『ヘラトリ・ショート』(S25号)『日本のマスコミのこの及び腰を何とする!』
*メル友北海道*転載
『世界の目を醒ますヘラトリ・ショート』(S25号)
『日本のマスコミのこの及び腰を何とする!』
CNNニュースのオフィシャル・サイトを開けると、
ときどき、(おそらくは広告欄だとは思うのだが)、
面白い呼びかけを目にする。
それは、今月1日に中国政府から「脱税容疑」で
「別件追訴」され、総額約1億8千万円を追徴課税された、
美術家のアイ・ウェイウェイ氏に対する支援金の
呼びかけである。
このニュースは、日本国内ではほどんど報道されていないが、
(わずかに毎日新聞の一記者が多少フォローして、
ベタ記事が出ている程度)、
欧米では、この2週間あまり、大きな事件として扱われている。
CNNに到っては、自らのオフィシャル・サイトのトップページに、
「支援の呼びかけ」を掲載しているくらいだ。
アイ・ウェイウェイ氏は、北京五輪のメイン・スタジアム
「バードネット」の共同設計者として有名だが、それ以前から、
世界的美術家として、すでに名を馳せていた。
2008年の四川大地震での
「倒壊小学校の犠牲児童の調査・責任追及」や、
(あまり表には出ていないが)
「警官の暴行による被害者の調査」などで、当局に目をつけられて、
今年4月、香港へ行く途中の北京空港で拘束され、何と
"脱税容疑"で取り調べを受けているのである。
それにしても、日本のマスコミの、この
"徹底した無視ぶり"は、何なのか。
(あとはわずかに、産経新聞が香港紙の報道を引用した程度。)
ちなみに、今年4月の拘束については、
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス政府が、直後に中国政府を非難し、
「アイ・ウェイウェイ氏の即時釈放」を求めた。
日本のマスコミは、そんなに中国政府が恐いのか。
それとも、弱みでも握られているのか。
1億8千万円の支払い期限は今日(11/16)だが、
よもや滞納を理由に、いきなり「再投獄」はしないだろうが、
(出来レースの「追徴取消し提訴」あたりから始まるのだろうが)、
それにしても、この程度の"公平な報道"も出来ないようなら、
もはや、「社会の木鐸(ぼくたく)」としては、
"完全失格"と言わざるを得ないだろう。
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