世界一安全な原発を
本日は岐阜3区支部長の河田(かわだ)せいじ氏より、
「原発の必要性」と題し、4回目(最終回)のメッセージをお届け致します。
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【河田せいじ氏寄稿】
昨日は原発の必要性について述べましたが、だからこそ
日本は「世界一安全な原発」をつくることを目指すべきです。
元々、日本の原発技術は、世界的に見ても高い
安全性を有しています。
今回の事故を受け、「それでも万が一の事があれば怖い!」と
、生理的に原発を受け付けなくなった方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、飛行機はエンジンが止まったら墜落します。
自動車事故と異なり、航空機事故の場合は死亡する
確率が極めて高く、都市上空で墜落すれば大惨事になります。
こうしたリスクも踏まえ、利便性と安全性の両面から
最もバランスのとれた形態で今の旅客機は運航されています。
それでも飛行機に乗る人がいなくならないのは、
やはり便利で高速、快適だからです。
飛行機の墜落事故があったからと言って、それで
人類が飛行機を使うことを放棄していたら、今のような
グローバルな文明は開かれなかったことでしょう。
原発も同じです。航空機のように、利便性と安全性
の両立を目指し、徹底的な努力改善を続けるべきです。
人間のやることに完璧はありませんが、その都度、
失敗や危機を乗り越え、前進し、より安全で快適な
技術開発にチャレンジしていくべきです。
ですから、原発の未来は、やはり明るくないといけません。
必要なことは、災害等の想定を見直した上で、
厳重な安全対策と事故発生時の素早い情報公開、
危機管理能力です。
政府や東電は情報公開や危機管理体制をさらに強化し、
国民が安心できる「未来の原発プラン」を早期に
提示すべきです。
河田 せいじ