https://parstoday.com/ja/news/japan-i61482
菅官房長官、「イージス・アショアの新屋演習場への配備案断念の事実はない」
日本の菅官房長官は7日木曜、記者会見し、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備案をめぐり、「新屋演習場への配備を断念したという事実はない」と語りました。
NHKによりますと、菅氏は「イージス・アショア」の配備について「現段階ではまだ検討の前提となる調査を実施しているところであり、何らかの方針や検討の方向性を決定したという事実はなく、新屋演習場への配備を断念したという事実はない」と述べています。
NHKは6日水曜、防衛省は候補地としていた新屋演習場について、住宅地との距離が近すぎることや、地元が強く反対していることなどから配備を事実上断念し、秋田県内を中心に新たな候補地を検討する方針を固めたと報じていました。
また、共同通信によりますと、秋田県の佐竹敬久知事は7日、「政府から連絡はない。防衛省に問い合わせたが『まだ決定していない』との回答だった」と語ったということです。
これに関して、「県内配備が軸」とされたことも含め、地元からは戸惑いの声が相次いでいます。
佐竹氏はさらに、「国防機密が漏れている。防衛省にはますます不信感を抱く」として不快感を示しました。
また、県庁内で記者団の質問に答えたものの、新たな配備候補地として、県内国有地を軸に調整が進むとされることに関しては、「聞いておらず、答えは持ち合わせていない」との回答を示すにとどまっています。
イージス・アショア配備の事実上断念「連絡ない」秋田県知事
菅官房長官「新屋演習場への配備 断念の事実なし」
菅官房長官は、午前の記者会見で「イージス・アショア」の配備をめぐり、「現段階ではまだ検討の前提となる
調査を実施しているところであり、何らかの方針や検討の方向性を決定したという事実はなく、
新屋演習場への配備を断念したという事実はない」と述べました。
演習場の地元では賛否の声
新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり、防衛省が秋田市の自衛隊演習場への配備を
事実上断念する方針を固めたことについて、演習場がある地元からは、賛否の声が聞かれました。
・