理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

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江夏正敏の「闘魂一喝!」 「何が変わる?コロナ後の経済―『減量の経済学』から読み解く。」

2021年12月22日 04時21分15秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

幸福実現党  
江夏正敏の闘魂メルマガ vol.176
2021年12月21日発行
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江夏正敏 幸福実現党 幹事長のオフィシャルブログ
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1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「何が変わる?コロナ後の経済―『減量の経済学』から読み解く。」
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新型コロナウィルスが世界を席巻し、私たちの生活スタイルそのものが変わってきました。
まだアフターコロナとは言えないかもしれませんが、個人、会社、国家、世界における経済活動が
変化してきているので、経済政策も新たな発想が必要となってきます。
そこで、12月に幸福実現党の大川隆法党総裁が新たに『減量の経済学』を発刊し、今後のあるべき
経済政策の方向性を提示しましたので、そのエッセンスをまとめてみました。
このメルマガを通して、幸福実現党の経済政策が変化してきていることを感じ取っていただければ幸いです。

●『減量の経済学』の骨格。

12月に発刊された『減量の経済学』は三章に分かれています。第一章「新しい資本主義の風景」、
第二章「天御祖神の経済学」、第三章「減量の経済学」です。
第一章の「新しい資本主義の風景」は、“新しい資本主義”と称して岸田首相や習近平主席が発信して
いるので、その考え方が正しいのか、
そして成功するのか失敗するのかを検証しつつ、本当の資本の持つ意味から発展するためのポイントの
概略を“風景”的に述べられています。
第二章の「天御祖神の経済学」では、地上及び地上を超えた実在界の視点から、お金や富の根本的な
在り方を考察しつつ、
富から発生する身分、野心、名誉心、格差、富の偏在などの許容範囲を示しながら、未来をよりよく
していくためには“徳”による統治の大切さを説いています。
第三章の「減量の経済学」では、“バラマキ”政策は全体主義への道であり、国民を愚民化することに
なることへの警鐘を鳴らしつつ、
今後は高度経済成長やインフレは期待できず、デフレ下での経済成長を目指さなければならないとしています。
そのためには、個人、会社、国は不要なものを削り、付加価値のあるものに経営資源を絞り込む必要性を説いています。
その前提として、自由主義の環境のもと、勤勉の精神が必要であると示しています。

●「新しい資本主義の風景」

岸田首相の“新しい資本主義”。
岸田首相が先の衆院選で“新しい資本主義”を訴えていました。現在進行形でその内容は変化しているようですが、
「中産階級の層を厚くする」ということです。
これは「大金持ちや資本家を潰して中産階級にし、補助金を撒いて下層階級をなくして、中間層を厚くする」
ということです。
つまり、金持ち、資本家に課税し、それを下層階級に分配して、中産階級を増やすということになります。
これは、ヒトラーのメイン政策と一緒であり失敗する運命にあります。

資本主義の原則に反する
なぜ失敗するのでしょうか。それは、「資本主義は、資本を集中しないと効果が発揮できない」からです。
バラバラの小さなお金だと何もできませんが、それを集めると大きな資本ができます。
それを集中投下することで、大きな事業が可能となり、大きな利益を生み、それを再投資することで、
もっと大きな富を生むことができるのです。
岸田首相は資本家に課税し、それを分配すると考えているようなので、資本の集中、お金の集中がで
きなくなるので、大きな富を生み出すことができなくなるのです。
つまり資本主義の核の部分を理解していないので、失敗すると予想されています。

中国の独裁型資本主義はどうなる。
習近平主席も共同富裕と言って、上から金をとり中産階級を厚くしようとしています。
さらに独裁型資本主義(英米マスコミ流の表現)を唱えています。
これは、為政者が意図的に特定の分野に資本を集中投下するということです。例えば軍事優先で、
軍事産業に集中特化し、軍隊を強くしようとしています。
重厚長大産業や軍事産業などでは、旧ソ連のように一時的に成功するように見えますが、
だんだんと無駄な投資が多くなり、うまくいかなくなります。
また、中国では飢えている人民が多い上に、軍事優先だと国際社会に緊張が走り、自由貿易に支障を来し、
食料やエネルギーが中国に入っていかなくなります。
その結果、軍事力やサラ金のような手法で、周辺国を脅して生き残ろうとします。
習近平主席の外交・経済音痴が原因で、世界的危機が起きてくるので勘弁してほしいですね。
ということで、中国の独裁型資本主義も失敗すると予想されます。

今後の正しい方向性―勤勉さと道徳。
正しい資本主義的発展を目指すならば、まずは国民一人一人の勤勉な努力が前提です。
そして資本の持つ意味を理解し、その資本(国民のお金であり、努力の結晶)を智慧でもって
効果的な成果を生むために活用することが必要です。
その際、単なる欲望や金儲けに陥らないように、新しい道徳、神仏の価値観、正しさを土台に持ちつつ、
精神的な価値を創造できるようにすることで、未来が拓かれます。
間違っても、課税と分配で、資本の力を損ね、個人の勤勉の精神を阻害するような愚策は避けなければなりません。

●「天御祖神の経済学」

経済学の重要な理念・哲学。
この章では、根本的な哲学から経済のあり方を説いています。実在界の価値観から解きほぐしています。
理念経済学の真骨頂と言ってよいのではないでしょうか。
実用主義の方が読むと、「ぶっ飛んでいるなあ」と思われるかもしれませんが、この根本の理念・哲学が
ないことが、今の経済学、資本主義の混乱を招く原因になっているので、極めて大事なのです。

お金は本質ではない。
なんと、あの世では、地上で流通している“お金”は必要ないとのことです。
低位霊界では“お金”らしきものはあるのですが、本来の霊界では“感謝”の念がお金に相当するようです。
この事実だけでも、お金に執着する意味が薄れるし、感謝が尊ばれるならば、人のために働くことが
評価されるのだと感じられると思います。
つまり、私たちの経済活動の本質は、人のために働くこと、人を喜ばせることに大きな方向性が
あると理解することができます。

富に込められるもの。
富をどう理解し、使っていくか。富を築く動機、過程、結果が問われます。そこに私たち人間の修行があるのです。
そして、一般的には「有用性」の対価として富を得られることになりますが、もっと高いレベルになると
「有用性」を超えて「真・善・美」や「正義」という価値が富に含まれていくと説かれています。
つまり、富にも悟りの段階があるのでしょう。

富がつくり出すものの妥当性。
この世で富を創出されると、もしくはその過程で、身分、野心、名誉、格差、富の偏在などが発生します。
今、日本や世界では、この格差などの問題が議論され、共産主義や社会主義、福祉国家などの考えと、
自由主義の考えの中で、混乱しているように見えます。
この章では、努力と結果の連鎖を肯定しつつ、一定以上に大きくなったら、
公的なレベルで適正なサイズで、適正な行動を取っているかが問われることになると説かれています。

勤勉の精神の死滅は防げ。
適正なサイズ、適正な行動とはどこまででしょうか。
「人間の中には神仏の心の一片(ダイヤモンドの欠片)が宿っており、それを磨きつつ、
勤勉が生み出す富の大切さを認め、堕落しないようにより多くの人のために仕事をなしていくこと」が大事とされます。
ということは、「勤勉の精神」を死滅させるような政策は間違いです。
真面目に働いたものがバカを見るような社会をつくってはなりません。

○徳ある人が上に立つ。
貧富の差が合理化できて、説明できる範囲は、「上に立つ者、豊かな者が“徳”を持っているかどうか」
が結論になるとのことです。
つまり、自分を厳しく修練し、智慧を持ち、愛がある人は、この地上での生きる意味、魂修行のことを熟知しているので、
各人の修行環境の違いとその意義を透徹した目で見据えつつ、それぞれの修行をサポートして
教導することが可能となります。
独裁者のように民衆から収奪することなく、民主主義の悪い面である“バラマキ”で、国民の勤勉さを失わせ、怠惰にもさせず、
正しく神仏の御心に適った個人、会社、地方自治、国家、世界の発展を願う人が上に立てば、
国民は安心して仕事をし、生活をして、それぞれの魂修行の課題に取り組むことができるということだと思います。
つまり、それぞれの環境で各人が納得感を持って、感謝の人生を生き切ることができるのです。

●「減量の経済学」

○バラマキ政策の愚。
先の衆院選ではバラマキ政策のオンパレードでした。
しかし、このバラマキは、国民が国家に飼い慣らされる端緒となり、その結果、全体主義への道、
隷従への道へ向かい、国家の奴隷になることになると警鐘を鳴らしています。
また、政府は国民にとにかくお金を使って欲しいとバラマキをし、ゼロ金利を行っていますが、
先行き不透明な現在、国民や会社は貯蓄や内部留保に回して、万一に備えています。
なかなかうまくいっていません。どうすれば良いのでしょうか。

○デフレが続くと心得よ。
まず、新型コロナが蔓延し、機械化、オートメーション化した現代社会では、デフレが続くと心得なければなりません。
当分は、高度経済成長もインフレも起きないという前提で経済政策を考えるべきとされます。

○デフレは悪ではない。
ただ、デフレは悪ではなく、不況と一緒ではありません。収入がなくても生活が楽になることを意味
しています。この認識の変更が必要です。

○デフレ下の経済成長。
このデフレ下では、「物の値段が安くなるので、それが多く売れる」という考え方をしなければなりません。
「安くなったら、そのマーケットが大きくなる」ということです。

○ケインズ経済学のような無意味なことをするな。
物の値段が安くなり、国民の財布のヒモが固くなるならば、バラマキをしても貯蓄に回るので、
ケインズ経済学(バラマキ)をしても効果が薄い時代となってきています。
特に、何でもいいからお金をバラまくというのは、無意味で借金が増大するのみとなってしまいます。

○無駄を削る―やらなくてよい仕事はするな。
今すべきことは、まず無駄を削ること。不要なものは削り、付加価値のあるものに絞り込むことです。
人間的・人的資本を付加価値の高いものに向けること。
クリエイティブで、人の手のかかった、人の温もりのあるサービス、人力で顧客満足が高く、他のものでは
代えられないようなものに智慧と努力を惜しまないことが大切です。

○勤勉の精神。
経済的繁栄をつくるならば、自由的意志による努力の継続、つまり勤勉に働ける体制が必要となります。
このような政策を行えば勤勉の精神が復活し、実需経済が起こり、デフレ下で成長する社会が実現していきます。

○減量の経済学。
無駄なことを止め、本当に付加価値のあるものに絞り込んで、自由な土壌の中で、「勤勉の精神」を
発露させることが大切です。それを、国家、地方自治体、会社、個人の各所で行うことです。
特に政府は、バラマキを止め、財政赤字解消に取り組まねばなりません。
二宮尊徳翁の風呂のたとえにあるように(著書参照)、風呂桶の中でしゃがめば肩までお湯が来るのに、
立ったままでお湯が足りない足りないと言って、バラマキを続ける政策は、無駄が多すぎです。
それは財政赤字となって累積され、いずれは国民にツケが回されて、大変な事態を招くことになるでしょう。
「政府も減量を始めたほうがよい。健康への第一歩である」と「まえがき」にあるように、
減量の経済学を政策に取り込む必要があると思います。

●まとめ
“新しい資本主義”と称して、課税や分配だけでは未来はありません。
また、独裁型で資本を集中しても、いずれは破綻します。
大切なことは、国民一人一人が勤勉の精神を取り戻して、無駄な仕事を省き、本当に意味のある仕事に
打ち込むことです。
そして、正しい資本主義の考え方で、資本を価値あるものに集中投下し、富の拡大をなしていきます。
その時、効果的な成果を出すためには智慧が必要です。
さらに、その富が正しさを含むために、道徳が必要で、その道徳を身に着けた徳ある人が上に立つことで、
適正範囲の格差に不満が起きることなく、富の十全なる活用と、国民の魂修行が健全になされていきます。
その結果、デフレ下でも経済的発展を行うことができ、神仏の心に適った精神的価値のある付加価値を
創出することになり、明るい未来を押し開くことが可能です。
もうそろそろバラマキは、全体主義と隷従への道を拓くことになる愚民政策であることに
気づく時が来たのではないでしょうか。

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2、編集後記
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アフターコロナの経済学の一端が『減量の経済学』という著書で、いよいよ明らかになってきました。
大川隆法党総裁は、コロナ禍の中で、経済学の変容を予告されていたのです。
これから、様々な角度から説かれる可能性があり、私としては、とても楽しみです。
ばら撒き一辺倒になっている世の中に、この勤勉哲学の考え方を広げていきたいものです。
とにかく、課税と分配だけで、誰が富を生むのか疑問に思いませんでしたか。
その答えが、本書にはあるのです。
是非、『減量の経済学を』を手に取ってお読みくださればと思います。

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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール 

1967年10月20日生まれ。

福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。

広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。

現在、幸福実現党・幹事長。

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◆ 発行元 ◆
江夏正敏(幸福実現党・幹事長)

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