http://ironna.jp/theme/542 より抜粋
悲劇的な事件事故や災害が起きると行われる「自粛」。中でも攻撃的に自粛を求めるノイジーマイノリティーの 影響力が大きくなっている。社会心理学が専門の碓井真史が少数のうるさい人々の心の内に迫る。
人はなぜ自粛するのか? 正義の味方を自称する「不謹慎狩り」の正体
標的は芸能人? 相次ぐ「不謹慎狩り」
熊本地震の発生から一週間が過ぎたが、各地から届く被災地への支援や激励に水を差すかのような「不謹慎狩り」がネット上では横行している。特に「被害」が深刻なのは、有名人が被災地の支援を申し出たり、被災者への激励のメッセージを送ったりしたケース。有名人がSNSなどで発した言葉じりを捉えて、一部のネットユーザーがすかさず「不謹慎だ!」と攻撃するパターンだ。
500万円の寄付を明らかにした
500万円の寄付を明らかにした
紗栄子のインスタグラム モデルの紗栄子の場合、被災地に500万円寄付したことを銀行の振込受付書の画像つきでインスタグラムに掲載したところ、「自分の好感度上げたいだけだろ」「金額を言うのは下品。偽善と売名のにおいがする」などといった批判の声が殺到。中には「(前夫の)ダルビッシュ有からむしり取った月500万の養育費の一部だろ」と誹謗中傷する意見もあった。
芸能人や有名人を標的にした「不謹慎狩り」は他にもある。歌舞伎俳優、片岡愛之助と結婚したばかりの女優、藤原紀香は16日のブログで「どうかこれ以上、被害が広がりませんように 火の国の神様、どうかどうか もうやめてください」とエールを送ったが、このブログを読んだ一部のネットユーザーから「自分に酔ってる」「地震は天罰と言いたいのか」と反発を招き、ブログの一部を削除した。
熊本県在住のタレント、井上晴美も同様の「被害」に遭った。熊本地震で自宅が全壊した井上は、被災後にブログで状況を報告。「もう食料がなく、機嫌が悪くなりケンカが多くなってきてる。泣き叫ぶ子どもたち…無力だ」「ひどい揺れです ずっと揺れてこわい…泣 救急車も消防車もサイレンが」などと被災地の現状をリポートし、ブログを更新し続けていたが、心ないネットユーザーから「愚痴りたいのはお前だけではない」と非難され、井上は「これで発信やめます」とブログの更新を中止した。
最後のブログには「ここblogで書いてることが私がよくないとかわかりませんが、ネットで悪くかかれてるとか一切見てませんが聞こえてました。ただ私が感じてること書いてることがなぜそんな風になるのかよくわかりません残念です」と心境もつづり、最後は「これ以上の辛さは今はごめんなさい。必死です」と窮状を訴えた。
熊本地震後に多発している「不謹慎狩り」だが、中には「正論」で切り返し、多くの賛同を得た有名人もいた。お笑い芸人、ウーマンラッシュアワーの村本大輔は、ツイッターで被災地ライブの開催を提案したところ、ネットユーザーから「熊本地震が終息するまでは熊本と大分の仕事は控えなきゃダメ!」と指摘されたことに対し、「熊本以外の人が『不謹慎といい』 熊本の人は『きてきて』と言ってくれる。体感した。勘違いの代弁者ぶるやつは黙っとけ」と切り返した。
この書き込みを見たユーザーからは「勘違いの代弁者じゃなく、ただ有名人を叩きたいだけなんですよね」「被災者ですが、なんでもかんでも自粛しなくてよいと思います。他の方は普通にいつも通りにしてくれた方がいいです」「自分だけの正義ふりかざすゴミですね。村本さんは熊本に日本に笑いを思う存分ふりまいてくださいな」と賛同する意見の方が多く寄せられている。(iRONNA編集部)
日本人の長所である真面目さや几帳面さは外国人から見ると、窮屈で非合理的に見える。通常でもそうだから、極端になるとちょっと病気がかってくる。
熊本のある避難所であったことだが、女性しか使わない用品が手に入らず困っているとのことだ。避難所には支援物資として存在しているが、支援担当者が、表に出すのは不謹慎だから出さないことにしているらしい。
ここまでくると、あきれて何にも言えない。ある意味での女性差別である。
経済問題もそうである。「国の借金が1000兆円もあるから、借金を返すために国民は節約しなければならない」というマスコミのデマを国民は信じて財布の紐を締めている。
貯金好きで真面目という国民性を最大限にうまく利用している。
税収を上げるには、国民の消費を促して景気を良くすることが最大の効果を上げる方法だ。
国内に有り余るほどの貯金があるのに、皆さん金を使わない。
その貯金は、どんどん外国へ流れて煎っており、気が付いたら国内はスッカラカンという事態になりかねないところまで来ている。
政府・日銀はこの金の流れを、国民に気づかれないように故意に作りだしているとしか考えられない。