朝鮮有事への備えを
2013年05月23日
金城タツローの幸福維新 ブログ転載
http://ishin0507.ti-da.net/e4817139.html
アルジェリアで起きた人質事件は大きな禍根をのこしました。
政府が法人救出のための決定的な行動をとることができなかったことは、
海外赴任中の日本人にとてつもない不安を
与えることになったのではないでしょうか。
アルジェリア政府は速やかな軍事行動に出ました。
安倍総理は、「人命最優先にし、すぐに攻撃をやめてほしい。
米英の支援を受けるべきだ」ということをアルジェリア政府に
申し入れていたようですが聞き入れられる状況ではありませんでした。
結果、犯人だけではなく、人質の犠牲者もたくさん出ました。
アルジェリア政府の判断に批判的な日本人は多いことと思います。
我が国では、憲法9条が自分の国を守ってきたという幻想に
浸ってきた国民性もまだ根強く、
そのため、総理はメディアや民意に気遣いをされたのかも知れません。
もし、安倍総理の要請通り、軍を撤収していたならば、部隊そのものを
危険にさらすことにもなりますし、その後テロリストとの長い交渉が
始まっていたであろうと思います。
さらに、テロリストからの身代金、実刑犯の仲間の釈放の要求を呑んで
しまい、そのまま悪をのさばらせることにでもなれば、第二第三の人質
事件を惹起したかも知れません。
今議論すべき、緊急かつ重大な課題は、我が国政府が法人保護のための
緊急措置がとれず、事件収束後、政府専用機をアルジェリアの空港に
派遣することしかできなったことだと私は思います。
私たちは、人質を救出するための特殊部隊の活躍ドラマを
テレビや映画で観ますが、
今の自衛隊法では、あのような行動をとってはならない
ことになっています。
映画の内容は、外国では現実であり、日本ではフィクションです。
ところで、北朝鮮が、朝鮮戦争(1950-53年)の休戦協定を3月11日を
もって破棄すると表明しました。
今、38度線は極度の緊張状態にあると思われます。
まさに、カラスが飛んだだけで、敵の攻撃だと錯覚して打ち合いに
ならないとも限らない状況なのではないでしょうか。
もし朝鮮戦争が再開されたら、韓国に住む3万の邦人は
どうなるでしょうか。
朝鮮有事に際しての在留邦人保護のための
法整備を急がなければなりません。
転載、させていただいた記事です
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