与国秀行
@yokuni77
【おススメの女優さん】
今、私のおススメのドラマ、それは『101回目のプロポーズ』です。
おそらく「昔、見たよ」、「結末も憶えているよ」、
「僕は死にましぇんのアレでしょ」というのが、大変の感想でしょう。
しかし今、見ると非常に勉強になるし、また時代の変化も分かり、
現代日本人が取り戻さないといけないものが何かも発見できます。
簡単なあらすじとしては、美しいチェロ演奏家の女性が、結婚を約束
していた恋人を無くし、偶然が重なって、99回もお見合いでフラれている、
ブサイクな万年係長の中年男とお見合いすることになります。
もちろん住む世界が異なり、お見合いが上手くいくこともなく、
100回目のプロポーズも失敗に終わるろこからドラマは始まります。
軽い気持ちで1話を見直してみて、「こんなに内面も外見も合わない2人が
どうして結婚するのだろう?」と感じながら2話も見て、結局、最終話まで見てしまいました。
何度、笑い、そして何度、「可哀そう~」と声をあげて泣いたことか・・・。
男が男に同情して泣くドラマです。
しかし興味深いのが、ブサイクな中年男が「猛アタック」し続けるのですが、
ドラマの中で、1度も登場しない言葉、それが「ストーカー」です。
当時は、「ストーカー」という言葉が無いのです。
「ストーカー」と「猛アタック」は違います。
なぜなら「ストーキング」は、自分のために相手から奪う自己中心的な
ものであり、執着ですが、「猛アタック」は相手のため、そして自分のために、
きちんと相手のことも考えて、自分から愛を与えるものだからです。
つまり「ストーカー」は単なる過ぎた欲望、「猛アタック」は愛を前提にした、
「結婚願望」という名の欲望なわけです。
「ストーカー」と「猛アタック」は似ていて、これを分けるものは「悟り」
と言えるでしょう。
つまりドラマ『101回目のプロポーズ』とは、今で言うブサメンが
猛アタックに次ぐ猛アタックの末に、与える愛によって、その人間が持つ
内面によって、イケメンに勝つ感動と笑いにあふれたルッキズムを破壊する話なわけです。
このドラマは、「やはり恋というものは、与える愛と内面なのだな、ストーカーは
愚かな行為だが、猛アタックこそ大切なのだな」ということを改めた思い出させてくます。
ですから武士道を歩む者であるならば、「ルッキズム」が流行する現代を変えるためにも、
そして自身がいつか誰かにプロポーズして猛アタックするためにも、ぜひ見て頂きたい、
あるいはもう一度、きちんと見直して頂きたいドラマです。
「恋無き人生は死するに等しい」、そう言ったのはクリスチャンにして、
宗教改革者のマルチン・ルターです。
キリスト教でもカトリックの神父は結婚できませんが、ルターによって
始まったプロテスタントの牧師が結婚できるのは、ルターが恋を重視していたからでしょう。
どうか私と同じくブサイクな男たちよ、あのドラマを見て、勇気を取り戻して欲しい!
なぜなら婚約指輪を結婚指輪に変えたところで、恋は終わるものではないのだから。
人は人と共に生きていくべきなのだから。
男は時に、猛アタックすべきなのだから。
もちろん浅野温子さん演じるヒロインが、あまりにも亡くなった恋人に固執し過ぎていて、
「ちょっと唯物的な発想だな」と、違和感を感じるところもありましたが、
本当のホント~~に、感動と笑いのドラマで、また『チャゲ&飛鳥』さんの歌が凄く良い。
長渕剛さんの深い人間味ある歌も好きだけど、桑田佳祐さんの明るく陽気で都会的な
歌も好きだけど、矢沢永吉さんのロックでカッコ良いけれど、『チャゲ&飛鳥』さんの
クラシックのような歌声も素晴らしいです。
とにかく「自分は男だ」と考える者ならば、今こそ、『101回目のプロポーズ』は、
見直すべきドラマです。
私の中で好きな女優さん1位は夏目雅子さんで、2位は倍賞千恵子だったのですが、
しかし倍賞さんが『PLAN75』という安楽死の映画に出たことから、2位は浅野温子さんになりました。
そして最近、おススメの女優さんが、「アマビエ」ちゃんこと橘百華さんで、
9月の舞台に頑張っていて、まだチケット余っているそうなので、ぜひよろしくお願いいたします。
私も舞台、見に行きます。
☟「こんなお見合いで、本当に結婚するの?」と誰もが思うのですが、演じている
役者さんのみならず、脚本家の野島伸司は凄いね。
【おススメの女優さん】
— 与国秀行 (@yokuni77) August 28, 2023
今、私のおススメのドラマ、それは『101回目のプロポーズ』です。
おそらく「昔、見たよ」、「結末も憶えているよ」、「僕は死にましぇんのアレでしょ」というのが、大変の感想でしょう。… https://t.co/iSyYQ1gg2i pic.twitter.com/XZghSqc2GT