日本の新幹線は世界一
上条ゆきや氏のブログ転載
http://uejou.seesaa.net/article/218323163.html
2011年08月04日
新幹線について。
学生時代、アメリカで知り合ったフランス人の友人セバスチャン。
彼とは、意気投合して、後に、彼の故郷リヨンと、
私の故郷八戸を相互に訪問する仲になりました。
愛国心の強いセバスチャン。しかし、こちらも
譲らぬものだから、道中、2人は何かにつけて、
日本対フランスの討論を繰り返しました。
そんな中で、特に彼がこだわったのが、フランス
新幹線TGVの技術。
TGVがいかに優れているか。彼は主に、スピードが
世界一である点に絞り、日本の新幹線には
絶対負けないと繰り返しました。
一方、こちらの反論ポイントは、運営技術の高さ。
そのポイントは2点。
一つは、時間あたりの運営本数の多さ。
もう一つは、事故発生率の低さでした。
TGVの開業にさかのぼること約20年。
異なる新幹線を一時間に10本も走らせながら、
開業以来、人身事故ゼロの記録を更新し続けて来た
日本の新幹線。
あの時、セバスチャンは必ずしも納得しませんでした。
しかし、
今日、改めて、新幹線そのものの技術の高さに加え、
運営技術の高さこそ、世界に誇るべきものと実感します。
ところで、日本の新幹線は、ゼロ戦を作った技術者ら
によって作られたことは有名な話し。
さまざまな産業技術を高度化させる国防産業。
海洋覇権を求め膨張する中国の脅威もあります。
今、国防産業に、改めてテコ入れすべき時。
セバスチャンなら、「それは国家として当たり前の
ことじゃないか!」と言うに違いありません。
(写真は上野駅の新幹線ホーム。同じ路線を4種の新幹線が走ります。)
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