ゴーグルやネックウォーマーを使い、顔を隠すデモ参加者たち=2019年8月11日、香港、益満雄一郎撮影
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190921-00000060-asahi-int
香港政府が覆面禁止法検討 過激デモ牽制、中国も後押し
9/21(土) 21:40配信
香港政府が、デモの際に参加者がマスクなどで顔を覆う行為を制限する「覆面禁止法」の制定を検討している。過激化した一部のデモ隊を牽制(けんせい)する狙いがあり、中国側も立法化を後押ししている。香港の民主派は、デモは国外に比べて平和的だと主張し、政府の動きに反発している。
香港で続くデモでは、最前線で警察と対峙(たいじ)する参加者たちが、ゴーグルや防毒マスクなどで顔を覆っていることが多い。警察が撃つ催涙弾への対策のほか、自身の顔を警察に撮影され、後に拘束されないようにするためだ。
香港政府高官は今月中旬、立法化に向け検討を進めていると表明。中国共産党機関紙の人民日報海外版は18日、「香港政府はためらうな」と早期制定を呼びかける評論を掲載した。香港メディアによると、欧州の国々や米国の州には、覆面によるデモを禁止する法律があるという。
【香港】香港、覆面禁止法の早期立法を=人民日報[社会](2019/09/20)
https://leaders-online.jp/keiei/international/nna1952622
一部の「暴徒」が警察襲撃や公共施設を破壊し「異常な蛮勇」ぶりを見せているのは、マスク着用が「護身符」になり、警察による個人の特定を難しくさせているからだと指摘した。「こうした状況では、マスクをしているかどうかが『合理的な要求活動』か『暴力行為』かを見分ける基準になる」とし、合法的な要求活動ならば、顔をさらすことを恐れることはないはずだと断じた。
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