https://jp.sputniknews.com/politics/201807315176973/ 2018年07月31日 09:27 スプートニク日本
米国、インド太平洋に125億円投資=ポンペオ国務長官
ポンペオ国務長官は30日、米国と同地域をテーマとしたワシントンでのビジネスフォーラムで演説し、インド太平洋地域のサイバーセキュリティーやエネルギー、インフラの分野を支援するため、1億1300万ドル(約125億円)の投資を行うと明らかにした。時事通信が伝えた。
また、ポンペオ氏は、中国の南シナ海やインド洋での海洋進出をめぐって「我々は決して、地域における支配を試みることはなく、これを達成しようと試みるあらゆる国に対抗していく」と強調した。シルクロード経済圏構想「一帯一路」を進める中国をけん制する狙いがあるとみられる。
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米、インド太平洋に投資 インフラに125億円 中国をけん制
2018年7月31日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201807/CK2018073102000264.html
【ワシントン=白石亘】ポンペオ米国務長官は三十日、インド太平洋地域でインフラなどの投資を推進する方針を明らかにした。
独自の広域経済圏「一帯一路」構想を進める中国をけん制するとともに、環太平洋連携協定(TPP)から離脱した後も、
高成長を続けるアジア太平洋に関与することを示す狙いがある。
トランプ政権の「自由で開かれたアジア太平洋戦略」の一環で、インフラやエネルギー、ハイテク分野の投資に
一億千三百万ドル(百二十五億円)の資金を拠出する。政府が前面に立つのでなく、民間投資を引き出す呼び水にしたい考え。
今回の投資方針の表明に先立ち、米国は既にモンゴル政府と水資源の開発で三億五千万ドルの投資協定に調印したという。
ポンペオ氏はワシントンで講演し、中国を念頭に「アジア太平洋は世界経済の最大の成長エンジン。
自由で開かれた地域であるべきだ」と強調。米国のTPP離脱で「この地域で米国が果たす役割に懸念を持つ人がいるが、
われわれは二国間で高水準の貿易協定を結んでいく」と述べ、貿易分野にも積極的に関与していくと訴えた。
ポンペオ氏は今週、東南アジアを訪問する予定で、現地では地域の安全保障の支援策も発表するという