「命が惜しい」と公言してはばからない自衛官がいるのなら、むしろ辞職するのが当然と言える。
その結果、日本を守り抜く決意を持つ隊員だけが残るなら、「自衛隊の軍隊化」は歓迎すべきことだ。
事実、自衛官は、入隊する際に「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって
国民の負託にこたえることを期するものとする」との宣誓をしているはずだ。
この自衛官は嘘の宣誓をしていたのだろうか。
大川隆法・幸福の科学グループ総裁は、14日に行った法話「『集団的自衛権』はなぜ必要なのか」の中で、
「戦争できる国」になれば自衛官が死ぬかもしれないという議論に対し、「国防の任務に当たっている人に、
そうしたことを言うべきではない」「危険業務に携わる者に関しては、『人命尊重の論理』で仕事そのものを
否定するのは間違い」と語っている。
国を守るというミッション以上に自分の命が惜しいなら、自衛隊の存在意義は崩壊する。その意味で、
「自衛官が死んだらどうする」という議論は、論理が破たんしていると言える。職業選択や思想・信条の自由が
あるのだから、自衛隊の仕事が「人を殺すこと」でやりがいがないと思う人は、辞めればいいだけの話だ。
そして、国防意識や愛国心が高い隊員ばかりの「軍隊」になっていただきたい。中国の脅威を考えれば、
自衛隊の軍隊化は健全な方向だ。
なお、「命が惜しい」という意見が自衛官の総意であるかのようなイメージを広げるメディアは、
純粋に国を守るために職務に励んでいる隊員を冒涜している。(山本慧)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『「集団的自衛権」はなぜ必要なのか』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1213
アマゾンの同書紹介ページ
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4863954999/liberty0b-22/
【関連記事】
2014年7月16日付本欄 「集団的自衛権で徴兵制」は本当か 広がる懸念が勘違いなワケ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8137
Web限定記事 滋賀県知事選について、集団的自衛権行使容認議論の観点から大川隆法総裁が総括
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8133
2014年7月1日付本欄 集団的自衛権の行使を認める閣議決定は当然 幸福実現党が声明を発表
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8085