韓米が米国の最新鋭の戦略爆撃機B-1Bの韓半島(朝鮮半島)出撃を検討中だ。北朝鮮の5次核実験に対する武力示威レベルだ。早ければ12日に韓半島に急派されるB-1Bは核弾頭を装着できるミサイルと爆弾を搭載している。長さ44.5メートル・翼幅42メートル、時速1335キロ(音速の1.2倍)で飛行できグアムから離陸後2時間あれば韓半島に到着する。この爆撃機は槍騎兵を意味するランサー(lancer)という愛称を持っている。(写真=米空軍)
韓国政府が5次核実験を実施した北朝鮮の報復用圧迫戦略を稼動し始めた。国連安全保障理事会(安保理)が対北朝鮮の原油供給中断など強力で新しい対北制裁決議を採択するよう外交力を集中すると同時に、韓米が合同で軍事的核抑制力を誇示する2通りの対応に出た。
金奎顕(キム・ギュヒョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席は11日「今回の5次核実験を含む北朝鮮の相次ぐ挑発と露骨な安保理決議違反に対応するために、あらゆる外交的・軍事的努力を尽くす」と話した。キム・ゴン外交部北核外交企画団長はこの日KBS(韓国放送公社)の『日曜診断』で追加の対北朝鮮制裁に関して「基本方向は3種類」として「国連安保理決議2270号に含めようとしたが含まれなかった部分、2270号を履行する過程で見つかった隙間を埋める部分、一度も考えていなかった新しい要素」と話した。
韓米は北朝鮮の4次核実験以降、安保理2270号の協議過程で原油を輸出禁止対象に盛り込もうと提案したが中国が受け入れなかった。当時はロケット燃料を含む航空燃料の対北朝鮮輸出を禁止する内容だけを含めたが韓米は今回再び原油を含ませる案を協議中だという。また鉄と鉄鉱の輸出を禁止しながら「民生目的で大量殺傷武器(WMD)と関係がない場合」には許容していたが今回はこうした例外認定条項を最大限縮小するために外交力を集中するという計画だ。
外交部の高位当局者は「5次核実験に備えて4月から米国と新たな決議案の内容を議論してきたし、これを土台に核実験直後から協議に着手した」と話した。
国防ラインも慌ただしく動いた。特に政府が9日に公開した北朝鮮に対する「大量反撃報復」(KMPR)作戦計画に関連して国防部の関係者は11日、「地図上から平壌(ピョンヤン)の一定区域を完全に消す作戦の概念」としながら「核兵器の使用兆候が見えるだけでも戦争指揮部が隠れるほどの該当区域を強力につぶす」と話した。また「北朝鮮の戦争指揮本部の除去のために精密打撃ミサイル戦力と精鋭化された専門担当特殊作戦部隊を運用する」とした。この関係者は「北朝鮮の核抑制力を見せる武力示威も続くだろう」と伝えた。
これに関連してグアムのアンダーソン空軍基地にあるB-1B超音速爆撃機やB-2ステルス爆撃機など核ミサイルを搭載できる核武装戦略爆撃機が早ければ12日に韓半島に投入されると軍関係者が話した。北朝鮮が核実験をした直後にB-2(2013年)やB-52(今年1月)戦略爆撃機が韓半島上空で武力示威を行ったが、B-1B超音速爆撃機の出撃が最終決定される場合、公式な韓半島出撃は初めてだ。核推進航空母艦であるロナルド・レーガン(CVN-76)も来月韓国に派遣されるという。軍関係者は「来月、韓米両国が西海(ソヘ、黄海)と南海で実施する連合海上訓練に米海軍第7艦隊所属のロナルド・レーガン号が参加するだろう」と明らかにした。
訓練で韓米は北朝鮮指揮部を含む核心施設を精密打撃する訓練を行うという。与党の一部では米軍戦術核の韓半島再配備の要求も出てきている。
だが青瓦台の関係者は「拡張抑制戦略にはすでに米国の核の傘提供まで含まれている」としながら「戦術核を持ってくる場合、北朝鮮の核兵器保有も認めることになるので戦術核の再配備は不可能だ」と話した。
これに関連してグアムのアンダーソン空軍基地にあるB-1B超音速爆撃機やB-2ステルス爆撃機など核ミサイルを搭載できる核武装戦略爆撃機が早ければ12日に韓半島に投入されると軍関係者が話した。北朝鮮が核実験をした直後にB-2(2013年)やB-52(今年1月)戦略爆撃機が韓半島上空で武力示威を行ったが、B-1B超音速爆撃機の出撃が最終決定される場合、公式な韓半島出撃は初めてだ。核推進航空母艦であるロナルド・レーガン(CVN-76)も来月韓国に派遣されるという。軍関係者は「来月、韓米両国が西海(ソヘ、黄海)と南海で実施する連合海上訓練に米海軍第7艦隊所属のロナルド・レーガン号が参加するだろう」と明らかにした。
訓練で韓米は北朝鮮指揮部を含む核心施設を精密打撃する訓練を行うという。与党の一部では米軍戦術核の韓半島再配備の要求も出てきている。
だが青瓦台の関係者は「拡張抑制戦略にはすでに米国の核の傘提供まで含まれている」としながら「戦術核を持ってくる場合、北朝鮮の核兵器保有も認めることになるので戦術核の再配備は不可能だ」と話した。