【6月3日 AFP】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は2日、中国政府が香港に
「国家安全法」を導入した場合、香港住民数百万人に英国のパスポートを発行する方針を示した。
「(中略)」
https://www.afpbb.com/articles/-/3286325
【6月3日 AFP】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は2日、中国政府が香港に「国家安全法」を導入した場合、香港住民数百万人に英国のパスポートを発行する方針を示した。
ジョンソン氏は英紙タイムズ(Times)と香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)への寄稿で、「香港の多くの人々が、自分たちの生き方が脅かされていると感じている」「もしも中国がこの恐怖を正当化するのであれば、英国は良心に照らして、ただ肩をすくめて立ち去るわけにはいかない。代わりにわれわれは自分たちの義務を引き受け、別の方法を提示する」と述べた。
ジョンソン氏によると現在、香港住民の約35万人が英国にビザ(査証)なしで入国し最長6か月まで滞在できる英国海外市民パスポートを持っているが、さらに250万人にこのパスポートを申請する資格を付与することを検討しているという。
ジョンソン氏は「もしも中国が国家安全法を導入するのであれば、英国政府は移民規則を改定し、香港でこれらのパスポートを持つ全員に更新可能な12か月間の英国内の滞在を許可し、就労権その他の移民権を付与する。これによって市民権獲得への道も開かれ得る」と記した。
また、国家安全法は「香港の自由を奪い、香港の自治を劇的に侵食する」ものだと批判。導入されれば「英国は香港の人々との深い歴史と友情の絆を守るしかない」とも書いている。
他国と足並みをそろえて中国政府の決定を非難している英政府は、英国海外市民パスポート保有者の在留権を拡大する方針をすでに発表している。だが、ジョンソン氏個人の方針表明は、さらにかなりの圧力となりそうだ。
さらにジョンソン氏は、英国が香港の民主派デモを組織しているという主張はまったくの「うそ」だと明言し、「英国はただ『一国二制度』の下での香港の繁栄を願っている」「私は中国もそう願っていることを期待している。その実現に向けて共に取り組みたい」と述べた。(c)AFP
2020年6月3日 12:30
ジョンソン首相が寄稿、英国は香港市民を見捨てずと強調
https://www.epochtimes.jp/p/2020/06/57562.html
[ロンドン 3日 ロイター] - ジョンソン英首相は3日、同国のタイムズ紙に寄稿し、中国が制定する方針を示している香港国家安全法について、1984年の中英共同宣言に矛盾していると指摘、英国が香港市民を見捨てることはないと述べた。
首相は「香港は市民が自由であるから成功を収めた」とし「中国が(同法の制定を)進めれば、法的拘束力のある条約として英国と署名した共同宣言の下での義務と直接相反することになる」と述べた。
首相は「中国が守ると約束した生活スタイルが脅かされているとの懸念が、多くの香港市民の間で浮上している」と指摘。「中国の行動でそうした懸念が正当化されるのであれば、われわれは安心して肩をすくめて立ち去ることはできない。われわれはわれわれの義務を履行し、代替手段を打ち出す」と述べた。
首相は、英国海外市民(BNO)旅券を保有する香港の住民に対し、英国の市民権を付与し、英国での定住を認める方針を改めて表明。首相によると、香港では約35万人がBNO旅券を保有し、これとは別に250万人が同旅券を申請する資格がある。
同紙によると、英国の国家安全保障会議は2日、英中関係を「リバランス」することに合意した。
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