「朝日新聞 VS 門田隆将氏の論戦」考
[HRPニュースファイル1034] より
http://hrp-newsfile.jp/2014/1516/
文/幸福実現党 岐阜県本部政調会長 加納有輝彦氏
◆門田隆将氏の魂の告発
朝日新聞社は今月9日、週刊ポスト(小学館)が6月20日号に掲載したノンフィクション作家門田隆将氏
による記事「朝日新聞『吉田調書』スクープは従軍慰安婦虚報と同じだ」について、朝日新聞社の名誉と
信用を著しく毀損するとして厳重に抗議し、訂正と謝罪の記事の掲載を求めました。(朝日6/10)
ことの発端は、朝日新聞が5/20から始めた東京電力の故吉田福島第一原発所長(当時)
(2013.7死去)の政府事故調の調べに対して答えた「聴取結果書」(非公開)を入手し、スクープとして
連載したことによります。
特に門田隆将氏が問題としているのは、福島第一原発の事故対応で世界的に称賛を浴びた
いわゆる”Fukushima fifty”(最後まで残った50人の意:実際の人数は69人であるが時系列で幅がある)
を始め、死を覚悟して決死の原子炉建屋への突入を繰り返した東電職員、協力業者等の功績を著しく
貶めた点であります。
朝日は、吉田調書を元に、実は日本人(原発職員たち)は福島第一原発から逃げ出していたという記事
を発信しました。
5/20の1面トップで「所長命令に違反 原発撤退」「福島第一 所員の9割」と特大の活字で報道しました。
つまり、福島第一原発所長、所員等が最期まで命がけで戦ったという英雄談は、実は、吉田所長も含め
69人が福島原発に留まったのは、所員らが所長命令に反して福島第二原発に撤退してしまった結果に
過ぎないというのです。
◆福島原発事故は“日本版セウォル号”だった?
この記事の反響は、世界に広がっており「福島原発事故は
(船長が船と乗客を捨て真っ先に逃げた)“日本版セウォル号”だった!“職員の90%が無断脱出・・・初期
対応できず”」(韓国・エコノミックレビュー)、「福島原発の作業員は危機のさなかに逃げ去った」(英・BBC)
という形で世界中に配信されています。
門田氏は、週刊ポストの記事の中で「なぜここまで日本人を貶めなければならないのか」と朝日が報じた
所長命令に反して9割の所員が撤退したと書いているのは、「誤報」であると細かく検証しています。
吉田所長ほか関係者100名近い実名証言を基に書かれたノンフィクション「死の淵を見た男~吉田昌郎と
福島第一原発の500日~」(門田隆将著:PHP刊)を一読すれば、門田氏の「誤報である」という訴えは、
単なる一著者個人の立場から出ているものではありません。
本当に死を覚悟して、原子炉建屋への突入を繰り返した「無名戦士」たち一人一人、そして彼らの家族の
苦悩を知る者として、また彼ら作業員の命に責任を持つ吉田所長の苦悩を知る者としてどうしても
看過できない魂の叫びに思われます。
◆死を覚悟していた吉田所長
福島第一原発においては、震災の翌日3月12日には1号機が水素爆発し、14日には3号機が爆発。
そして震災から5日目の15日朝、2号機で衝撃音がし圧力制御室の圧力が低下、放射性物質が多量に
放出された可能性があり、福島第一原発事故最大の危機だったといっても過言ではない局面を迎えていました。
その時、まだ原発内には職員、協力業者の人々が700名近く残っていました。吉田所長は、死を覚悟しており、
多くの人々をいかに避難させるかを考えていました。そして同時に「一緒に死んでくれる人(残ってくれる人)」
も考えていました。
これほどの極限状態にあったのです。よって所員の90%が無断撤退というのは、吉田所長から見れば
「生きて避難してもらいたかった人々」なのです。調書の言葉尻をとらえて朝日は諸外国に「敵前逃亡」の
ような印象・誤解を与える見出し、内容としたのでした。
このような意図的とも思える印象操作に対して、門田氏はかつて朝日が慰安婦とは全く関係ない勤労奉仕団体の
「女子挺身隊」を、その名の下に戦場に強制連行され慰安婦として働かされたと誤報し、従軍慰安婦問題を
捏造した構図と同じものと告発しているのです。
◆自虐史観を克服する
門田氏著の「死の淵を見た男~吉田昌郎と福島第一原発の500日~」に関しては、吉田所長を使いでのある
アイコンとして物語化し、英雄視する「東電が欲した物語」「東電正当化のための物語」という批判が
あることは承知しています。
しかし同書を読む過程で、幾度も流した涙は決して東電正当化に与(くみ)するというような安っぽいものでなく、
人間の持つ崇高な精神性に対するものであったと信じます。
「門田氏が正しい」、「朝日が間違っている」とはいいません。しかし少なくとも門田氏は暖かい、
朝日は冷たいといいましょう。
「日本人を貶めること」これが自虐史観です。反省はもちろん必要ですが、正当な歴史評価も大切です。
一つ一つの歴史的事実という水蒸気から、光を照らし虹を描くこともできれば、光を消し暗黒史を描くこともできます。
幸福実現党は、大川隆法総裁の一冊一冊の霊言をもって、今、自虐史観を克服し、壮大な虹を描く作業を
しています。子供達に誇りある歴史観を遺してまいります。
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日本を救った男「吉田昌郎」の遺言 (門田隆将氏・WiLL9月号より) ~吉田昌郎氏が心から悔やんでいたこと・・・
http://nippon-end.jugem.jp/?eid=4326
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思想や考えを間違え、更にこの世に悪影響を与え、そのままあの世に行ったらどうなるか・・
アイリスチャンではないが、このような記事を書いたり掲載OKを出す人たちは、このような罪は、我々地上の予想を遥かに超え、大きく見られて清算を余儀なくされることを、予め知っておいた方が良いように思う。
ま、知らなかったら更に刑期が長引くだけだけど。
この調書は、自分(吉田)の精神状態がよくない時に、
28時間も及んだものであり、
きわめて個人的な印象にすぎない。
だから、マスコミにどう利用されるかわからないので、
くれぐれも非公開にしてくれとあった。
吉田所長の願いを踏みにじりリークしたのは、
だれじゃあ。<(`^´)>
一々例を挙げると
福島第一原発原子力発電所の放射能問題など、全く無害だと、国連科学委員会やWHOは発表しているのにまったく報道しない
安倍第一次内閣のとき、朝日新聞が社会保険庁3000万年金記録を執拗に追求していましたが、それを発生させたのは職員の常識を超える怠慢・怠業でした。
自社の本多勝一記者には南京大虐殺の捏造本を書かせ、吉田清信記者には従軍慰安婦の捏造本を書かせて
、それに基づいてウソ報道を繰り返して、います。
私達が朝日新聞の葬式に取り組まなければなりません