世界で初めて海底メタンハイドレートの試掘に成功
リバティニュースクリップ 3/13 転載
http://www.the-liberty.com/
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◆台湾「指名献花」に中国が抗議 日本は台湾を中国から守り抜け
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5728
東日本大震災2周年の追悼式で、日本政府が台湾代表を各国代表団と同じ
待遇の「指名献花」に加えたことに対し、反発した中国が欠席。
その上で中国外務省は11日、「強烈な不満と抗議」を日本政府に申し入れた。
いつもながらの中国の横暴な外交姿勢が、ここでも明らかになった。
台湾は、東日本大震災の際に、世界最大規模の200億円もの義捐金を寄せて
くれた、本来なら日本が一番感謝しなければならない相手だ。
ところが昨年の1周年の追悼式の際、野田・民主党政権は台湾代表を指名献花
から外し、来賓席に座らせず一般席に座らせるという「非礼」な扱いをした。
中国寄りの民主党政権が、中国の顔色をうかがって台湾を外したのは明らかだ。
その反省に立って、安倍・自民党政権が台湾を指名献花に加えたのは、極めて
当然のことだ。外務省は約150の在京大使館に追悼式の案内状を送付、中国側
はいったん「出席」と返事をしたが、3月に入り欠席の連絡があったという。
さらに中国外務省の華春瑩報道官は11日、台湾を指名献花に加えたことに対し、
「日中共同声明の原則と精神に違反するものだ」「台湾を国として扱い
『2つの中国』を作り出そうとする企てには断固として反対する。
日本側に対しては、過ちを正し、約束を守るよう求める」と強く非難した。
これに対して菅義偉官房長官は12日、「日本政府の説明を理解せず、欠席した
ことは極めて遺憾で残念だ」と述べ、古屋圭司拉致問題担当相は
「ちょっと大人げない」と語った。
中国は台湾を自国の一部だとずっと主張してきた。日本は1972年の日中共同声明で、
中国側の立場を「理解し尊重」するとしているが、全面的に認めているわけ
ではない。共産党一党独裁の中国と、自由主義・資本主義の台湾とでは、
根本的に相容れないのは明らかだ。
現に台湾の調査会社が今年2月アンケートしたところ、「最終的に大陸と
統一すべきと思いますか」との問いに63%の人が「反対」、賛成は21%に
過ぎなかった。台湾の人々はきわめて親日であり、大陸中国より日本と絆を
深めたいと思っているのだ。
中国が台湾を自国に併合する、ないしは武力占領する事態になったら、日本に
とってもシーレーンという生命線を奪われ、尖閣どころか沖縄も中国に奪われる
ことになるだろう。
民主党政権が続いていたら、それは現実となっていたはずだ。
ここで台湾と日本がしっかりと絆を強くすることが、台湾を救うばかりでなく
日本自身を守ることにつながる。日本政府はこれを機に、中国共産党政府の
横暴を世界に知らしめるとともに、台湾を守る姿勢を固め、自由主義圏の国々と
共に「中国包囲網」を強固にすべきだ。(仁)
【参考記事】
2013年3月9日付本欄
WBC日台戦で台湾を感動させた日本人 日本は台湾と協力を深めよ
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5718
2012年3月13日付本欄
台湾に対する非礼、「対応に問題なし」と官房長官
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3949
2012年3月号記事
必要なのは台湾の中国化でなく、「中国の台湾化」 "Newsダイジェスト"
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3741
世界で初めて海底メタンハイドレートの試掘に成功 日本の資源を守れ
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5727
経済産業省は12日、愛知県の南80キロ沖合の、海面下1000メートルの深海で
行っていたメタンハイドレートの試掘試験に成功したと発表した。深海からの
メタンハイドレートの採掘成功は世界で初めて。
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などが試掘を2週間行い、
2018年の実用化を目指して技術を高める計画だ。
メタンハイドレートは、天然ガス中のメタンが氷状に固まったもので、愛知県沖
のほか、四国や九州の沖など、日本の近海で相次いで見つかっている。すべてを
合わせると、日本の天然ガス使用分の100年分以上を賄える見込みだという。
JOGMECによると、メタンハイドレートの埋蔵は日本近海に集中しているように
見えるが、実際には日本の調査が世界で最も進んでいるためにそう見える
だけであり、他の地域、例えばアメリカのメキシコ湾にもかなりの埋蔵量を
期待できるという。
産出技術を確立できれば、メタンハイドレートが石油の次の燃料となる可能性もある。
日本はこれまで石油などを産出しなかったため、化石燃料を中東などから輸入
している。そのシーレーン上のパキスタンや、バングラデシュ、スリランカにも
中国の軍港が造られつつある今、石油輸入のリスクは増大している。
そうした輸入リスクのない原子力発電も、福島原発事故後は反対の声に押され
大飯原発以外は停止している。そうした中で、新たな資源が実用化されつつある
ことは日本にとってうれしいニュースではある。
しかし、日本が豊富な資源を持つということは、それを巡るトラブルの
リスクもまた増えるということでもある。
例えば中国は、1968年に尖閣諸島近海で海底油田が発見された途端に
尖閣諸島の領有権を主張し始めた。メタンハイドレートも、経済ベースに
乗る程度まで技術力が高まった時には、中国が鉱床の所有権を主張してくる
可能性は大いにある。
すでに、その布石は打たれつつある。中国の第12回全国人民代表大会(国会)
初日の5日、温家宝首相は「強固な国防と強大な軍隊を打ち立て、国家の
主権・安全・領土保全を断固として守らなければならない」とした上で、
「海洋管理を強化し、国家の海洋権益を守る」と発言し、資源の確保を重視
することを表明している。尖閣諸島近海はもとより、日本近海の豊富な資源も
狙っているのは明らかだ。
今回の採取成功で、メタンハイドレートが次世代エネルギーとして
十分期待できることが明らかになった以上、日本政府はメタンハイドレートの
鉱床を国民の財産として守り、管理する意思を改めて強く固めなければならない。(居)
【関連記事】
2012年5月17日付本欄
【そもそも解説】新たな大陸棚も承認 日本の海洋権益について
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4292
2012年2月15日付本欄
メタンハイドレート掘削開始――資源大国・日本が始動した
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3818
◆「中国のアフリカ参入は植民地主義」 ナイジェリア中銀総裁が批判
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5726
12日付の英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)には、ナイジェリア中央銀行の
サヌシ総裁が寄稿し、中国のアフリカ各国との関係を「植民地主義」と
批判した。FTはこの記事を一面トップで引用して紹介している。
サヌシ氏は、中国は石油や石炭などをアフリカ諸国で採掘しているが、
中国本国の機材や労働力を使っているため技術がアフリカ側に移転されない
と指摘。「中国は我々の一次産品を取り、工業製品を我々に売っている。
これは植民地主義のエッセンスだ」と批判した...
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2013,3,12
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