中・韓が仕掛ける「超限戦」に打ち勝つために 【連載第1回】
幸福実現党 総務会長(兼)出版局長 やない筆勝公式サイト
2014年6月15日
http://yanai-hissho.hr-party.jp/china/2172.html
中国・韓国の戦略を読み解く
この数ヶ月、従軍慰安婦の問題、安倍総理の靖国参拝問題、南京事件の問題など、歴史観をめぐって
さまざまな問題が起きています。3月には、習近平国家主席がベルリンを訪れ、「日本の軍国主義に
よって3500万人の死傷者が出た」と述べ、「南京大虐殺を忘れてはならない」と講演し、その内容が
世界に大きく報道されました。
また、オーストラリアでも従軍慰安婦像の設置が計画され、アメリカのハリウッドでは
「尖閣諸島は中国領である」という映画が上映されたという話題もありました。
「アンネの日記」棄損事件
これらの一連の動きの背景には、実は中国・韓国が仕掛けている大きな戦略、作戦があるのです。
それを読み解くヒントが、2月に起きた「アンネの日記棄損事件」です。
杉並区を中心にした東京都内の図書館で、300冊もの『アンネの日記』が次々に破られるという事件が
起こり、犯人がようやく逮捕されました。ところが不思議なことに、この犯人の「その後」について、
ほとんど報道がありません。
あれだけ大騒ぎして大捜査をしたにもかかわらず、犯人の名前も、顔も一切出てきません。
逮捕されたという一報のみで、単独犯だったのか、背後に何らかの組織が関係していたのか、
犯人の名前すら発表されることなく、事件の真相はまったく何もわからないまま、この事件は
忘れ去られようとしています。
とても不思議な出来事です。
この『アンネの日記』事件は、国内でも大きな問題となり、週刊誌やテレビ、新聞が大々的に報道をして
いましたが、実は日本国内だけではなく、世界的にも大きなニュースとして報道されていたのです。
例えばイギリスのBBCは「この事件は日本の右傾化、戦時中の日本の行為の正当化を図る動きに呼応
している」と報道。ニューヨークタイムスは日本の「右傾化」との関連を示唆し、
「日本にも一部に反ユダヤ主義がある」と報道しています。
私たち日本人からすれば、『アンネの日記』は
子供の頃に必ず読む本であり、日本人が大切にしている本です。
ところが、この事件が起こり、不思議なことに世界では「日本の右傾化」「反ユダヤ主義」と
絡めて報道されているのです。
同時に、アメリカのサイモン・ヴィーゼンタール・センターという、ユダヤ人の大きな協会が
「衝撃と深い懸念」を示す声明を発表する事態にまで至っています。
ちなみに、このサイモン・ヴィーゼンタール・センターというところは、日本では今から20年ほど前に起きた
「マルコポーロ事件」で一躍有名になったユダヤ人の組織です。
(※マルコポーロ事件…文藝春秋社が発行する月刊誌「マルコポーロ」が、「ユダヤ人の大虐殺はなかった」
という記事を掲載。サイモン・ヴィーゼンタール・センターがこれに猛反発し、世界的に「マルコポーロ」誌への
批判を展開。当時の花田編集長は解任され、マルコポーロは廃刊に追い込まれた。)
(次回に続く)
(2014年4月5日 中国・マスコミ問題研究会での講演より)
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