日本経済をボロボロにする野田総理
松山てつや氏、ブログ転載
日本経済が抱えている最大の課題はデフレ、すなわち
物の値段が下がり続けていることである。その最大の原因は、
国民が消費を控え、物を買わないことにある。
物が売れないので企業は値段を下げざるをえない。
その結果、企業の業績が悪化し、人件費削減やリストラが
行われる。そして給与がカットされ、国民はますます物を
買い控える。
この悪循環(デフレ・スパイラル)に陥っているのである。
こうしたデフレに苦しんでいる状況での増税が、いかに
深刻な事態を招くかは火を見るよりも明らかである。
デフレの時期に絶対にやってはいけないのが増税である。
経済の常識であり、野田政権はそれを政治生命をかけて
やろうとしている。狂っているとしか言いようがない。
増税すれば、ますます人は物を買い控える。
小学生にでも分かる理屈である。
それを誤魔化すために、「増え続ける社会保障の財源確保のため」
という屁理屈で、国民を煙に巻こうとしている。
そもそも少子高齢化の中で、現行の社会保障制度を維持するには、
消費税10%などでまかなえるはずもない。
ある大学教授の試算では、消費税で日本の財政赤字を
埋めるには60%が必要とのことである。
また、増税を後押しするために、日本は1000兆円もの
借金があり、ギリシャのように財政が破綻すると、しきりに
マスコミを使って宣伝している。一生懸命に日本悲観論を
展開しているが、それをやればやるほど、国民は将来の不安を
感じて、ますますお金を使わなくなるだけである。
1000兆円の借金のうち、95%は日本国民に対して借金
しているのであり、国民が政府にお金を貸しているのが
真相である。借金をしているのは政府であって国民ではない。
経済が好況であるということは、世の中にお金が出回り、
循環しているということである。しかし、国民は将来の不安を
感じ、お金を使わずに貯蓄にはげんでいる。銀行も、企業が
お金を借りてくれないので、一番無難な日本の国債をせっせと
買っている。日本の個人金融資産は、1400兆円あると
言われているが、これはバブルの絶頂期よりも多い額である。
結局、政府の借金が、国民の貯蓄へと変わっているに過ぎないのである。
日本人は、質素倹約を善しとする傾向が非常に強い。
消費することは、贅沢をすることのようにとらえがちである。
行き過ぎた借金は悪であるが、少なくとも企業・国家にとって、
借金は当たり前であり、その借金は投資として次なるお金
(価値)を産むものである。無駄な借金は価値を生まないが、
投資は絶対に必要なものである。
借金は良くないとの考えは、少なくとも企業や国家にとっては
当てはまらない。借金(投資)なしには、資本主義は成立
しないのである。民主党の政策は、公共事業を減らし、
つまり投資を減らし、お金をばらまくだけである。
ばらまかれたお金は、大半が貯蓄へと回っていき価値を生まない。
デフレ期には、借金を減らす緊縮財政は間違いであり、
むしろ逆で、積極的な財政出動が必要である。借金を減ら
そうとして投資を怠れば、ますます経済は萎縮していく。
よって、積極的に公共事業を行い、交通インフラの整備、
成長産業への投資などによって、失業者を減らし、国民を
豊かにしなければならない。一時期、国の借金が増えても、
経済が成長すれば必ず税収が増え、財政赤字も解消されていく。
今必要なことは、世の中にお金を供給することである。
お金が出回っていないからこそ、市場に日本円が不足し、
円高もますます激しくなっていくのである。今の政府が
やろうとしていることは、日本経済をボロボロにする
方向であり、国民はますます貧しくなっていくだけである。
【了】
転載記事です
http://xavierja7.blog.fc2.com/blog-entry-133.html
。
村が造りし日本国
税を重ねて
壊す政経
政経を
知らぬ塾生
師は嘆く
松下どころか
梅の下下
「松下村塾は日本を救ったが
松下政経塾は日本を滅ぼす」
と勝谷が言っていた。
松下さんは悪くないけど
弟子に恵まれなかった。